always over the moon

<   2015年 01月 ( 10 )   > この月の画像一覧

採氷(さいひょう) :俳句

採氷夫にぺんぎんが混ざってゐる  中原久遠
(さいひょうふに ぺんぎんが まざっている)

f0053297_12453096.jpg



季語: 採氷(さいひょう)、氷切る、氷挽く、採氷場、採氷夫、 採氷車、採氷池  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 四十七回め投句 兼題(第98回) 『採氷』 : 地選(1) 人選(1)

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評

可愛いし笑えるし、まるでアニメみたい!と思うのですが、いやいやこういう光景が現実としてありえるんじゃないの?とも考えられます。平仮名書きの「ぺんぎん」が人間面してるようで、そんな小さな配慮もまた、この作家の持ち味です。



◎ できなくてできなくて、いっそ棄権しようかと思った「採氷」ですが、粘って良かったです。
  でもこの結果はできすぎ。実力以上の評価を頂き、身を縮めています。
   「ぺんぎん」は破調(自由律?)ですし、「男七人」は字余りですし。



                         Thank you very much!

                   彩氷のダイヤモンドを握りたし       詩楽麿

                   闘いにやつれし頬に髭伸びて
                         わが身の如く剃り落すかな     詩楽麿

                   寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                             山茶花赤く庭にさきたり  与太郎

                   学校の近道墓地の霜柱
                        今朝もあの子が踏みし靴跡    与太郎

                   角まがる盲導犬や日脚伸ぶ          くをん

                   スキンヘッドに豹柄の冬帽子          くをん


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2015-01-31 12:55 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(17)

胡桃の木を伐る @ハンガリー

モヒカン君大活躍の巻、第二弾。

我が庭には大きな胡桃の木が4本あり、そのうちの一本は前住人が手を入れた跡がありますが、
あとの3本は伸び放題。
今回は、夫の頭痛の種になっていた2本を伐ってもらうことにしました。
やってきたのは、なんと屋根修理のモヒカン君でした。
彼は要するに、高いところへ登るプロ? とび職みたいな?


1) いちばん夫が心配をしていた 胡桃その1
  木の後に、隣の家が見えるでしょ。
  この家には口うるさいお婆ちゃんと、ヒトを見れば狂ったように吠える小さな犬が住んでいます。
  強風が吹くたび、うちの胡桃の枝がお婆ちゃんの家の屋根に落ちるのではないか、
  落ちたら屋根に穴があき、その弁償をしなければならないのでは、
  と、夫がノイローゼになっていたのです。
  私が、「そんなことないと思うよ」と宥めれば宥めるほど「君は楽天的すぎる」と怒りを募らせるので、
  私も胡桃には気の毒だけれど、背丈を縮めるしかないと思いました。
  
f0053297_13402630.jpg


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2015-01-27 14:21 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(18)

冬芽(ふゆめ) :俳句

鳥葬の部落幾千もの冬芽   中原久遠
(ちょうそうのぶらく いくせんものふゆめ)



f0053297_12403224.jpg


季語: 冬芽(ふゆめ、とうが)、冬木の芽  【冬】 ・植物

                     Thank you very much!

               鳥葬の冬野の果ての我が影よ      とし坊

               寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                        山茶花赤く庭にさきたり    与太郎

               餅焼きし香りほのかに残りゐて
                   孫(こ)らも眠き夜となりたり     与太郎

               墜落の尾翼浮上す寒日和        くをん

               吹雪ごうごう突進しゆく夜汽車かな     くをん 

               山おろし新屋舐めるや隙間風      詩楽麿

               愛しくも顔に出せない心ゆえ
                    行方知れずに闇から闇に      詩楽麿 



 
※ 松山俳句ポスト365 四十六回め投句 兼題(第97回) 『冬芽』 : 地

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評
「鳥葬の部落」といわれると、アンデスを思い浮かべるぐらいが私の貧しい知識ですが、高地の乾いた空気の中で「幾千もの冬芽」は光り始めるのでしょうね。「鳥葬」という言葉のインパクトが一人歩きせず、歴史という背景を含んだ光景として季語「冬芽」を際立てます。



