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冬至粥(とうじがゆ) :俳句

冬至粥 熱ある息の濃く太く  中原久遠
(とうじがゆ ねつあるいきの こくふとく)

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季語:冬至粥(とうじがゆ)   【冬】 ・生活
 
※ 松山俳句ポスト365 四十三回め投句 兼題(第94回) 『冬至粥』 : 人


2014年の初頭より投句させて頂いてきた「まつやま俳句ポスト」、合計43兼題に参加。
不参加は 2兼題。最初は1兼題に一句しか投句しなかったのですが、全没はなんとか免れました。
並選7句、人選47句、地3句、天2句を頂きました。
没った句はおそらく100句を超えていると思いますが。
また夏井組長の講義を拝読し、お仲間の方々の季語深耕や佳句の数々で、
多くのことを学ばせていただき、幸運でした。
組長から選評を頂いた句、自分で好きだった句など、今年を振り返り、思い出深かった句を10句、選んでみました。


牡丹鍋嗅がせ胎児を弾ませる (地)

名月のうたげ麗妃は産室へ (天)

秋草の細胞がさびしく匂ふ (人)

放心へ秋草摘めば摘むほどに (人)

水神に火の粉浴びせよ川開 (天)

日ざらしのあぢさゐ魚は煮詰まりぬ (地)

指の血を洗ふ浴室守宮鳴く (地)

籐椅子を凹ませて軋ませて恋 (人)

ふらここや子は幻の母と逢ふ (並)

葉牡丹の己を抱くふしあはせ (並)



これにて、今年の投稿を終らせていただきます。
今年もご訪問頂き、また沢山のコメントを有難うございました。

どうか皆さま、良き新年をお迎えくださいませ。
こちらは一昨日の夜、昨夜と雪が降りました。

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これはヨソのおうちの猫ちゃんがつけた、庭の足跡です。

では、また新年にお目にかかります♪
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by mariko789 | 2014-12-29 16:10 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(27)

牡丹鍋(ぼたんなべ) :俳句

牡丹鍋嗅がせ胎児を弾ませる  中原久遠
(ぼたんなべ かがせたいじを はずませる)

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俳句集団いつき組 夏井いつき組長 選評(地選)

これ絶対、味噌味の「牡丹鍋」なんだろうなあと想像しました。「喰い」ではなく「嗅がせ」が巧いなあ。その匂いが「胎児」に届いたかのように腹の中でビクンと動くのが分かった、というリアリティ。「弾ませる」という表現が非常に生き生きしていて、これも「天」に推したい一句でありました。


牡丹鍋というのは、猪鍋のことです。
私は昔、奥飛騨の温泉宿で食べた記憶があります。
安いツアー宿でしたので、お肉はちょっぴりだったかなぁ。 

ところで、胎児の臭覚ですが、11~15週頃に鼻がきちんと形成されています。
よって、母親が嗅ぐ匂いや食べ物の匂いも胎盤や臍の緒を通して判るそうです。

久々の地選、ものすごく嬉しかったです。
今まで俳句ポストに投句したなかで、自分的には一番納得のできた句で、
もしも没ったら、これからどのように俳句を詠んだらよいのか路頭に迷うところでした。
組長に採って頂き、ほっとしました。
こののち、体調不具合もあり、俳句もずっと不調が続いています。(>_< )  
写真は添え物で、句とは無関係です。

                     Thank you very much!

            弾ませる 今日も元気に頑張るぞ~ッ!   idea-kobo

            イノシシの鍋に踊りし肉破片        詩楽麿

            にんげんがとぐろを巻いて牡丹鍋      くをん

            黒門も落ち葉の中となりにけり        与太郎


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by mariko789 | 2014-12-19 14:09 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(18)

おでん :俳句

この耳朶を噛んだあの歯でそのおでん  
(このじだを かんだあのはで そのおでん)

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季語:  おでん   【冬】 ・生活

                       Thank you very much!

                  そのおでん横取りするなワシのもん    idea-kobo

                  高嶺行く写真俳句の冬も種         詩楽麿

                  初冬ゆえ冷やすか思い紅葉に
                          せめて語ろう胸の内      詩楽麿

                  冬枯れの阿蘇くろぐろと煙吐く        与太郎




この句は、俳句集団「いつき組」 組長、夏井いつき先生のラジオ放送の兼題 【おでん】で採って頂きました。
放送されたのは、11月29日でした。
組長のブログで、聞き書きを掲載されておりまして、ワタクシの句の部分を抜粋させて頂きます。

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by mariko789 | 2014-12-01 05:24 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(11)

ジャケット :俳句

灰にせよかのジャケットとタンゴの夜  中原久遠

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                      Thank you very much!

