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「俳句をものせんと思はば」

写俳ブログ先輩の、克ちゃんから頂いた言葉。
忘れないように、メモしておこう。。


『俳句をものせんと思はば
 思ふままをものすべし。
 功を求むるなかれ
 拙をおほふなかれ
 他人に恥ずかしがるなかれ』

 正岡子規 「俳諧大要」より。

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by mariko789 | 2008-12-03 09:41 | no-photo | Trackback

参考俳句

佐藤春夫氏の俳句

もろもろの浴衣に江戸を祭りけり
天籟を猫と聞き居る夜半の冬
恋語る魚もあるべし春の海


岬端の俳句

ものみな藍の岬端にして干大根  中村草田男

サーフィンや岬端を夜が離れつつ  内山泉子

大南風岬端はもの思ふところ 小野恵美子

岬端に座礁して蟹ひしめきぬ  脇本星浪

岬端の岩落ちさうに法師蝉   右城暮石

岬端の笹鳴死にそこねては  齋藤愼爾

岬端へなだるる蘇鉄大南風 野上 水穂

岬端やふりむきざまに冬の虹   岸田稚魚 筍流し

岬端や尾振り颯々寒立馬 池上樵人

岬端を指呼して雁の別れかな   西村和子 夏帽子

野分撲つ岬端にわれ紙のごとし  林翔 和紙
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by mariko789 | 2008-10-19 08:18 | no-photo

三橋鷹女の俳句

 http://www.01.246.ne.jp/~yo-fuse/bungaku/takajo/takajo.html

こちら に掲載されていました。


1)鞦韆(しゅうせん)は漕ぐべし愛は奪うべし  三橋鷹女

 この俳句は最近では高校の教科書にも掲載されているそうで、鷹女の俳句の中でも飛びぬけて有名です。

鞦韆とはぶらんこのことで、俳句の世界では春の季語です。
人気のない公園の隅にあるぶらんこに座って漕ぐでもなく恋の思案をしていましたが、ようやく決意がつきぶらんこを大きく漕ぎ始めた、という句意でしょうか。


2)暖炉昏(くら)し壺の椿を投げ入れよ  三橋鷹女

これも鷹女のシャープな感性を示す俳句の一つです。
部屋の片隅にある暖炉に、まだ火がついてなくて寒々としていましたが、壺に活けられていた赤い椿をその暖炉の中に投げ入れると、それが一変して赤々と光と熱を放ち始めました。


3)薄紅葉(うすもみじ) 恋人ならば烏帽子(えぼし)で来(こ)  三橋鷹女

平安時代には、成人男子は頭に烏帽子をかぶるのが正装とされました。
私に会いに来るなら、王朝時代の恋人を見習ってきりっとした心構えで来てほしい、という句意でしょうか。


4)秋風や水より淡き魚のひれ  三橋鷹女

秋になると水が澄んできて、水中の魚の姿がよく見えるようになります。
その魚のひれが半透明に見えるのを詠んだ俳句ですが、「水より淡き」という中七が胸に染みわたるようにデリケートです。


5)老いぬれば我が丈低しカンナより   三橋鷹女
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by mariko789 | 2008-10-15 10:40 | no-photo

中村苑子氏の俳句

貌が棲む芒の中の捨て鏡

おんおんと氷河を辷る乳母車

春の日やあの世この世と馬車を駆り

昨日から木となり春の丘に立つ

黄泉に来てまだ髪梳くは寂しけれ         (水妖詞館)

桃のなか別の昔が夕焼けて             (花狩)

父母遥か我もはるかや春の海

帰らざればわが空席に散るさくら         (吟遊)

死が見ゆるとや満開の花仰ぐ

少年美し雪夜の火事に昂りて          (花隠れ)

