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聖五月 :俳句




聖五月 土葬の母はほほゑみて
(せいごがつ どそうのはははほほえみて)

季語 : 聖五月(せいごがつ)、聖母月、マリア月 【夏】 ・行事
カトリックでは五月をマリアの月とし、熱心な祈りを捧げる。
美しい季節を称える心も加わって「聖五月」と呼ぶ (by 角川季寄せ)

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thank you very much!

ありがとう言わぬ日もありさみだるる  麗門

子の妻と思えば愛し聖五月   to_shi_bo




4月24日に亡くなった義母の葬儀は5月5日でした。
その前日の4日、ブダペストからリヴァプールに到着した私と夫は、すぐに葬儀屋に駆けつけました。
義母の死に目に逢えなかった私たち、せめてその顔を見ておきたかったのです。
腐敗が進んで、夕刻5時には棺の蓋を閉じて、その後は開けられないとのこと。
葬儀屋に着いたのは、夕刻4時半。なんとか間に合いました。

義兄に「顔に青痣がでているけれど、驚かないように」と忠告されていたのですが、
棺におさまった義母の顔は、真っ白で痣も傷も皺もなく、人形のように穢れない面差しでした。
足元からみると、かすかに微笑んでみえる。生前よりむしろ若々しく。

棺をおさめた窓のない小さな部屋は、異質な空間でした。
まるで芝居の書割のような、リアリティのない空間。
そこに佇んでいると、足元から浮き上がってゆくような・・・
夢の中のような・・・
義母がそんなに急に死んでしまうわけがない・・・
このままもう顔が見られないなんて、そんなわけがない。

義母の望みにより土葬の埋葬でした。
義父も火葬だったそうですし、いまどき火葬を望む人が多いのですが。
初めて見る土葬での埋葬。
棺は葬儀の行われた教会から、墓地へ。
棺は、長兄を除いた、兄三人と夫が四隅を担ぎました。
とっても重くて、2メートル近くも掘ったお墓に落っことしそうでドキドキしたとは、夫の感慨。


明後日の6月15日に、またブダペストに飛ばなければならず(英国居住ビザ申請の再挑戦)、
今日、また義母の墓参に行こうと思っています。
まだ墓石がないので淋しいお墓。せめてお花は絶やさないようにしたい。
前回供えてきた薔薇の鉢植は、どうなっているかしら。(現俳協/5月/汝火原マリ)







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by mariko789 | 2016-06-13 14:47 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

バレンタインの日 ② :俳句




f0053297_13491955.jpg ピッツア焼くバレンタインの日の神父  中原久遠


季語: バレンタインの日、バレンタインデー 【春】 ・行事

◎ NHK俳句 星野高士選 兼題 「バレンタインデー」 佳作
◎ バレンタインデーの「バレンタイン」は、3世紀にローマで殉教したキリスト教司祭の英語名で、イタリア語では「ヴァレンティーノ」。 3世紀当時のローマ皇帝「クラウディウス2世」は、兵士達の戦意に支障をきたすとして若者の結婚を禁じていたが、ヴァレンティーノ司祭はこっそり若者たちを結婚させていた。そしてその罪で2月14日に処刑された。以来、この日が恋人たちの祝日になった。という。(wikipedia他)
◎ 神父と牧師の違いですが、ローマンカトリックの司祭を神父、プロテスタントのを牧師という。

※ 画像はプラハの 「ブラック・マドンナ」(黒の聖マリア像)



ただいま、ブダペストのホテルです。運よくネットにつながりました。
予定は順調にこなしているのですが、夫も私も、風邪がひどく、咳・痰が止まりません。
明日はリバプールへのフライトなので、なんとか咳だけでも止めたくて、薬を服んでいますが、さて。
リバプールでネットが繋がりましたら、コメント欄を開けますね。
ご訪問くださった方、ありがとうございます。






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by mariko789 | 2016-03-22 14:11 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

黄金週間 :俳句

黄金週間監視カメラに課長B  中原久遠
(おうごんしゅうかん かんしかめらに かちょうびー)

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                        Thank you very much!

