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菜種梅雨(なたねづゆ) :俳句




なたねづゆ河童ぽろぽろ生まれくる  中原久遠
(なたねづゆ かっぱぽろぽろうまれくる)

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季語: 菜種梅雨 (なたねづゆ)【春】 ・天文


※ 松山俳句ポスト365 八十三回め投句 兼題(第143回) 『菜種梅雨』 :地選 &人選(1)

俳句集団 いつき組」夏井いつき組長 選評
すんません、全く個人的に、さらなるツボにはまってしまった句です。「なたねづゆ」という平仮名書きのあとに出現する「河童」までは、日本昔話のような世界を描こうとしているのかと思ったのですが、「河童ぽろぽろ生まれくる」という光景がなんともはや、日本昔話風ファンタジーホラー。雨にぐっしょりと濡れた菜の花畑の中から、産まれたばかりの青黒い「河童」が産まれてくる?!と思っただけで、鳥肌が立ちました。恐ろしいけど可愛い。カワイイけど愛せない。忘れたいけど忘れられない句となりました(笑)。



◎ 友人の矢野リンドさんの【天】の句、「菜種梅雨切り絵の蝶に囲まれて」はじめ、
  お仲間の皆さまの素晴らしい金曜日の句のなかに、ひょっこり混ぜていただいたラッキーな河童でした。
  組長のツボに、感謝☆
  
◎ 私的には、河童は梅雨時の季語になってもいいほど、雨とは切り離せないと思っていました。
  河童は太古から「水神」と崇められてきたそうですし、頭の皿の水が乾くと、元気がなくなるとか。
  梅雨の季語にもいろいろあるけれど、
  「わしらがいちばん好きなのは菜の花が咲く頃の雨なんじゃよ」と、
  河童のお爺さんのお告げがありました。白昼夢のなかで。
  お爺さんの孫は、今年も菜種梅雨のころに、生まれてきたそうです。それもあなた、5人もですって!

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by mariko789 | 2016-05-01 15:01 | Nikon D80 | Trackback | Comments(14)

海胆(うに) :俳句





海胆を採る少女よ塩を吹く髪よ  中原久遠
(うにをとるしょうじょよ しおをふくかみよ)

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季語: 海胆(うに)  【春】 ・動物

※ 松山俳句ポスト365 八十二回め投句 兼題(第142回) 『海胆』 : 人選

◎ 画像は以前「江の島」で撮ったものです。




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by mariko789 | 2016-04-18 15:53 | Sony Cyber-shot G | Trackback

貝寄風(かいよせ) :俳句





貝寄風の笛に海馬の浮かびくる  中原久遠
(かいよせのふえにかいばのうかびくる)

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Thank you very much!

浮かびくる 幼き頃の 思い出が…    idea-kobo




季語: 貝寄風 (かいよせ)、貝寄  【春】 ・天文

※ 松山俳句ポスト365 八十一回め投句 兼題(第141回) 『貝寄風』 : 人選

◎ 貝寄風=陰暦2月22日の聖霊会前後に吹く風。大阪・四天王寺の舞台に立てる供養の造花を、
      この風で吹き寄せられた貝殻で作ったという。(by 角川季寄せ)

◎ 海馬(かいば)=タツノオトシゴの別称。






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by mariko789 | 2016-04-08 14:51 | Nikon coolpix P510 | Trackback

馬鈴薯植う :俳句




一面の焦土女は馬鈴薯植う  中原久遠
(いちめんのしょうど おんなはばれいしょうう)

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季語: 馬鈴薯植う (ばれいしょうう)(じゃがいもうう)  【春】 ・植物


※ 松山俳句ポスト365 八十回め投句 兼題(第140回) 『馬鈴薯植う』 : 天 


◎ 画像は、プラハのユダヤ人墓地です。

◎ 組長の奥深い読みで、拙句に光を当てていただきました。言葉では言い表せないほど、感謝しています。


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by mariko789 | 2016-03-19 05:44 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

雉(きじ) :俳句




雉のこゑかしましき朝なゐ迫る  中原久遠

(きじのこえかしましきあさ ないせまる) 
※ こゑ=声、 ない=地震

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ふたとせの飢饉の村や雉やつる  

(ふたとせのききんのむらや きじやつる)
※ ふたとせ=二年、 やつる=窶る

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季語 : 雉、雉子、(きじ、きぎす)  【春】 ・動物

※ 松山俳句ポスト365 七九回め投句 兼題(第139回) 『雉』 : 人選二句


Thank you very much!