いやはや。木曜日の並・人に私の句がなかったので、今回こそ全没と思いました。
六句も出していたのですが。
負け惜しみではなく、あまりショックではなくさばさばとした気持でした。
一年も参加していれば全没の回もあるさ、なんて。
そしてなーんの期待もなくあけた金曜日。
鳥葬の句で地選を頂いてたなんて! ビックリしました。
自分的には無印の句で、最後まで提出するかどうか迷ったし。

鳥葬は、今ではインドやアンデスの地方の一部で残っているくらい(検索情報)、
けれど日本でも姥捨てのあったころは、骸は鴉など鳥の餌食になったのですよね。
この鳥葬の句を作りながら、私は妄想の世界へはいりこんでいました。
肉食になった鳥たちは木の芽なんか食べなくなる。
木の芽が増える。
肉食の鳥の糞は豊かな肥やしになり、木々はますます元気になり、冬芽はその数を増す、増す、増す。
そして作り終えた句を見て。
なんてホラーな句なんだろう。怖すぎる・・・。やめだ、やめ!提出するのやめよう。
しかし、土壇場になり、やっぱせっかく作ったんだから提出しちゃえ、と。
結果、組長に拾って頂き、感謝です♪

というわけで、今週は危機一髪で全没を免れました。(>_< )
[PR]
by mariko789 | 2015-01-24 13:05 | Nikon D80 | Trackback

屋根の修理できた!@ハンガリー

去年の7月に、屋根の修理の見積に来てもらってから、半年経過。
12月には、ついに屋根裏に雨漏りという非常事態に発展。
「代金はいくらかかってもいい、とにかく早急に直してほしい」
と夫が悲鳴のようなメールを打つこと数回。
やっと、屋根修理の業者が来てくれました。

長ーい梯子を担いだモヒカン刈りのお兄さん、お一人。
彼は、その日の朝、遠方まで往復4時間もかけて、修理に使う屋根瓦を買いにいってくれたのだ。
到着したのが午後2時半。今にも降りだしそうな空模様で、中止になるのではとハラハラしたものの、
なんとか修理を終えることができました。

1) この梯子がゆらゆら揺れるので、夫が支えましょうか?と訊いたら、
   モヒカン君は「梯子に触らないで!」と。プロだわー

f0053297_14191583.jpg


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2015-01-21 14:34 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(25)

寒蜆(かんしじみ) :俳句

乳くさき産科病棟寒しじみ 中原久遠
(ちちくさき さんかびょうとう かんしじみ)

f0053297_1342846.jpg





猫の飲む水に身じろぐ寒蜆

f0053297_1323194.jpg

☆ 猫は、布団の上に寝ているのですが、小さいので見えないかもしれないですね?

                    Thank you very much!

                舌出して泥吐く鉢の寒蜆       与太郎

                足音に皆蓋閉じる蜆かな      与太郎

                湯豆腐の身を持ち崩すとき色香  くをん

                紙漉の灯りぽつぽつ山間(やまあい)に  くをん

                闘いに明くるるベッド雪景色     詩楽麿

                仕事とて人妻介護無我夢中
                     心添えつつ快気に向けて   詩楽麿



季語: 寒蜆(かんしじみ)、冬蜆   【冬】 ・動物
 
※ 松山俳句ポスト365 四十五回め投句 兼題(第96回) 『寒蜆』 : 人 二句


◎ 蜆は一年中売っていますが、特に冬の蜆は滋養が高いそうです。
  江戸っ子の祖父は、蜆の中身は食べませんでした。私は中身も大好きです♪
[PR]
by mariko789 | 2015-01-18 13:12 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(15)

ブダペスト夜景 @Canon PS SX50 HS

今年の初撮りの続きです。

1) ブダペストというと、いつも「鎖橋」を撮っているのですが、実はドナウ川に架かる橋は幾つもあり、
   今回は、「自由橋」を撮ってみました。
   他国の圧力下にあった歴史が長いだけに「自由」という名前に重みを感じます。

f0053297_1345358.jpg


 
                     Thank you very much!