                 黄金週間快晴を褒め穴に居る   to_shi_bo

                 全ボツの予感鬱うつ夏来る       麗門

                 家長B 尻にひかれて お~たおた   idea-kobo 




季語:  黄金週間  【春】 ・行事

※ 松山俳句ポスト365 五十八回め投句 兼題(第110回) 『黄金週間』 : 人選 二句

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by mariko789 | 2015-05-08 12:52 | Nikon coolpix P510 | Trackback

川開(かはびらき) :俳句

水神に火の粉浴びせよ川開   (中原久遠)
(すいじんに ひのこあびせよ かわびらき)


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季語:  川開(かはびらき)   【夏】 ・行事


※ 俳句ポスト365 二十三回め投句 兼題(第72回) 『川開』    : 天

夏井いつき組長 選評

兼題「川開」、ある季寄せには「花火大会のこと」と書いてあり、ある歳時記には「水難にあった人の鎮魂の行事」「水辺の安全を祈願する行事」等とも記載されているわけですから、なかなかの曲者季語でありました。
 でも考えてみると、季語というのは、年月と共に様々な情報が蓄積されて季語としての性格を形成していくわけで、そのおかげで俳人たちは少しずつ変容していく季語を、年々新しく詠むことができるのかもしれません。
 今週の「天」に推した一句は、「水神」「火の粉」という二つのキーワードで、季語の複雑な性格を表現した発想を強く誉めたい作品です。「川開」という季語の現場にあるのは真っ暗な水。そこには人間の傲慢を罰しようとする「水神」もいるに違い有りません。そんな「水神」へむかって浴びせる「火の粉」は贖罪であり、鎮魂であり、祈りであり、また生きてある喜びでもあるのです。
 中七「浴びせよ」は、そのようなさまざまな思いを凝縮した一語。暗い水面を迸る「火の粉」の映像だけでなく、「川開」という季語への思いも、見事に表現し得ています。この一語の選択が、「水神」「火の粉」「川開」の三語の取り合わせを見事な詩として昇華させたといっても過言ではありません。



両国の川開には、忘れられない青春時代の思い出があります。
あの夜の、晴れがましい賑わい、人いきれ、耳を劈く花火の炸裂。
次々と心に蘇るシーンを噛み締めながら、詠んでみました。
たぶん最初で最後の「天」。
「川開」に、また一つ、大きな思い出が重なりました。


                     Thank you very much!

               祭り日々花火の追憶また目覚め      詩楽麿

               向日葵の花弁に集う蝶二匹
                     熱射の畑で何を語るや       詩楽麿 

               欄干に首の鈴なり花火の夜       マリコ

               すげ替へて揃ひの鼻緒花火の夜      マリコ




◎ お仲間の皆さまには、もう暖かいお祝いの言葉を十二分に頂きましたのでコメント欄は閉じています。
   心からお礼を申し上げます。

◎ 画像は、チェンマイで撮った花火を江戸風にアレンジしてみました。




 
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by mariko789 | 2014-07-12 15:07 | retouch/anima/paint | Trackback

小町忌(こまちき) :俳句

小町忌の脂粉をねぶる宴かな
    (こまちきの しふんをねぶる うたげかな)

季語: 小町忌(小野小町の忌日)   【春】 行事
ねぶる = 舐める(古語)

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                       Thank you very much!

