炎天(えんてん) :俳句
2014年 08月 03日
(えんてんのさばく こくいのぼうめいしゃ)
炎天や刃で削ぎ落とす椰子の臍
(えんてんや はでそぎおとす やしのへそ)
名画座を出で炎天の目くらまし
(めいがざを いでえんてんの めくらまし)
季語: 炎天(えんてん) 【夏】 ・天文
※ 松山俳句ポスト365 二十五回め投句 兼題 『炎天』 :人 三句
今回の兼題は、句運に恵まれました。
過去二十四回のうち、人選に二句採って頂いたことはありましたが、三句は初めて。
この幸運を喜んでしまうことにします。
先輩の句で「上り坂いつかは下る同じ坂」という大好きな句がありましたが、
これからきっとある下り坂にめげず、下ったり上ったりしながら、
長い目で見たら、ゆるやかに上っているという、、そんな俳句人生でありたいものです。