             召集令状(あかがみ)を知らぬ世代の成人祭   与太郎

             新年の歌奉るお題かな     与太郎

             まだあると歴史踏みしむ冬の橋    詩楽麿

            心なき積雪続く野良犬の
                痩せた足取り餌求めたり    詩楽麿

             ビル風や透きとほりゆく冬の星     くをん


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2015-01-15 13:16 | Canon PowerShot SX50 | Trackback | Comments(21)

福引(ふくびき) :俳句

かあさまと回す福引きいろ玉  
(かあさまと まわすふくびき きいろだま)

f0053297_0172310.jpg


季語:福引(ふくびき)   【新年】 ・生活
 
※ 松山俳句ポスト365 四十四回め投句 兼題(第95回) 『福引』 : 並

                      Thank you very much!

                 福引は初日が当たると人の言う  与太郎

                 夫婦して競ふ福引ふふうふふ   くをん

                 年末の福引並ぶ手の痺れ      詩楽麿

                 忘却の彼方にありと思いしも
                        無常の時に幸も流るる    詩楽麿




なんとか没を免れて今年初の「俳句ポスト」の投稿です。
福引というと、年末の記憶が濃いのですが、新年の季語とは意外でした。
大きな福よりも、小さな福がさざなみのように次々にやってくる年になればいいなぁ~♪
[PR]
by mariko789 | 2015-01-12 00:27 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(15)

電飾のトラム 2号 @ブダペスト

一昨日、ブダペストに初撮りに行ってきました。
お目当ては、電飾のトラム 2号。ドナウ川沿いに走っています。
クリスマス前から始まり、一昨日の1月6日が最終日。
夜だけ、1時間に一本だけの電飾トラム、なんとか撮ることができました。
あっという間に走り去ったので、画像はしょぼいですが、雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです。


1)  まるで光の帯のよう・・・
   背景に写っているのは、鎖橋です。
   気温は零下とあり、手袋をしても悴んで、シャッターはブレブレ、喋れば呂律が回らない。

f0053297_1610027.jpg





2) 降車する人々♪

f0053297_16133935.jpg


                       
Thank you very much!

                喧騒に心紛らす冬場かな       詩楽麿

                電飾に浮き晒したるビルの影
                     勤めし人ら影も無きまま     詩楽麿

                初乗りは電気仕掛けの流れ星     くをん

                的中の乙矢に祈る弓始          与太郎 


More (続きを読む)
[PR]
by mariko789 | 2015-01-08 16:17 | Canon PowerShot SX50 | Trackback | Comments(21)

一文字(ひともじ) :俳句

一文字や一夫一婦のふと異臭
(ひともじや いっぷいっぷの ふといしゅう)

f0053297_146178.jpg



季語:  一文字(ひともじ)、葱(ねぎ)、根深(ねぶか)、、 【冬】 ・植物

                   Thank you very much!

          ふと異臭 音はしないがこいたろう idea-kobo

          九尺二間(=長屋)に過ぎたる物は紅の付いたる火吹き竹 (桜姫様よりご紹介の都都逸)

          寝正月覚めて鉛の手足かな  くをん 

          夢のみと寒月照れど寒さ沁む      詩楽麿

          夜も明けぬ窓に滴る露の群れ
                行き先知れた曇り窓かな     詩楽麿 


長ネギに、一文字(ひともじ)という別称があるなんて、俳句に縁がなければ一生知らずにいたと思います。

我家も結婚して二十二年も経ちました。
一筋には来たものの、中を質せば・・・
[PR]
by mariko789 | 2015-01-06 14:17 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(15)

明けましておめでとうございます。

.

f0053297_14274892.jpg


                      Thank you very much!

                正月も待てずに食べる雑煮粥     詩楽麿

                過ぎ行きた年を思えば切なくて
                     抱きし夢の咲くは如何にか   詩楽麿

                初夢のはんぶん白く塗りなおす    くをん

                初夢や瀬戸内海を跨ぎ行く     to_shi_bo

  
2015年(平成27年)
明けましておめでとうございます。
こちらは粉雪が降ったり止んだり、積もりもせず溶けもせず、
外気は冷蔵庫の中のように冷たい年明けでした。

今年はまず、私生活において、もう少しなんとかしたいと思っています。
もう一踏ん張りして、できれば私も社会に出て仕事をしたい。

皆さまにとっても、より良き飛躍の年になりますよう。
羊年ですからね、世界の人々が安眠できる平穏な年になるといいですね!

お仲間の皆さま、今年もどうぞ宜しくお願い致します♪
[PR]
by mariko789 | 2015-01-03 14:43 | Nikon coolpix P510 | Trackback