always over the moon

Castle of Silves @Algarve ,Portugal


シルヴェス城 @アルガルヴェ(ポルトガル)

10月13日: アルブフェイラからEVAの長距離バスで45分。
着いたのはSILVES(シルヴェス)の川っぷちだった。

シルヴェスは海から遠い内陸にある小さな町である。
町中に向かってゆくと、小高い丘のてっぺんに聳える城が見えてきた。

急坂をのぼってゆく。息が切れるが、立ち止まると、夫から
「立ち止まるなら城へは行くのはやめだ。バーに行くぞ!」と無体な要求が飛んでくる。

ヘロヘロになって城にたどり着いた。
エントランスで、城と博物館と両方入れるチケット € 3,90(1人)を買うと、
シルヴェスの見所をあまねく記した地図をくださった。
この地図のおかげで効率よくシルヴェスを周れたのだった。

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城(CASTELO) といっても城砦めいた堅牢なつくりで、9世紀~12世紀の間に建てられた。
当時シルヴェスは、ムーア人の支配下だったこの地方の首都で、「Xelb」と呼ばれていた。
ムーア人(Moorish)は、北西アフリカのイスラム教徒、主にベルベル人を指す。

ガイドブックによると【711年 ムーア人は奇襲攻撃によってイベリア半島を征服した】という。
その後、ポルトガル王国が建国された1139年まで血で血を洗う闘いが繰り広げられたに違いない。


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ぐるりと廻る城壁に沿って歩く。千年のいにしえの都を空想してみる。
ときおり下界を見下ろすと、この城砦の高みに圧倒される。
これほどの城を築くとは、よほどの権勢があったのだろう。

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中庭には往時を復元したものか、噴水も見える。
ベンチのある景色。


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中庭に下りてみよう。

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デーツがたわわに生っている。
中東で何年も暮らしてきた私には懐かしいデーツの実。

喉も渇いてきたので、清々しいテントを広げているカフェでひと休み。
私は絞りたてのオレンジジュースを、夫はもちろん冷えたビールを飲む。


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アルガルヴェはオレンジの産地で、絞りたてのジュースが安くて美味しい。

すっかり寛いでいると、夫が「!」と息をのんだ。
テントの天井と、人々の頭とのわずかな空間を、旋風のようなものが飛びぬけていったのだ。
その正体をつきとめ、私はぱっと浮き足立った。
「鷹!」 (つづく





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____________________________________________

【 2017年年10月ポルトガルの旅 】




 

 




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by mariko789 | 2017-11-03 00:25 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(28)
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Commented by sternenlied2 at 2017-11-03 00:53
あら、一番乗りだわ(笑)
シルベスの城塞、懐かしいですね!ここの古跡は楽しめました。
城壁の高いところから、周囲の景色を見渡しながらというところが楽しいのよね。
シルベスに向かう途中で炭火焼のイワシを食べましたよ。
そんなにしょっぱくなくて程よい塩加減でおいしかったです^^
ポルトガルを含む南欧の搾りたてのオレンジジュースは美味しいですよね!
私もよく飲んでました。トルコでは搾りたてのザクロジュースが美味しかったです。
Marikoさん、きっとザクロジュースも飲んでるでしょうね。
それにデーツ! デーツも好きです。
チュニジアで食べる機会が多かったのですが、Marikoさんは
チュニジアにも行ってるんでしょうね?^^
おー、今度は鷹の登場ですか。その姿を見るのが楽しみです。
猛禽類って好きなんですよ。
Commented by isao1977k at 2017-11-03 03:46
お城はそちらの方の作りなんでしょうね。
昔の人は、石を運んで(レンガ?)作ったのでしょうね。
現代の重機などないのですから。
写真の撮り方も上手!
私のイラストの背景に使いたいくらいだわ。
何と言っても色が良いですね。
Commented by mariko789 at 2017-11-03 04:04
★  sternenlied2 さま

星歌さんもシルベス城に行かれたのですよね!(握手♪
ここ、良かったですよね~。観光大嫌いの夫も、大満足でした。
イワシの炭火焼(笑)、美味しい店のほうが多いですよね~
ザクロ! シルベスでは公園の木にたわわに生ってて、誰かが食べた痕跡がありました(笑)
デーツ、私も好きですよ。すごい栄養価で、「命の実」と呼ばれているんですよね。
チュニジアは行こう行こうと思っているうちに、機を逸しました(>_< )
次回は鷹のショーです。見にきてくださいね~
Commented by mariko789 at 2017-11-03 04:05
★ isao1977k ちゃん

