always over the moon

タグ:生活 ( 173 ) タグの人気記事

冬服 :俳句

ぱちり眼をあけ冬服の行き倒れ  中原久遠
(ぱちりめをあけふゆふくのゆきだおれ)

f0053297_13231271.jpg



                        Thank you very much!

                  偉人ゆえ館も残り冬知らず      詩楽麿

                  幾年も見据えた花を手に抱き
                        語りし思い風の間に間に   詩楽麿

                  円錐の内の暗がりヒヤシンス    くをん 

                  「考える人」に冬服着せてやれ    くをん


季語: 冬服(ふゆふく) 【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 四十八回め投句 兼題(第99回) 『冬服』 : 人選


◎ 画像は句とは関係ありません、イメージです。(ブダペストのドナウ河、少年の銅像)
[PR]
by mariko789 | 2015-02-10 13:24 | Nikon coolpix P510 | Trackback

採氷(さいひょう) :俳句

採氷夫にぺんぎんが混ざってゐる  中原久遠
(さいひょうふに ぺんぎんが まざっている)

f0053297_12453096.jpg



季語: 採氷(さいひょう)、氷切る、氷挽く、採氷場、採氷夫、 採氷車、採氷池  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 四十七回め投句 兼題(第98回) 『採氷』 : 地選(1) 人選(1)

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評

可愛いし笑えるし、まるでアニメみたい!と思うのですが、いやいやこういう光景が現実としてありえるんじゃないの?とも考えられます。平仮名書きの「ぺんぎん」が人間面してるようで、そんな小さな配慮もまた、この作家の持ち味です。



◎ できなくてできなくて、いっそ棄権しようかと思った「採氷」ですが、粘って良かったです。
  でもこの結果はできすぎ。実力以上の評価を頂き、身を縮めています。
   「ぺんぎん」は破調(自由律?)ですし、「男七人」は字余りですし。



                         Thank you very much!

                   彩氷のダイヤモンドを握りたし       詩楽麿

                   闘いにやつれし頬に髭伸びて
                         わが身の如く剃り落すかな     詩楽麿

                   寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                             山茶花赤く庭にさきたり  与太郎

                   学校の近道墓地の霜柱
                        今朝もあの子が踏みし靴跡    与太郎

                   角まがる盲導犬や日脚伸ぶ          くをん

                   スキンヘッドに豹柄の冬帽子          くをん


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2015-01-31 12:55 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(17)

福引(ふくびき) :俳句

かあさまと回す福引きいろ玉  
(かあさまと まわすふくびき きいろだま)

f0053297_0172310.jpg


季語:福引(ふくびき)   【新年】 ・生活
 
※ 松山俳句ポスト365 四十四回め投句 兼題(第95回) 『福引』 : 並

                      Thank you very much!

                 福引は初日が当たると人の言う  与太郎

                 夫婦して競ふ福引ふふうふふ   くをん

                 年末の福引並ぶ手の痺れ      詩楽麿

                 忘却の彼方にありと思いしも
                        無常の時に幸も流るる    詩楽麿




なんとか没を免れて今年初の「俳句ポスト」の投稿です。
福引というと、年末の記憶が濃いのですが、新年の季語とは意外でした。
大きな福よりも、小さな福がさざなみのように次々にやってくる年になればいいなぁ~♪
[PR]
by mariko789 | 2015-01-12 00:27 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(15)

冬至粥(とうじがゆ) :俳句

冬至粥 熱ある息の濃く太く  中原久遠
(とうじがゆ ねつあるいきの こくふとく)

f0053297_15514882.jpg


季語:冬至粥(とうじがゆ)   【冬】 ・生活
 
※ 松山俳句ポスト365 四十三回め投句 兼題(第94回) 『冬至粥』 : 人


2014年の初頭より投句させて頂いてきた「まつやま俳句ポスト」、合計43兼題に参加。
不参加は 2兼題。最初は1兼題に一句しか投句しなかったのですが、全没はなんとか免れました。
並選7句、人選47句、地3句、天2句を頂きました。
没った句はおそらく100句を超えていると思いますが。
また夏井組長の講義を拝読し、お仲間の方々の季語深耕や佳句の数々で、
多くのことを学ばせていただき、幸運でした。
組長から選評を頂いた句、自分で好きだった句など、今年を振り返り、思い出深かった句を10句、選んでみました。


牡丹鍋嗅がせ胎児を弾ませる (地)

名月のうたげ麗妃は産室へ (天)

秋草の細胞がさびしく匂ふ (人)

放心へ秋草摘めば摘むほどに (人)

水神に火の粉浴びせよ川開 (天)

日ざらしのあぢさゐ魚は煮詰まりぬ (地)

指の血を洗ふ浴室守宮鳴く (地)

籐椅子を凹ませて軋ませて恋 (人)

ふらここや子は幻の母と逢ふ (並)

葉牡丹の己を抱くふしあはせ (並)



これにて、今年の投稿を終らせていただきます。
今年もご訪問頂き、また沢山のコメントを有難うございました。

どうか皆さま、良き新年をお迎えくださいませ。
こちらは一昨日の夜、昨夜と雪が降りました。

f0053297_1663931.jpg


これはヨソのおうちの猫ちゃんがつけた、庭の足跡です。

では、また新年にお目にかかります♪
[PR]
by mariko789 | 2014-12-29 16:10 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(27)

