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スワン : 俳句





スワン降る真つくらやみに脚を突き
(すわんふる まっくらやみに あしをつき)

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◎ 季語 : スワン、白鳥、 【冬】 ・動物

◎ 写真は白鳥ではなく、カモメで、加工しています。ハンガリーで撮影。
(現11月(初)/2015/汝火原 マリ)
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by mariko789 | 2015-12-06 14:34 | Nikon coolpix P510 | Trackback

氷下魚(こまい) :俳句




少年の魚籠に氷下魚と海のつぶ
(しょうねんの びくにこまいと うみのつぶ)

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◎ 季語 : 氷下魚(こまい)  【冬】 ・動物

◎ 写真は以前ハンガリーで撮ったものです。(現11月(初)/2015/汝火原 マリ)
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by mariko789 | 2015-12-06 14:24 | Nikon coolpix P510 | Trackback

玉子酒 :俳句





ゆきひらに湯気ふはふはと玉子酒
(ゆきひらに ゆげふはふはと たまござけ)

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◎ 季語: 玉子酒(たまござけ) 【冬】 ・生活

◎ 写真は以前ハンガリーで撮ったものです。(現11月(初)/汝火原 マリ)
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by mariko789 | 2015-12-06 06:56 | Nikon coolpix P510 | Trackback

ねんねこ ① :俳句




ねんねこや家裁の父母ののつぺらぼう  中原久遠
(ねんねこや かさいのふぼの のっぺらぼう)

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季語: ねんねこ  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 七二回め投句 兼題(第132回) 『ねんねこ』 : 人選二句

◎ どうしてあの日のことを記憶しているのか。
新しく母と住み始めたアパートに、あの朝は伯母も居た。
「どうしてマリちゃんをおぶってゆくの、重いでしょうに。」と言う伯母に、「このほうが家庭裁判所の同情を買うと思って」と答えた母。
母は家出をしてきたのだから、当然離婚は望んでいたのだと思う。離婚調停で、慰謝料とか養育費とか、少しでも多くなるように、母なりに考えたのだろう。赤ん坊ではなかったけれど、まだ幼児だった私が、あのとき、父母の離別が後戻りのできないものになったことを認識していたのは不思議。
「ねんねこ」という兼題を前に、あの日のあのねんねこが甦ってきた。「家裁」「同情」という言葉とともに。
母のねんねこのなかで、母の顔はもちろん父の顔も見ることはできなかった。
(ふだん自句自解はしないのですが、今回は懐かしい思いで胸が一杯になり、書きたい衝動を抑えられませんでした。)


Thank You Very much!

のっぺらぼう 表か裏か 判らやせん…    idea-kobo

冬ですね狗肉の煮ゆるガード下  久遠(11/27)

踏みしめた枯葉に埋める恋談義   詩楽麿

幾千の枯葉に問いしかの人の 笑みぞ今なお求めぬ日も無し 詩楽麿

ねんねこや背中合わせではしゃぐ子よ   詩楽麿

母の背におぶられ泣いた幼子の 時代ぞ去りてねんねこ見詰む  詩楽麿






ねんねこの膝まで垂るる子守の子

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◎ ねんねこといえば、おしん。世界中で大ヒットした日本の連続テレビ小説である。
スリランカでは、英語(吹き替えだったか、字幕だったか)のを観た記憶がある。
おしんの膝まで垂れた「ねんねこ姿」、そのけなげさは、世界の女たちの紅涙を絞ったと思う。



 


 
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by mariko789 | 2015-11-30 14:48 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(21)

葱鮪(ねぎま):俳句




葱鮪なべ男根神を祀る島  中原久遠
(ねぎまなべ だんこんしんを まつるしま)

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季語: 葱鮪(ねぎま)  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 七一回め投句 兼題(第131回) 『葱鮪』 : 地選、人選二句

「俳句集団 いつき組」 夏井いつき組長 選評
「東国の荒ぶるこころ葱鮪鍋」「葱鮪鍋陰間と沈む夜のほとり」などの句と発想の出発点は同じかと思いますが、最後に「島」の光景となることで「葱鮪なべ」の鮮度が一気にあがってきます。「男根神を祀る島」の荒々しい鍋は今煮えたぎっております。


◎画像は、と或る島に祀られていた、男根神です。古い写真ですが、ここで役立つとは思ってもなかった。

◎葱鮪とは、鮪のトロと葱を煮込んだ料理です。
 江戸時代、脂が多いトロは捨てる部位だったそうで、それを煮込んで食べようになったのが始まりとか。
 今のように、トロが高価になると、なかなかできない料理ですよね。

Thank you very much!

