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五月雨(さみだれ) :俳句

五月雨やゆく方舟にのりそこね
(さみだれや ゆくはこぶねに のりそこね)

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季語:  五月雨(さみだれ)   【夏】 ・天文
・五月雨とは、旧暦の五月、現代の六月頃に降る雨とのこと。

                   
                    Thank you very much!

              芍薬に思い出される花の乱       詩楽麿

              ありし日に君に捧げし薔薇の花
                     思いを伝え心にありしか    詩楽麿

              口紅をつかう気力体力 寒いわ    池田澄子(麗門さまより、ご紹介)

              のりそこね今夜は駅で一泊か…      idea-kobo 







f0053297_1523467.jpg 連日の暴風雨で、ピンクの芍薬がぜんぶ倒れてしまいました。
この画像は10本ほど花を切ったあと。
切る前はもっと地べたにぺったんこに倒れていました。
まだ小さな蕾もたくさんあったのに。

一年間、力を蓄えて、やっと咲いたと思ったら、この惨事。

この画像を撮ったあと、20本以上、切って部屋に活けました。
家中、甘く爽やかな匂いでいっぱいです。
でも、やっぱり外でもっともっと咲かせてあげたかった。




俳句ポストを始め、兼題に投句するのは暫くお休みします。
疲れきった今の私には到底できません。
毎日の暮らしのなかで、意図せずにできてしまった句のなかで、
写真をつけて残しておきたい句があれば、
ときおり投稿するかもしれません。


yoshiyoshiさんこと、安藤由人さんが
平成27年5月13日に旅立たれてから、心の翼のどこかが折れてしまいました。
人はいつかは旅立つもの。遅かれ早かれ・・・
それは年齢順ではなく、いつ突然に、その日がやってくるかわからない。
私の人生、私の生き方、毎日の暮らし、この先のこと。
いいのだろうか、このままで?

どん底まで落ちれば、あとは這い上がるしかないのだもの。
落ちるときは底の底まで落ちてみよう・・・

今、いちばんの安らぎは英語の軽い小説を読むこと。
ストーリー展開が速く、ただひたすら何も考えず、読み続けられるから。
日本の本は、心理描写や季節の描写が多く、数行読んでは目をつぶってその様を想像する・・・
そのうちに脳が疲れて、寝入ってしまいます。
ま、それはそれで睡眠不足にならず、良いのですが。。



今日は久しぶりの快晴。
薔薇についたアブラムシ退治から、庭仕事を始めます。
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by mariko789 | 2015-05-24 15:51 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

春の月 :俳句

皇国の頭上怪しき春の月  中原久遠
(こうこくの ずじょうあやしき はるのつき)

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季語:  春の月  【春】 ・天文

※ 松山俳句ポスト365 五十七回め投句 兼題(第109回) 『春の月』 : 人選

                     
                     Thank you very much!

              春月を見ている妻をみてゐたり     とし坊

              断崖に影動くなり藤の花         与太郎

              春の月 霞んで見える おぼろ月   idea-kobo 



◎ 写真は以前日本で撮ったものです。
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by mariko789 | 2015-05-03 13:18 | Sony Cyber-shot G | Trackback

雪 :俳句

山祇の針吹く如き雪を浴ぶ  中原久遠
(やまつみの はりふくごとき ゆきをあぶ)

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季語:     雪  【冬】 ・天文

山祇(やまつみ) 山の神のこと。


俳句新聞いつき組 2015年 「雪の座」決定戦にエントリーして頂きました。
掲載新聞が到着したのは、つい先日です。
海外には直接送って頂けないので、四国在住の句友経由で送って頂きました。ありがたきかな、句友。

そして秀句の並ぶなか、拙句に投票して下さった方々に感謝の気持でいっぱい。

ここに新聞に掲載された るびいさんの選評を転記させて頂きます。
◎ 山の神が針を吹くなんて一体何があったのか。恐ろしい状況です。「多くの土地では山の神は女神」なんて話を聞けば尚のこと恐ろしい。「山祇の針吹く如き雪」という比喩は、視界を失う中、体全体に刺すように降り荒ぶ雪の脅威がうまく表現されていると思いました。動詞「浴ぶ」の選択にも共感しました。  (るびい


るびいさん、本当に有難うございました。
るびいさんの素敵なお句「結び目に雪すぐとけてしまふ雪」もエントリーされていましたね!
秀句ばかりで、たった一つ選ぶということがとっても難しかった。

選評を書くのが苦手な私、これからは俳句のみならず選評も勉強しなければと思いました。
ちなみに拙句は、スロバキアに住んでいたころ山からふぶいてくる雪に、歩くのも覚束なくなった経験を詠んでみました。

写真はハンガリーで撮ったもの。イメージです。

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by mariko789 | 2015-04-26 15:01 | Nikon coolpix P510 | Trackback

桜まじ :俳句

なまぐさき獣のあくび桜まじ

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季語:   桜まじ            【春】 ・天文
 「まじ」は南または南よりの風。「桜まじ」は桜が咲くころの暖かな南風(by 角川季寄せ)


                   Thank you very much!