今回も同時にコメントを書いてました!(やはりくーちゃんとは誕生日が♪

そうですね、石や煉瓦を積んで作ったと思います。凄いよね、人力で。
写真も、アーティストのくーちゃんに褒めてもらって嬉しいなぁ。
いつもありがとう。励みになります(^_−)−☆
Commented at 2017-11-03 04:10
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by tomoji at 2017-11-03 09:59 x
リスボンにあるサン・ジョルジェ城 とどことなく似てますね。城と言いながら
中の建物は遺構しか残ってなく、城壁に上れるんですが、そこから見るリスボン
の街並みが美しかったのが印象に残っています。
Commented by to_shi_bo at 2017-11-03 10:25
シルベス城ですか?
全く知らず・・・無知無知のとし坊で~す。
この城は確かに城砦ですね。
日本の城との違いは歴然ですが、ヨーロッパと東洋の
文化の違いを感じています。
息せき切りながらよく登りましたね。
ご主人も元気そう。
ご主人の”!”は鷹の発見ですか。
「旋風のようなものが飛びぬけていった」とありますが
え???写真が撮れたんですか♪
次回を楽しみに待っています。
Commented by 百合かがり at 2017-11-03 10:46 x
まり子さん、ポルトガル紀行!
素晴らしいです!
写真も紀行文も!
オレンジジュース、ビール、美味しそうです!
そして城跡、わたしも行ってみたい所ばかりです。
トルコのザクロジュース、↑の方が言って居られましたがあの味を懐かしく思い出しました。
(デーツ)知りませんでした。この実からして
「異国」を味わえる様な気がしています。
Commented by mariko789 at 2017-11-03 16:04
★ 鍵(11-03 04:10)さま

ほっとしました! お知らせをありがとうございます♪(^▽^) 
テレビがないって、、凄い(知識人のおうちというイメージ
Commented by mariko789 at 2017-11-03 16:04
★ tomojiさま

>リスボンにあるサン・ジョルジェ城 とどことなく似てますね

そうなんですか! リスボンにも古城があるのですね。
もしもリスボンへ行くことがあれば、必見ですね(^_−)−☆
Commented by mariko789 at 2017-11-03 16:05
★  to_shi_bo さま

いや、もう全く無名の城ですから、知っていたらおかしいです(~_~;)
この城はやはりイスラム文化の影響を受けているような気がしました。

鷹の写真、撮れたといえば撮れた!(笑)
見に来て下さると嬉しいです♪
ところで、いうの忘れてましたが、ポルトガルのファド(歌)の女王は、
アマリア・ロドリゲスさんだそうです。とし坊さんの師が愛されたのは、アマリアさんと思います♪
Commented by mariko789 at 2017-11-03 16:06
★ 百合かがりさま

ありがとうございます♪
駄文・駄写真ですが、褒めて頂くと励みになります!
このシリーズ、なんとか11月いっぱいに終わらせたいのですが~(~_~;)
トルコのざくろのジュース、私は飲みませんでした。
もっぱら塩味のヨーグルト・ジュースを飲んで。
デーツは干して売ってます。甘いですが、独特の味わいでっせ~♪
Commented by to_shi_bo at 2017-11-03 16:14
アマリア・ロドリゲスさんですか。
思い出しました。
その名前に間違いありません。
今YouTubeで聴いてきました。
日本の演歌に近い歌の感触ですね。
伊丹三樹彦は
写真+俳句で”写俳”
音楽+俳句で”音俳”
を提唱していました。
懐かしい思い出です。
Thank youでした。
Commented by 桜姫5 at 2017-11-03 16:48 x
(✿✪‿✪。)ノコンチャ♡ (こんにちわと打ったら、この変換が・笑
お写真は、2枚目と6番目に拍手(^^♪

「立ち止まるなら城へは行くのはやめだ。バーに行くぞ!」
脅迫ともとれるご無体なお言葉!
余り心臓に無理すると、心臓の病気(わらひは心臓拡大症)
になる可能性が(汗)絶対休み休み行って欲しいです(願

ムーア人と言うと「オセロ」その他、ミュージカルには
良く出て来る人達ですよね(^^♪
図らずも「歴史のお勉強」させて頂きました

オレンジジュース飲みたい!
スペインで飲んだ搾りたての美味しかった事(^^♪
Commented by yamaoji at 2017-11-03 18:39 x
赤いレンガ積みのお城・・・チェンマイのお堀の城壁に似てませんか?
なんか、外を見ていない、i今のyamaojiには、そんな思い付きしか浮かびません、
昨日の夜から、灯篭名流し・ローイクラトーンがはじまり、花火の音と、夜空に流れる、コムローイ紙気球が幻想的に夜風に揺られ飛んでますよ、   by yamaoji.
Commented by たんと at 2017-11-03 20:50 x
豪勢なお城だったことが窺えますね。
復元されたものでしょうが当時の権勢を窺い知ることが出来ますね♪
ちょっと、ギリシャっぽい感じも受けます。
Commented by ninja2005y at 2017-11-03 21:53
>>息が切れるが、立ち止まると、夫から
「立ち止まるなら城へは行くのはやめだ。バーに行くぞ!」と無体な要求が飛んでくる。