白薔薇の香り誘いし青春よ   詩楽麿

庭に咲く花々語る晩秋の 残照浴びつ再会ありしか  詩楽麿

残菊や捨てかねてゐる肖像画   久遠(10/28)

釈然とせぬ墜落や芒波  久遠(11/03)



【人選二句】 

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by mariko789 | 2015-11-13 14:42 | Nikon D80 | Trackback | Comments(12)

雪 :俳句

山祇の針吹く如き雪を浴ぶ  中原久遠
(やまつみの はりふくごとき ゆきをあぶ)

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季語:     雪  【冬】 ・天文

山祇(やまつみ) 山の神のこと。


俳句新聞いつき組 2015年 「雪の座」決定戦にエントリーして頂きました。
掲載新聞が到着したのは、つい先日です。
海外には直接送って頂けないので、四国在住の句友経由で送って頂きました。ありがたきかな、句友。

そして秀句の並ぶなか、拙句に投票して下さった方々に感謝の気持でいっぱい。

ここに新聞に掲載された るびいさんの選評を転記させて頂きます。
◎ 山の神が針を吹くなんて一体何があったのか。恐ろしい状況です。「多くの土地では山の神は女神」なんて話を聞けば尚のこと恐ろしい。「山祇の針吹く如き雪」という比喩は、視界を失う中、体全体に刺すように降り荒ぶ雪の脅威がうまく表現されていると思いました。動詞「浴ぶ」の選択にも共感しました。  (るびい


るびいさん、本当に有難うございました。
るびいさんの素敵なお句「結び目に雪すぐとけてしまふ雪」もエントリーされていましたね!
秀句ばかりで、たった一つ選ぶということがとっても難しかった。

選評を書くのが苦手な私、これからは俳句のみならず選評も勉強しなければと思いました。
ちなみに拙句は、スロバキアに住んでいたころ山からふぶいてくる雪に、歩くのも覚束なくなった経験を詠んでみました。

写真はハンガリーで撮ったもの。イメージです。

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by mariko789 | 2015-04-26 15:01 | Nikon coolpix P510 | Trackback

冬服 :俳句

ぱちり眼をあけ冬服の行き倒れ  中原久遠
(ぱちりめをあけふゆふくのゆきだおれ)

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                        Thank you very much!

                  偉人ゆえ館も残り冬知らず      詩楽麿

                  幾年も見据えた花を手に抱き
                        語りし思い風の間に間に   詩楽麿

                  円錐の内の暗がりヒヤシンス    くをん 

                  「考える人」に冬服着せてやれ    くをん


季語: 冬服(ふゆふく) 【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 四十八回め投句 兼題(第99回) 『冬服』 : 人選


◎ 画像は句とは関係ありません、イメージです。(ブダペストのドナウ河、少年の銅像)
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by mariko789 | 2015-02-10 13:24 | Nikon coolpix P510 | Trackback

採氷(さいひょう) :俳句

採氷夫にぺんぎんが混ざってゐる  中原久遠
(さいひょうふに ぺんぎんが まざっている)

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季語: 採氷(さいひょう)、氷切る、氷挽く、採氷場、採氷夫、 採氷車、採氷池  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 四十七回め投句 兼題(第98回) 『採氷』 : 地選(1) 人選(1)

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評

可愛いし笑えるし、まるでアニメみたい!と思うのですが、いやいやこういう光景が現実としてありえるんじゃないの?とも考えられます。平仮名書きの「ぺんぎん」が人間面してるようで、そんな小さな配慮もまた、この作家の持ち味です。



◎ できなくてできなくて、いっそ棄権しようかと思った「採氷」ですが、粘って良かったです。
  でもこの結果はできすぎ。実力以上の評価を頂き、身を縮めています。
   「ぺんぎん」は破調(自由律?)ですし、「男七人」は字余りですし。



                         Thank you very much!