              美観故集う蜂らの宴かな         詩楽麿

              世に遺し語り継がれし小町忌に
                  心馳せつつ我が身見詰むる   詩楽麿

              宴かな 心許せる 仲間たち    idea-kobo

              子の網に命きらきら蛍烏賊        久遠


◎ 画像は西洋ヒイラギに溺れる蜂さん。

◎ 小野小町は才色兼備で一世を風靡しました。
   艶な浮名を流した末に、野垂れ死にしたと言われていますが、それもまた人生。
   何も無い人生よりは生き甲斐があったのではないでしょうか。

◎ 今日はもう一句、下にアップしています。お時間のある方は、ちらっと覗いて頂けると嬉しいです。
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by mariko789 | 2014-04-22 15:25 | Nikon D80 | Trackback | Comments(18)

雛の宴(ひなのえん) :俳句

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振袖は姉の名代 雛の宴  流星
(ふりそでは あねのみょうだい ひなのえん)

季語: 雛の宴(ひなのえん)、雛の家、雛の間、、 【春】 行事。


          

            Thank you very much!

        古雛の幾代すれたる鼻の先   与太郎

        畦道や葱殻積んで梅の花    与太郎

        灯の元に金銀赤の初の雛      よし

        お雛様 仕舞い込まれて縁通し  idea-kobo

        写されし 紫すみれ 美顔なり      詩楽麿

        もし花に魂宿るものなれば 
            美顔写真に華やぎしかな     詩楽麿




More(もう一枚 and...)
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by mariko789 | 2013-02-26 14:14 | Nikon D80 | Trackback | Comments(79)

聖樹(せいじゅ): 俳句

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   森ふかく尼が化身の聖樹かな  久遠 (旧:流星)
        (もりふかく/あまがけしんの/せいじゅかな)

季語: 聖樹(せいじゅ)、クリスマス・ツリー、聖夜、降誕祭、クリスマス、サンタクロース  【冬】 ・行事





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◎ 画像は、北の大地より雄大な景を発信していらっしゃる かおくろ屋のすここさん からお借りしました♪

撮影されたすここさんも仰っていましたが、この木は自然のままなのにクリスマス・ツリーに見えます。
それも、乙女の清らかさを感じさせ、じっと見つめていると心が洗われるようです。

   無垢のまま神の手に在る聖樹かな  久遠 (旧:流星)


それにしても。なぜクリスマスにツリーを飾るのでしょうか。その意味は?

【検索したところ】

クリスマスに、キリストの降誕劇をするときに、
聖書の中の命の木を表すものとして飾っていたことが由来なのではと聞いたことがあります。
命の木は、神様のことばと愛の教えを心にとめた者が頂くことができるという永遠の命を表しており、
キリストそのものを表すとも言われているそうです。


なるほど。ツリーは、永遠の命の象徴。あるいはキリストそのものなのですね。
こちらカタールのショッピング・センターにも多くのツリーが飾られ、クリスマス&年末商戦たけなわです。
ゴールドやシルバーの高価なアクセサリーも売れているよう・・・。

「ゴールドやシルバーって、もともと星屑だったって、君は知ってたかい?」
と、夫に訊かれ、私はええええ~~!?とのけぞってしまいました。
「星が爆発したときに、さまざまなメタルになって地球にも落ちてきた。金も銀もプラチナもその一部なんだよ」
夫の知識はテレビ番組からなので、信憑性は定かではありませんが、それが事実ならとってもロマンティックだと思うの。

私の指の 金色の星の欠片
腕に巻いた 銀色の星の欠片
もともとはどんなお星様だったのでしょう。
ねぇ。。

今夜はクリスマス・イヴ
そして明日はクリスマス
どうかみなさま 楽しくお過ごしくださいませ。

 Merry Christmas



         

             (Thank you very much)

          ケーキ食む昔々の聖夜かな         よし

          立枯れた牡丹に冬芽命を思ふ        幻椏

          聖樹かな 大きゅうなって たくましく    idea-kobo

          星屑を拾って君にクリスマス          麗門

          星屑の せめてなりたや 銅のくず       銀河王子

          幼子の 瞳輝く 聖樹光            詩楽麿

          幻想の世界を開く聖樹雪 
               招いておくれサンタクロース      詩楽麿 

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by mariko789 | 2012-12-24 11:45 | collaboration | Trackback | Comments(40)

