always over the moon

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バンテアイ・スレイ③

アンコール遺跡群 第三弾 バンテアイ・スレイ(Banteay Srei) その3
(8月初旬)

1)茶店の女の子。通りがかった夫に声をかけてきた。
  「ビール、1ドルでいいわよ、飲んでいかない?」
  その大人びたセリフが微笑ましくて、掴まってしまいました。
  まだ14歳だという。夏休みなのでおうちの手伝いで、お店の営業兼給仕をしているそうな。
  つるりんとした剥き卵のようなお顔は、どこか仏像を思わせる。
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                骨太でござんす背高泡立草      よし

                海猫(ごめ)騒ぐ空から魚が降る日には   流星 

                ぱかと割る卵の双子なる良夜      流星



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by mariko789 | 2012-09-30 12:17 | Nikon coolpix P510 | Trackback

紫苑(しおん):俳句

  紫をん立つ親のない子をかくまつて  久遠 (旧:流星)
   (しおんたつ おやのないこを かくまって)



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季語:紫苑、しおに、しをん、鬼の醜草(しこぐさ)    【秋】 植物


紫苑とは
キク科の多年草の花。庭園に植えられるが九州などには自生する。
茎は直立して高さ2メートルに達し、9月初旬ころ上部で多くの枝を分け、
直径3cmほどの野菊のような淡紫色の花を多数つける。(by 角川俳句歳時記)

紫苑の歴史・文化
中国・朝鮮から薬用植物として渡来したとされるが、平安時代には観賞用に栽培されていた。
『古今和歌集』以来、多くの詩歌や物語に登場し、室町時代以後は障壁画にもよく描かれた。
京都の智積院には長谷川等伯の描いた襖絵がある。
漢方では根を乾燥させたものを煎じて、咳止め、去痰薬として用いる。(by 俳句の花図鑑 成美堂出版)

紫苑の写真&俳句(← クリックして「たんとの四季折々」様へ♪


       

       雨近し白鶺鴒は尻を振る      よし

       三歳の頬まろやかに夕化粧    流星

       秋雨のちゃぷちゃぷ洗う三輪車   流星

       紫苑にて 美人女将を 拝むなり    銀河王子

       待宵や音絶えぬれば杯を伏せ    よし

       なお過ぎる 初秋の香り 瞳にも    詩楽麿

       夏過ぎて残る記憶の片隅に 
            瞳浮かべしありし日々あり    詩楽麿





久々にツイッターにアップしたところ、多くの皆さまの支持を頂いた句です。
このブログの友達は、俳句仲間が少ないので、いつも俳句をアップするときは申し訳ない気持になってしまいます。
皆さま、いい人ばかりで、なんとか突っ込みどころを探してコメントを書いてくださるのが心苦しい。。
俳句仲間以外の方は、どうか遠慮なく、スルーしてください。
俳句仲間の方々も、お忙しいときはコメント不要です、
見てくださるだけで嬉しいのですから。

◎画像は、カンボジアで出会った、捨て猫ちゃん。哀愁を帯びた眸に惹かれました。
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by mariko789 | 2012-09-28 12:27 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(50)

メタリック・ブルー

金曜と土曜はカタールの週末で、夫も休日。
で、木曜の夕方に一週間分の食料品の買出しに行きます。
むろんそれだけで足りるわけではなく、あとは週の半ばに何度か夫が勤務先から帰宅途中に買ってきてくれます。
問題は、ですね。夫は品物をよく見ないで買ってきてしまうのです。
瓶にヒビが入ってたり、賞味期限ぎりぎりだったり、袋が破けていたり、果物なら若すぎるか熟れ過ぎか。
でもクレームをつけると「もう二度と買ってこない」とお臍を曲げてしまうので、
「サンキュー」と受け取って、あまりに酷いものはこっそり捨ててしまいます。

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          この家も秋刀魚を焼くか茜空      よし

          朝露の宿りし蕾 蓮花(れんか)かな   詩楽麿

          まだ咲かぬ朝露宿し時を待つ 
                  蕾に托開花の舞台   詩楽麿

          丸文字で綴るダイアリひよんの笛      流星

          棉吹くや家路の遠き日暮れ道      よし

          蓮池に日ささぬ時も蓮の葉は
            なべて日のある方(かた)に向きたり   与太郎




そうそうメタリック・ブルー。
ここカタールではネイルサロンが一般的ではないので
(ローカルのレディたちは、どこか密室のネイルサロンをご利用と思いますが)
私は仕方なく自分で塗る。めちゃ下手だけど背に腹はかえられぬ。
若い頃からずっと淡いパールピンクが好きだったのに、今年に入ったあたりから、
ショッキング・ピンクが似合うようになってしまいました。
口紅も同じ。淡いピンクから濃いピンクへ。時々は濃い目のオレンジ。
これって年齢なんでしょうかね~
以前は、濃い色を塗ると老けて見えたのに、今は濃い色を塗ると若く見える。