「音もなく白く重く冷たく雪降る闇」、苑子が83歳

いつよりか遠見の父が立つ水際

うしろ手に閉めし障子の内と外

この冥き双ひ鳥かな山河かな

さしぐむや水かげろふに茜さし

すれ違ふ春の峠の樽と樽

わが春も春の木馬も傷みたり

わが朝の夢におくれて来し鳥か

わが墓を止り木とせよ春の鳥

茜さしてわが死はじまる雲や秋

綾とりや小鳥殺しの春の雪

一度死ぬふたたび桔梗となるために

永き日や霞に鳥を盗まれて

遠しとは常世か黄泉か冬霞

かの桃の遊びをせむと言ふ

黄泉(よみ)に来てまだ髪梳くは寂しけれ

蝦夷の裔(すゑ)にて手枕に魚となりたる

我れ在りて薄き夕日となりにけり

古き日にとり巻かれゐて墓となる

鯉死んで暮春の男乾きけり

行く水の此処に始まる昔かな

昨日から木となり春の丘に立つ

死なば死螢生きてゐしかば火の螢

死にそびれ糸遊はいと遊ぶかな

死に遅れたる父は父どち魚遊び

死後の春先づ長箸がゆき交ひて

春の日やあの世この世と馬車を駆り

春山の色に消えたる箒売り

消えやすき少年少女影踏み合ふ
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by mariko789 | 2008-10-09 23:20 | no-photo

俳句を詠む心構え

俳句は、見たものを見たままに表現し、言いたい事を極力押さえて、読み手に想像し
てもらう部分を残していなければいけません。

いわば「詠み手」と「読み手」の共同作業で成り立つ短詩だと考えています。

ひとりよがりな句が共感を呼ばないのは、読み手に「ああ、そうですか」と思わせて
しまうからでしょうね。

佳句と言われている句には、言葉の裏に作者の言いたい事が隠されているものです。


↑ 俳句大先輩の、道州さんから教えて頂きました。
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by mariko789 | 2008-07-30 18:42 | no-photo

季語 (晩夏)

炎夏(えんか)   炎昼 (えんちゅう )   湿暑(しつしょ)    炎暑 (えんしょ )

炎熱(えんねつ)   炎ゆる    もゆる    晩夏

灼くる (やくる )  晩夏     熱砂(ねっさ)    日焼浜(ひやけはま)    

灼岩(やけいわ)   日焼岩(ひやけいわ)

夏深し(なつふかし )   夏深む(なつふかむ)   夏さぶ(なつさぶ)

夏闌(なつたけなわ)

夏の果 (なつのはて)     夏終る(なつおわる)   夏果(なつはて)

夏の別れ(なつのわかれ)   ゆく夏(ゆくなつ)   夏惜しむ(なつおしむ)

暮の夏(くれのなつ)    夏の限り(なつのかぎり)    夏を追う(なつをおう)
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by mariko789 | 2008-07-21 22:36 | no-photo

参考俳句

こちら より抜粋させて頂きました。

風板引け鉢植えの花散る程に  (季語/扇風機) 
正岡子規


活きた目をつつきに来るか蝿の声  (季語/蝿) 
正岡子規


天の川わたるお多福豆一列  (季語/天の川) 
加藤楸邨


わたしみたいなあなたに出会ふ木下闇  (季語/木下闇) 
土肥あき子


日毎の包丁 夜毎の殺意  (無季) 
上野ちづこ
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by mariko789 | 2008-07-08 12:49 | no-photo

秋の名句

俳句と季語・季感(秋) さまより。

 もの置けばそこに生れぬ秋の陰 (高浜虚子)

 此(この)秋は何で年よる雲に鳥 (松尾芭蕉)

 秋の航一大紺円盤の中 (中村草田男)

 秋いくとせ石鎚を見ず母を見ず (中村草田男)

 天地ふとさかしまにあり秋を病む (三橋鷹女)

 身の秋やねぎごともなき神詣で (高橋淡路女)

 蛇消えて唐招提寺裏秋暗し (秋元不死男)

 物いへば唇寒し秋の風 (松尾芭蕉)

 ひとすぢの秋風なりし蚊遣香(かやりこう) (渡辺水巴)
    ※本来「蚊遣香」は夏の季語
 
 石山のいしより白し秋の風 (松尾芭蕉)

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by mariko789 | 2008-07-07 13:55 | no-photo

保坂加津夫 さんの句。

ごーつくばり火の手のあがる夕立後

ホームレス眠れぬ夜のさくらかな

蛍火がたった一つで呼んでいる

満月に少し足りない月いっしょ


※ 俳句誌 「いろり」より。
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by mariko789 | 2008-07-06 17:32 | no-photo