                   彩氷のダイヤモンドを握りたし       詩楽麿

                   闘いにやつれし頬に髭伸びて
                         わが身の如く剃り落すかな     詩楽麿

                   寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                             山茶花赤く庭にさきたり  与太郎

                   学校の近道墓地の霜柱
                        今朝もあの子が踏みし靴跡    与太郎

                   角まがる盲導犬や日脚伸ぶ          くをん

                   スキンヘッドに豹柄の冬帽子          くをん


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by mariko789 | 2015-01-31 12:55 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(17)

冬芽(ふゆめ) :俳句

鳥葬の部落幾千もの冬芽   中原久遠
(ちょうそうのぶらく いくせんものふゆめ)



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季語: 冬芽(ふゆめ、とうが)、冬木の芽  【冬】 ・植物

                     Thank you very much!

               鳥葬の冬野の果ての我が影よ      とし坊

               寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                        山茶花赤く庭にさきたり    与太郎

               餅焼きし香りほのかに残りゐて
                   孫(こ)らも眠き夜となりたり     与太郎

               墜落の尾翼浮上す寒日和        くをん

               吹雪ごうごう突進しゆく夜汽車かな     くをん 

               山おろし新屋舐めるや隙間風      詩楽麿

               愛しくも顔に出せない心ゆえ
                    行方知れずに闇から闇に      詩楽麿 



 
※ 松山俳句ポスト365 四十六回め投句 兼題(第97回) 『冬芽』 : 地

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評
「鳥葬の部落」といわれると、アンデスを思い浮かべるぐらいが私の貧しい知識ですが、高地の乾いた空気の中で「幾千もの冬芽」は光り始めるのでしょうね。「鳥葬」という言葉のインパクトが一人歩きせず、歴史という背景を含んだ光景として季語「冬芽」を際立てます。



いやはや。木曜日の並・人に私の句がなかったので、今回こそ全没と思いました。
六句も出していたのですが。
負け惜しみではなく、あまりショックではなくさばさばとした気持でした。
一年も参加していれば全没の回もあるさ、なんて。
そしてなーんの期待もなくあけた金曜日。
鳥葬の句で地選を頂いてたなんて! ビックリしました。
自分的には無印の句で、最後まで提出するかどうか迷ったし。

鳥葬は、今ではインドやアンデスの地方の一部で残っているくらい(検索情報)、
けれど日本でも姥捨てのあったころは、骸は鴉など鳥の餌食になったのですよね。
この鳥葬の句を作りながら、私は妄想の世界へはいりこんでいました。
肉食になった鳥たちは木の芽なんか食べなくなる。
木の芽が増える。
肉食の鳥の糞は豊かな肥やしになり、木々はますます元気になり、冬芽はその数を増す、増す、増す。
そして作り終えた句を見て。
なんてホラーな句なんだろう。怖すぎる・・・。やめだ、やめ!提出するのやめよう。
しかし、土壇場になり、やっぱせっかく作ったんだから提出しちゃえ、と。
結果、組長に拾って頂き、感謝です♪

というわけで、今週は危機一髪で全没を免れました。(>_< )
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by mariko789 | 2015-01-24 13:05 | Nikon D80 | Trackback

寒蜆(かんしじみ) :俳句

乳くさき産科病棟寒しじみ 中原久遠
(ちちくさき さんかびょうとう かんしじみ)

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猫の飲む水に身じろぐ寒蜆

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☆ 猫は、布団の上に寝ているのですが、小さいので見えないかもしれないですね?

                    Thank you very much!

                舌出して泥吐く鉢の寒蜆       与太郎

                足音に皆蓋閉じる蜆かな      与太郎

                湯豆腐の身を持ち崩すとき色香  くをん

                紙漉の灯りぽつぽつ山間(やまあい)に  くをん

                闘いに明くるるベッド雪景色     詩楽麿

                仕事とて人妻介護無我夢中
                     心添えつつ快気に向けて   詩楽麿



季語: 寒蜆(かんしじみ)、冬蜆   【冬】 ・動物
 
※ 松山俳句ポスト365 四十五回め投句 兼題(第96回) 『寒蜆』 : 人 二句


◎ 蜆は一年中売っていますが、特に冬の蜆は滋養が高いそうです。
  江戸っ子の祖父は、蜆の中身は食べませんでした。私は中身も大好きです♪
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by mariko789 | 2015-01-18 13:12 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(15)