              華やぎて春の到来 桜園       詩楽麿

              数々の記憶を招く公園も
                  色とりどりに春の粧い    詩楽麿 

              摘み草の蓬ほのかに温かく
                    薬のごとき匂ひありけり  与太郎

              山吹の花のくさむら昨日より
                 かさ広がりて春は長(た)けたり  与太郎






◎ 桜が満開の英国・チェスター動物園にて一句。
   画像はチーターです。

◎ 桜の写真は、近日中にまとめて投稿いたします。
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by mariko789 | 2015-04-09 14:41 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

淡雪(あわゆき)② :俳句


大仏の手に淡雪の蹉きぬ
(だいぶつのてにあわゆきのつまづきぬ)

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季語: 淡雪(あわゆき)       【春】・天文

                      Thank you very much!

              裏店の雛物語小雨ふる            与太郎

              ひな人形足投げ出してはしたなや      与太郎

              箱を出てうれしそうなり雛夫婦        与太郎

              明くる夜をまだ起き出でぬ雛もあり      与太郎

              赤きべべ着て雛壇に躓きぬ           くをん

              見ぬ街に皐月の風を注ぎたし         詩楽麿 

              もう逢えぬ追憶めぐり桜樹の
                     雨にも負けず時は過ぎ行く     詩楽麿


少し以前ですが、親しくさせて頂いている俳人さんの句会に参加させて頂いた句です。
兼題は『蹉跌/躓く(蹉く)』で、ずいぶん考え込んでしまいました。
時間のかかった句ですので、自分の記録として投稿しておきます。
写真は、鎌倉の大仏さま。ベタな写真ですが、大仏さま好きなので♪





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by mariko789 | 2015-03-11 14:18 | Sony Cyber-shot G | Trackback

月朧(つきおぼろ) :俳句

ヴィーナスの乳房ふつくら月朧   くをん
(ヴィーナスのちぶさふっくらつきおぼろ)

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季語: 朧月、月朧  【春】 ・天文
・春は大気中の水蒸気によって月がぼんやりと見えることが多い。春らしい趣の月である(by 角川季寄せ)


                          Thank you very much!

                    ドナウ川 連なる街に冬歴史      詩楽麿

                    国境の街に横たうドナウ川
                          エステルゴムに情緒届けし    詩楽麿 
 
                     降る雨に黒ぐろ光る春の河         くをん

                    着ると暑く脱ぐと寒くてつくしんぼ  池田澄子 (麗門様よりご紹介)






◎ 昨夜はティピカルな朧月でした。幻想的ですよね、朧月・・・♪
  上の画像は以前に撮ったもので、ブダペストの「漁師の砦」です。



◎ 蛇足。昨晩ベランダから撮ったティピカルな朧月 ↓

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by mariko789 | 2015-03-05 14:16 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

春の風 :俳句

 春風や獣医の鞄ふくらみて  中原久遠
(はるかぜや じゅういのかばん ふくらみて)


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季語: 春の風、春風(はるかぜ・しゅんぷう) 【春】 ・天文

※ 松山俳句ポスト365 五十一回め投句 兼題(第102回) 『春の風』 : 人選

                       Thank you very much!

                  大寺や畳の上の春の風    与太郎 
 
                  我が子さえ所在知れない冬去りぬ   詩楽麿

                  久遠なる命の連鎖なお続き
                       木の葉の如し我が命かな    詩楽麿

                  朧夜の気づかぬほどの下り坂   池田澄子 (麗門さんよりご紹介)

                  マラソンの息の絶え絶え二月尽    くをん

                  黒猫に蹴られ奈落へ雛人形        くをん

                  ふくらみて笑いが止まらん我が財布   idea-kobo


◎ 写真は古いものの使いまわしです。この写真、好きなので♪
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by mariko789 | 2015-02-28 15:39 | Nikon D80 | Trackback

後の月(のちのつき) :俳句

後の月離別の父母の墓一基  中原久遠
(のちのつき りべつのふぼの はかいっき)


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季語: 後の月(のちのつき)    【秋】 ・天文

※ 松山俳句ポスト365 三十三回め投句 兼題(第84回)『後の月』   :人

                       Thank you very much!