へ?どして?
たぶん、私が同じことを言ったら
大げんかになるでしょうね。(笑)

しかし・・・・・ココすごいですね。
おもしろい!
わたしなら、どう撮るのだろう?
と、思わず見入ってしまいますが
これ・・・・答えが出ないんですよね~。

ま、イロイロと参考にさせていただきますね~。

>>「鷹!」

ちなみに、タカとワシの違いって
ご存知でしょうか?
Commented by mariko789 at 2017-11-03 22:04
★ to_shi_bo さま

正解でしたか!良かったです♪

写真+俳句で”写俳” は知っていましたが、
音楽+俳句で”音俳” は初耳でした(^◇^)
いいですねぇ~。とし坊さん、ぜひ「音俳」作品を投稿なさってください。
楽しみにしております♬♬♬
Commented by mariko789 at 2017-11-03 22:05
★ 桜姫5さま

2番6番に拍手をありがとうございます。私も6番が気に入ってます♪

私も心臓は弱いと思うので、いたわりますね、ありがとうございます!

>ムーア人と言うと「オセロ」その他、ミュージカルには 良く出て来る人達ですよね(^^♪

そうなんですか! いずれムーア人の像を投稿します、衣装が独特ですよね☆

スペインの絞りたてオレンジジュース。ポルトガルも同じで、もちょっとリーズナブルでした♪
Commented by mariko789 at 2017-11-03 22:05
★ yamaojiさま

そういわれてみれば…チェンマイのお堀の城壁とそっくりですね!(驚!!

ロイクラトン、始まりましたか♪ 新しい王様をお迎えして、初めてのお祭りですね。
来年のロイクラトンは、見に行けるといいなぁ。。
Commented by mariko789 at 2017-11-03 22:05
★ たんとさま

はい、豪勢なお城で、権力者たちはどれほど優雅な暮らしをしていたものか・・・。

ギリシャっぽい・・・私はギリシャはクレタ島しか知らないのですが、
そういわれてみれば、、人々の顔立ちとか共通性があるかも。
Commented by mariko789 at 2017-11-03 22:10
★ ninja2005y さま

うちの夫は暴君ですよ~(~_~;)
しかし、私がのんびりしているので、バランスが取れているのかも。
ここ、歩きながら片手で、遠目からの全体像を撮ったのが1枚あったのですが、
ブレブレで削除してしまいました。非常に残念。
立ち止まらせてもらえれば、しっかり撮れたのに。

鷹と鷲の違いは大きさですよね?
私が撮ったのは、さほど大きくなかったので、鷹と思います♪
次回で見てくださいね!
Commented by ninja2005y at 2017-11-04 21:55
>>鷹と鷲の違いは大きさですよね?

よくご存じですね。
結構知らない人も多いんですよ。

ちなみに、猛禽類で一番獰猛なのは
フクロウだそうです。
Commented by mariko789 at 2017-11-05 02:26
★ ninja2005y さま

鷹は俳句の冬の季語なんです。(。◕‿◕。)

でへへ、違いはうろ覚えだったのを、検索で再確認しました。

フクロウが獰猛? 可愛いのにね~~。そうなんだー・・・
Commented by 麗門 at 2017-11-05 09:22 x
↑↓も写真だけを見ると、欧州というより中東の感じです。
昔はイスラム圏だったのでそのせいでしょうね。
鷹匠の男性、精悍で格好いいですね。
空の青さと相まって、異国情緒たっぷりです。
Commented by mariko789 at 2017-11-05 15:42
★ 麗門さま

ですよね~、私も中東っぽいと感じました。
鷹匠の人、ミステリアスでした☆

日本ではぜひロックシンガーのような方を撮らせて頂きたいです!
30分でいいので、被写体になってください。お願いします(ぺこぺこ
Commented by ninja2005y at 2017-11-05 20:19
ワシやタカは人を襲うことは無いのだそうですが
フクロウ(ミミズク)は闇に背後から
襲ってくることもあるそうで
以前にワシを撮影した時
ワシには結構近づいて撮影できたのですが
フクロウは危険だということでダメ出しでした。
Commented by mariko789 at 2017-11-06 00:32
★  ninja2005y さま

鷲や鷹は、強いから人を襲わないのかもしれないですね。
フクロウは、怖がりだから襲うのかもしれません。

動物の心理って興味深いですね。
フクロウは危険、肝に銘じておきます☆