一茶忌の子とわかちあふ椀のめし :俳句


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季語: 一茶忌(いっさき) 【冬】  行事

旧暦11月19日。俳人小林一茶(1763~1827)の忌日。本名弥太郎。信濃柏原(長野県信濃町)生まれ。
15歳で江戸に出、さまざまな職業を転々とした。後に俳諧を葛飾派に学び、特異な句風を打ち立てた。
文化9年(1812)に帰郷し、52歳で初めて妻を迎え三男一女をもうけたが、次々と子どもに死なれ、
晩年は中風を病んで、文政10年に没した。(角川 俳句歳時記)


一茶忌の子とわかちあふ椀のめし   流星
(いっさきの/ことわかちあう/わんのめし)


           

           椀のめし 力を込めて 押さえ込み    idea-kobo





◎今日はもう一句、上に揚げますので、こちらのコメント欄は閉じています。
  お話のある方、投句を下さる方は、上の記事のコメント欄にお願い致します♪
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by mariko789 | 2012-12-16 11:43 | Nikon D80 | Trackback

芭蕉忌(ばしょうき):俳句



    行き尽くし五十が晩年芭蕉の忌   流星
   (ゆきつくし ごじゅうがばんねん ばしょうのき)



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季語: 芭蕉忌(ばしょうき)、時雨忌、桃青忌、翁忌 【冬】 行事

旧暦十月十二日。俳人松尾芭蕉(1644~94)の忌日。
元禄七年、上方の旅の途次、病を得、大阪で没。
亡骸は遺言により近江膳所(大津市)の義仲寺に葬られた。(角川俳句歳時記)


享年五十一歳とは、当時としても長命ではなかったと思う。
それでも俳諧の道一筋に生き、今なお俳聖と称えられる生涯は厳しくも充実していたのではないか。

亡くなる一ヶ月余り前の句  
  この道やゆく人なしに秋の暮れ 芭蕉 

を、実質的な辞世の句とする説を読んだ。→ こちら

その人により晩年の年齢はそれぞれだけれど、毎年を晩年と思って充実した日々を送りたいもの。
拙句は、季語の説明だと俳句の先輩に叱られそうですが、自分のメモの意味もあり、あえて。




◎ 写真は芭蕉の亡骸の葬られている大津の義仲寺。
  一昨年のちょうど今頃に撮ったものです。
  more に、あと二枚ほど。

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by mariko789 | 2012-11-29 13:03 | Sony Cyber-shot G | Trackback

雛段 :俳句



           雛段に置かれ青ざむドラえもん  流星
           (ひなだんに おかれあおざむ どらえもん)

季語:雛段、雛(ひな、ひひな)、雛祭、 【春】 行事




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私自身が子どもの頃の雛祭って殆ど覚えていないんですよねぇ。
覚えているのは姪っ子の雛祭。
七段飾りっていうの?
お雛様も綺麗だけれど、普段遊んでいるお人形を飾ってあげるのもいいんじゃないかと思いました。
で、雛段に姪っ子のお人形も乗せてあげたら、姪っ子は手を打って喜んでくれましたが、
姉からは叱られましたねぇ。。
「また、マリちゃんね、こんなことしたのは!」


          

          もの言うて雛をもてなす三姉妹   与太郎

          紙雛や未だ恋しらぬ三姉妹     与太郎

          ドラエモンどこでもドア貸しちゃらん   idea-kobo

          春の香を早よ出せポッケ ドラえもん    詩楽麿

          離れたる彼(か)の人いずこ ドラえもん 
                  せめてドア開け直ぐに逢わせよ   詩楽麿

          怖ろしき三人官女の仲たがい      流星

          代々の婿短命の雛の家          流星

          速き汽車雀隠れを安堵とす         よし


         
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by mariko789 | 2012-02-27 13:26 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(22)