うららかに空晴れ渡り早桜   詩楽麿

暖冬の報道なれど寒気団 処構わず忍び込みたり  詩楽麿

尚残る歴史に花のレノンかな      詩楽麿

楽曲の革命残し今もなお レノンの名前きゆることなし   詩楽麿


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by mariko789 | 2016-03-06 16:21 | Canon PowerShot SX50 | Trackback

野焼(のやき) :俳句




遠巻に鳥とびまはる野焼かな  中原久遠
(とほまきにとりとびまはるのやきかな)

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野を焼けば何の脂か爆ぜる音
(のをやけばなんのあぶらかはぜるおと)

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季語 : 野焼、野焼く  【春】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 七八回め投句 兼題(第138回) 『野焼』 : 人選二句


Thank you very much!

はぜるおと 今日も元気に 頑張るぞ  idea-kobo



◎ 野焼ではないのですが、この家に越してきた当時、荒廃した庭の手入の一環で、枯れた枝や草を焼いていました。
  二週間も続けていたら、当然ながら隣家から苦情がきて、中止せざるを得なかったのですが。
  あの匂い、飛び散る火の粉、もうもうの煙、爆ぜる音、記憶に沁み込んでいます。

  昨日は粉雪がちらつく寒い一日でしたが、庭には白い小さな花が咲いていました。
  枯草がいっぱいで、焼けるものなら焼きたいところです。
  庭仕事をするのも、あと何日か・・・。

◎ 写真は、プラハ動物園にて、撮り立てです。





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by mariko789 | 2016-02-26 14:14 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(15)

伊予柑(いよかん) :俳句




口中に匂ふ伊予柑けふの恋  中原久遠
(こうちゅうににおういよかん きょうのこい)

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季語 : 伊予柑 【春】 ・植物

※ 松山俳句ポスト365 七七回め投句 兼題(第137回) 『伊予柑』 : 人選


◎ 一昨年だったかな、マウスでお絵かきしたものです。

◎ コメント欄、閉じています。ただいま、プラハ旅行と、リバプール移転の件で、多忙です。






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by mariko789 | 2016-02-15 13:25 | retouch/anima/paint | Trackback

冬凪(ふゆなぎ) :俳句




冬凪や魚の暮らしに飽いた魚  中原久遠
(ふゆなぎや うをのくらしに あいたうを  ※魚=古語では「うを」 )

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季語: 冬凪  【冬】 ・天文

※ 松山俳句ポスト365 七六回め投句 兼題(第136回) 『冬凪』 : 人選


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磔の主に額づきて冬館      麗門

夜星咲く海の冬凪蹉跌追う   詩楽麿 





冬凪。私はずっと「冬の凪」と詠んでも構わないと思い込んでいたのですが、今回、それは間違いだったとわかりました。
私の何年も前の「冬の凪」句で、検索からの入場者がかなり多かったのですが、皆さまに申し訳ないことをしたと思っております。
他にも、過去句には間違いが沢山あると思いますが、一々チェック&訂正できず、ごめんなさい。
せめてこれからは、なるべく間違いを犯さぬよう、気をつけます。


◎ 先週末、アメリカ東海岸が猛吹雪に襲われました。
  ワシントンもすっぽり雪に覆われ、ニューヨークのセントラルパークはスキー場のようになっていました。
  大雪も珍しく楽しいうちは良いのですが、もしもあのような雪が何週間も続いたとしたら・・・
  と思うとぞっとします。
  こちらは、氷を削ったような冷たい雪が降ったり止んだり。
  庭のバケツの氷は、もうずーっと溶けていません。
  