                  いつの日か冬場も楽し日もあらむ       詩楽麿

                  人知れず旧家の不具と闘いて
                        外地の悲哀寒さ増すなり      詩楽麿

                  涙拭く ジャケット袖の恋のシミ         詩楽麿

                  うたかたに富士を見詰めし時過ぎて
                                初雪覆う山頂の白   詩楽麿

                  タンゴの夜チャチャッチャッチャとリズム踏む  idea-kobo

                  小春日の庭に音なく散る紅葉
                         ひとひらなれど風は起こりぬ     与太郎


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by mariko789 | 2014-11-27 16:52 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(15)

ソーダ水 :俳句

淡き恋泡泡泡とソーダ水  (中原久遠)
(あわきこい あわあわあわと そーだすい)


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ストローのつと浮きかかりソーダ水  (中原久遠)


季語: ソーダ水  【夏】 ・生活



※ 俳句ポスト365 二十二回め投句 兼題 『ソーダ水』    :人  二句


恋は泡々の日々・・・ 
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by mariko789 | 2014-07-06 00:06 | olympus | Trackback

シャワー :俳句

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棒立ちのシャワー深夜のネットカフェ  (中原久遠)

山小屋のシャワー満天星の下   (中原久遠)


季語:  シャワー    【夏】 生活

※ 俳句ポスト365 十八回め投句 兼題 『シャワー』    :人 二句


◎ 画像は大英博物館にて olympus OM-D E-M5 にて撮影。
◎ 英国より帰宅したばかりで取り込み中のため、コメント欄は閉じています。  
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by mariko789 | 2014-06-09 07:30 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

籐椅子 :俳句

籐椅子を凹ませて軋ませて恋
(とういすを へこませて きしませて こい)

季語:  籐椅子(とういす)  【夏】 生活

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※ 俳句ポスト365 十六回め投句 兼題 『籐椅子』    :人 

                            
                           Thank you very much!

                   軋ませて来い そんな元気はありまっせん   idea-kobo

                   籐椅子に浮ぶや愛し永久の恋          詩楽麿

                   悶えしも届かぬ心抱きつつ
                        溢れしままに籐椅子揺らす       詩楽麿

                   籐椅子に沈みて魂は浮遊せり         流星マリコ


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by mariko789 | 2014-05-13 14:44 | Nikon D80 | Trackback

田楽(でんがく) : 俳句

振舞の美酒と田楽神楽の夜    (中原久遠)
    (ふるまいの びしゅとでんがく かぐらのよ)



季語: 田楽(でんがく)、木の芽田楽、豆腐田楽、田楽豆腐、田楽焼、田楽刺   【春】 生活
 ・短冊に切った豆腐を竹串に刺して味噌を塗り、焙ったもの (by 角川 季寄せ)


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◎ まつやま俳句ポスト 九回め投句 兼題 『田楽』     :人

                          Thank you very much!

                  田楽の角きつちりと武家の祖母    久遠(選外句)

                  いにしえも田楽かざす祭りかな       詩楽麿

                  恩愛の尽きる事なき追憶に
                      我が身投げ出し見詰む流星    詩楽麿

                  たんぽぽや地蔵の膝に銭五圓      与太郎 

                  子ヒバリの飛ぶや麦よりも高からず   与太郎 

                  バスタブに花を浮かべる一人の夜      流星

                  忘れえぬ面影一つ花の雨           流星

                  若草に玩具のバスの見え隠れ        流星


◎ 画像: 与太郎さんの 高千穂の夜神楽 から拝借した写真を加工させて頂きました。
  高千穂の夜神楽は、夜を徹して行われ夜分に振舞の酒とお料理が供されます。
  連日、与太郎さんのこの記事を拝見し、仮想体験させて頂き、この一句を得ることができました。
  私的にはとても気に入った句で、夏井組長に採って頂き、嬉しかったです。
  与太郎さん、ありがとうございました。

私は田楽は大好きですが、皆さまもお好きですか?
田楽が、おでんがく となり、おでん になった。
おでんと田楽は、元をただせば同類だったんですね。
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by mariko789 | 2014-03-29 13:53 | collaboration | Trackback | Comments(17)

ふらここ(ぶらんこ) :俳句

ふらここや子は幻の母と逢ふ   (中原久遠)
    (ふらここや こはまぼろしの ははとあう)

季語: ぶらんこ、ふらここ、鞦韆(しゅうせん)、秋千、ふらんど、ゆさはり、半仙戯、  【春】 生活

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※ まつやま俳句ポスト七回め投句  兼題 『ぶらんこ』    :並

◎ 画像はアーモンドの花。三分咲きかな? 

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by mariko789 | 2014-03-14 14:16 | Nikon D80 | Trackback

暖房(だんぼう) :俳句


  暖房をとめて奪はん汝が熱  流星マリコ
 (だんぼうを とめてうばわん なれがねつ)

季語: 暖房、スチーム、ヒーター、暖房車 【冬】 生活
汝(なれ、なんじ): おまえ。汝(な)。親しい者、目下の者、動物などに用いる【古語】

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                          Thank you very much!

                  しんしんと冷気しのぶる碧き月     詩楽麿

                  忍び入る床(とこ)の隙間に冷気あり
                        身も縮まりて 筆も走らず    詩楽麿

                  大枯野われは原始に還りこぬ     流星マリコ



ここに書きたいことは数あれど、言わぬが花。
今日は、このすぐ下にも備忘録的俳句を投稿しています。
宜しかったら、覗いてみて下さいませ。






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by mariko789 | 2013-12-15 01:27 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(23)