                待宵も待たず月見る男かな         与太郎

                きのう今日月の庵となりにけり       与太郎

                月に送る其君二人我一人          与太郎
 
                漁砦 歴史を語り秋深し             詩楽麿

                ドナウ川 漁の砦を映しつつ
                     夜の帳にライトを揺らす          詩楽麿



◎ 画像は庭で撮りました。頁の飾りです。

◎ 離婚した父母を、同じお墓に入れてしまったのは姉兄です。お墓参りが楽だからでしょう。
   父母の霊は、苦笑いをしているでしょうか。

◎ 今回も推敲を重ねた本命句はあえなく落選しました。
  しかし、本命句が木曜に来ないと、もしや金曜?と宝くじを手にしているようなワクワク気分になれます。
  一夜の夢・・・。
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by mariko789 | 2014-10-10 13:33 | Nikon D80 | Trackback

名月(めいげつ) :俳句

名月のうたげ麗妃は産室へ   中原久遠
(めいげつのうたげ れいひはさんしつへ)


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季語: 名月(めいげつ)    【秋】 ・天文


※ 松山俳句ポスト365 三十回め投句 兼題 『名月』(第80回)   :天

いつき組 組長 夏井いつき選評:
「名月」と「満月」の違いとは何でしょう。今週の「俳句道場」に、みちるさんが書いて下さっていたように「『名月』という言葉の中に、すでにとてもすばらしいもの、という価値判断が入ってしまっている」という点が、この季語に取り組む際の大きなハードルになります。「満月」は、月が最も大きく見える現象そのものですが、「名月」は愛でる心がすでにパッキングされています。なんと難しい季語だろうと、溜息をついていたワタクシの心に、この句が飛び込んできました。
 「名月のうたげ」は、一見ありそうな措辞なのですが、後半の叙述によって、ただの「うたげ」ではないことがわかります。「麗妃」という人物の名前は、読者を一気に中国王朝の世界へ誘います。この人物を、清王朝末期、皇帝の寵愛を受け西太后に疎まれたあの「麗妃」だと読んでもいいですし、中国という国の歴史の中の一人の妃だと考えても良いでしょう。
 「名月のうたげ」は「麗妃」が無事に世継ぎを産みますようにという願いの宴であり、出産の知らせがくれば、それはそのまま誕生を言祝ぐ宴となるのでしょう。
 虚の世界に浮かんだ「名月」は、読み手であるワタクシたちをうっとりと魅了します。「産室」という場は、月の満ち欠けと出産の関わりを想起させ、「麗妃」という名前の文字通りの麗しさは「名月」という言葉と美しく響き合います。やがて届く出産の報に、座の湧き上がる声が聞こえてくるような心もする佳句であります。



中秋の名月を愛でる慣習は中国に由来すると知り、なんとか中国を舞台に一句と思いましたが、
最初はお菓子の月餅しか思い浮かびませんでした。タイやマレーシアで沢山頂いた月餅。

やがて浮かんできたのは、北京を訪れたさいに足を伸ばした万里の長城、故宮博物館。
今までに読んだ中国が舞台の小説の数々。「ラストエンペラー」など、中国の歴史映画。
そんなごたまぜの中から、すーっと立ち上ってきた一句でした。
まさかの天、いつき組長の美しい選評も頂き、嬉しさいっぱい、胸いっぱいです。
あまり飲めない私ですが、今夜は一人で祝杯をあげました。
(夫は火曜日の午後からずーっと飲み続けで、ただいま倒れています。大丈夫なんか?)

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by mariko789 | 2014-09-13 02:13 | Nikon D80 | Trackback | Comments(22)

炎天(えんてん) :俳句

炎天の砂漠黒衣の亡命者  (中原久遠)
(えんてんのさばく こくいのぼうめいしゃ)

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炎天や刃で削ぎ落とす椰子の臍    
(えんてんや はでそぎおとす やしのへそ)


名画座を出で炎天の目くらまし  
(めいがざを いでえんてんの めくらまし)

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季語:  炎天(えんてん)    【夏】 ・天文

※ 松山俳句ポスト365 二十五回め投句 兼題 『炎天』  :人 三句



今回の兼題は、句運に恵まれました。
過去二十四回のうち、人選に二句採って頂いたことはありましたが、三句は初めて。
この幸運を喜んでしまうことにします。

先輩の句で「上り坂いつかは下る同じ坂」という大好きな句がありましたが、
これからきっとある下り坂にめげず、下ったり上ったりしながら、
長い目で見たら、ゆるやかに上っているという、、そんな俳句人生でありたいものです。
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by mariko789 | 2014-08-03 03:48 | Nikon D80 | Trackback