牡丹鍋(ぼたんなべ) :俳句

牡丹鍋嗅がせ胎児を弾ませる  中原久遠
(ぼたんなべ かがせたいじを はずませる)

f0053297_1337741.jpg


俳句集団いつき組 夏井いつき組長 選評(地選)

これ絶対、味噌味の「牡丹鍋」なんだろうなあと想像しました。「喰い」ではなく「嗅がせ」が巧いなあ。その匂いが「胎児」に届いたかのように腹の中でビクンと動くのが分かった、というリアリティ。「弾ませる」という表現が非常に生き生きしていて、これも「天」に推したい一句でありました。


牡丹鍋というのは、猪鍋のことです。
私は昔、奥飛騨の温泉宿で食べた記憶があります。
安いツアー宿でしたので、お肉はちょっぴりだったかなぁ。 

ところで、胎児の臭覚ですが、11~15週頃に鼻がきちんと形成されています。
よって、母親が嗅ぐ匂いや食べ物の匂いも胎盤や臍の緒を通して判るそうです。

久々の地選、ものすごく嬉しかったです。
今まで俳句ポストに投句したなかで、自分的には一番納得のできた句で、
もしも没ったら、これからどのように俳句を詠んだらよいのか路頭に迷うところでした。
組長に採って頂き、ほっとしました。
こののち、体調不具合もあり、俳句もずっと不調が続いています。(>_< )  
写真は添え物で、句とは無関係です。

                     Thank you very much!

            弾ませる 今日も元気に頑張るぞ~ッ!   idea-kobo

            イノシシの鍋に踊りし肉破片        詩楽麿

            にんげんがとぐろを巻いて牡丹鍋      くをん

            黒門も落ち葉の中となりにけり        与太郎


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2014-12-19 14:09 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(18)

おでん :俳句

この耳朶を噛んだあの歯でそのおでん  
(このじだを かんだあのはで そのおでん)

f0053297_5123635.jpg


季語:  おでん   【冬】 ・生活

                       Thank you very much!

                  そのおでん横取りするなワシのもん    idea-kobo

                  高嶺行く写真俳句の冬も種         詩楽麿

                  初冬ゆえ冷やすか思い紅葉に
                          せめて語ろう胸の内      詩楽麿

                  冬枯れの阿蘇くろぐろと煙吐く        与太郎




この句は、俳句集団「いつき組」 組長、夏井いつき先生のラジオ放送の兼題 【おでん】で採って頂きました。
放送されたのは、11月29日でした。
組長のブログで、聞き書きを掲載されておりまして、ワタクシの句の部分を抜粋させて頂きます。

More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2014-12-01 05:24 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(11)

ジャケット :俳句

灰にせよかのジャケットとタンゴの夜  中原久遠

f0053297_16384314.jpg


                      Thank you very much!

                  いつの日か冬場も楽し日もあらむ       詩楽麿

                  人知れず旧家の不具と闘いて
                        外地の悲哀寒さ増すなり      詩楽麿

                  涙拭く ジャケット袖の恋のシミ         詩楽麿

                  うたかたに富士を見詰めし時過ぎて
                                初雪覆う山頂の白   詩楽麿

                  タンゴの夜チャチャッチャッチャとリズム踏む  idea-kobo

                  小春日の庭に音なく散る紅葉
                         ひとひらなれど風は起こりぬ     与太郎


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2014-11-27 16:52 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(15)

ソーダ水 :俳句

淡き恋泡泡泡とソーダ水  (中原久遠)
(あわきこい あわあわあわと そーだすい)


f0053297_013678.jpg



ストローのつと浮きかかりソーダ水  (中原久遠)


季語: ソーダ水  【夏】 ・生活



※ 俳句ポスト365 二十二回め投句 兼題 『ソーダ水』    :人  二句


恋は泡々の日々・・・ 
[PR]
by mariko789 | 2014-07-06 00:06 | olympus | Trackback

シャワー :俳句

f0053297_724274.jpg



棒立ちのシャワー深夜のネットカフェ  (中原久遠)

山小屋のシャワー満天星の下   (中原久遠)


季語:  シャワー    【夏】 生活

※ 俳句ポスト365 十八回め投句 兼題 『シャワー』    :人 二句


◎ 画像は大英博物館にて olympus OM-D E-M5 にて撮影。
◎ 英国より帰宅したばかりで取り込み中のため、コメント欄は閉じています。  
[PR]
by mariko789 | 2014-06-09 07:30 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

籐椅子 :俳句

籐椅子を凹ませて軋ませて恋
(とういすを へこませて きしませて こい)

季語:  籐椅子(とういす)  【夏】 生活

f0053297_1442341.jpg


※ 俳句ポスト365 十六回め投句 兼題 『籐椅子』    :人 

                            
                           Thank you very much!

                   軋ませて来い そんな元気はありまっせん   idea-kobo

                   籐椅子に浮ぶや愛し永久の恋          詩楽麿

                   悶えしも届かぬ心抱きつつ
                        溢れしままに籐椅子揺らす       詩楽麿

                   籐椅子に沈みて魂は浮遊せり         流星マリコ


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2014-05-13 14:44 | Nikon D80 | Trackback