  日本も九州にも雪が降ったとか・・・
  慣れない雪で事故を起こしたりせぬよう、気をつけて下さいねー!
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by mariko789 | 2016-01-26 13:53 | Canon PowerShot SX50 | Trackback | Comments(17)

歌留多(かるた) :俳句




歌留多よむ語尾のびやかに倭の血   中原久遠
(かるたよむ ごびのびやかに やまとのち)

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季語: 歌留多  【新年】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 七五回め投句 兼題(第135回) 『歌留多』 : 人選



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申年に街中暴走猿一頭    詩楽麿

マテバシイ幹の傷口汁を出し 瘡蓋つくり涙止まらず   詩楽麿

若き人ら登りゆく坂雨の坂  いろとりどりの傘の美し   与太郎




◎ 倭(やまと)ですが、これ、読めないですよね。ルビも振らなかったのに、組長がよくぞ採って下さったと思います。
大和と書けば良かったのですが、ダイワと読まれそうでイヤ。
それなら平仮名で「やまと」にすれば良かったのに、と少し後悔しています。
ところで「やまと」って何よ、わかっていそうでそうでもない。で、三省堂の辞書を引いてみると、

やまと【大和】{倭}
① むかしの日本国内の国名の一つ。現在の奈良県。
② 「日本国」の古い呼び名。

加えて、囲み記事に、

・大和歌(やまとうた)  和歌のこと (知らなかったわー)

・大和絵(やまとえ) 屏風絵や巻物絵など平安時代から始まった日本独自の画風を持った絵。

・大和言葉(やまとことば) 中国伝来ではなく、日本で古くから使われてきた言葉。
                         「うみ」「やま」「置く」「切る」「しずか」など。

他にも「大和なでしこ」「大和魂」の解説がありました。辞書ってためになるなぁ。
もしもたった一冊しか本を持てないとしたら、字が満載してある辞書がいいかも、と思いました。 
そういえば、今年の読書始めは、三浦しをん著「舟を編む」で、辞書作りの物語(快作!)でした。
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by mariko789 | 2016-01-14 14:38 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(12)

山眠る :俳句




丸太へと鉈の一喝山眠る  中原久遠
(まるたへと なたのいっかつ やまねむる)

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季語: 山眠る  【冬】 ・地理

※ 松山俳句ポスト365 七四回め投句 兼題(第134回) 『山眠る』 : 地選(1)、人選(1)

「俳句集団 いつき組」 夏井いつき組長 選評: 
「丸太へと鉈の一喝」という擬人化の見事な切れ味。中七の終わりに、振り下ろした「鉈」の音が響きます。上五「へ」の助詞の選択も巧みです。「丸太へ」向かって振り下ろされる一瞬から、「鉈」の刃が「一喝」の音を立てるまでを、助詞「へ」が表現。下五の季語「山眠る」が一句をどっしりと支えます。






f0053297_14213349.jpg 我庭の丸太はこちらで、昨日撮りました。
ノコギリ、鎌、鉈、電動草刈り機など全て夫のもの。やはり女手では庭の荒仕事は無理です。
ふだんの暮らしの報告に、季語を足しただけの句で、地選を頂けたのは幸運でした。
組長、ありがとうございます(手を合わせております)。
実は前回の兼題「蜜柑」で全没初体験、底まで沈んでいたのですが、なんとかこれで浮き上がれました。
並選でもいい、一句入選する有りがたさが身に沁みました。



Thank you very much!

ベタペスト 宮殿ライト 年末花  詩楽麿

同じ空仰ぎしものと思い馳せ 表と裏の地球ならでは  詩楽麿

函館の市の立ち食い牡蠣三つ  久遠(12/11)

電飾のトラムを撮らむ大くさめ 麗門

戸の隙の一寸ほどを冬の月   与太郎

山眠る 起こしちゃならんど おおごっちゃあ  idea-kobo






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by mariko789 | 2015-12-27 14:41 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(20)