つい先日、ふと思い立ってブルーのマニキュアを塗っていたのです。
だいたい新しく塗るのは金曜か土曜の夜で、夫が傍にいるのですが。
いつもは私のマニキュアなんかに無関心な夫が、
「お、メタリック・ブルーか」
と言ったのにはちょっぴり目を瞠りました。
そういえば、この色はメタリック・ブルー。
マンネリの古妻だからこそ、少し目先を変えるのも必要なのかもねぇ。
私が夫の立場なら、やっぱりそう思うでしょう。

なぜメタリック・ブルーのマニキュアなんかが手元にあったかって?
それはね、12色入りのバーゲン品を買ったからです。

☆ドーハにお住まいの方へお知らせ:
 今年5月28日の火災から閉鎖されていた、ヴィラッジオ(ショッピングモール)が再開しています。

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by mariko789 | 2012-09-26 12:12 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(48)

露(つゆ):俳句


          星泣けば彼方こなたの草に露  流星    
          (ほしなけば かなたこなたの くさにつゆ)



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季語:露(つゆ)、白露、朝露、夜露、露の玉、露けし、露時雨、、 【秋】 天文

        
        


         露深く草に灯ともす祠かな     与太郎

         露の里小家はかりの並ひけり    与太郎

         涙目で空を称える賢治の忌     よし




◎画像は去年ホアヒン(タイ)で撮りました。
 朝露を踏みながらの早朝のお散歩は心が洗われるようでした。
 コメント欄は閉じています。お話のある方、お句を下さる方は、次の投稿にお願いします。
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by mariko789 | 2012-09-26 11:11 | Nikon D80 | Trackback

バンテアイ・スレイ② デヴァター像(東洋のモナリザ)

アンコール遺跡群 第三弾 バンテアイ・スレイ(Banteay Srei) デヴァター像(Devata)



1)祠堂の4隅角壁に鎮座する女神デヴァター。
  身長1メートル程の小品だが、花枝を捧げ持つその端麗な容姿は「東洋のモナリザ」と呼ばれる。
(ガイドブックの受け売り)
  この女神様は、ちょっと肉眼では見難い奥のほうにあり、ここでもP510の望遠が役立った。
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ところで最近読んだ本に、しばしば仏像の微笑などを形容するのに使われるアルカイック・スマイルを
『古拙の笑み』と訳していて、あ!と思ったのだ。(アルカイック・スマイル=Archaic smile)
古拙とは、三省堂の辞書によると
「美術品が へたなように見えるが、実は味があって上品なこと」と、ある。
となると西洋のモナリザの微笑はアルカイック・スマイルではない。
しかしこの東洋のモナリザの微笑は、どうなのだろう?
これから仏像や絵画の微笑を見るときに、アルカイックか否か、考えてしまいそうだ。


       

       女神像 生き女神おや 選ぶなり      銀河王子

       微笑みし 女神デヴァター 秋招く    詩楽麿

       立ちすくみ心の岐路に甦る
            恋の残笑 永久に抱きつ    詩楽麿

       雨去りて寄る辺もあらず荻の風       よし

       目に映る この微笑みは あなただけ   yamaoji

       まんじゅしゃげ離別の父母に墓ひとつ   流星

       捨てられて裾を崩さぬ案山子かな      よし



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by mariko789 | 2012-09-23 14:03 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(42)

バンテアイ・スレイ(アンコール遺跡)①

クメールの至宝・アンコール遺跡群 第三弾 バンテアイ・スレイ(Banteay Srei)

バンテアイ・スレイは、見渡す限りの田園風景の中にあった。
田んぼがあり、蓮の花が咲き、池があり。



1)遺跡のなかの石に座っていた少女。
  鉛筆を手に持ち、それは本来、売り物なのだが、少女に売る気はない。
  少しうつろな瞳は、こことは違う世界を見つめているようだ。
  一人ぽっちになりがちだった自分の少女時代がふと蘇ってくる。
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      菩提寺はいま月光の輪の中に   流星

      秋風やうつろな瞳石仏      与太郎

      居合わすや夢みる乙女も秋の人  与太郎

      遺跡見る 入場料に 恐れなし    銀河王子

      物売りと 遊ぶ子供の 区別なし    銀河王子



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by mariko789 | 2012-09-23 13:37 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(18)

杜鵑草(ほととぎす):俳句

      杜鵑草むねのほくろを明かした夜  久遠 (旧:流星)
       (ほととぎす むねのほくろを あかしたよ)



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        江戸湾に舟多かりき鯊の秋    よし

        花芒これが最後といふは美し   久遠(流星)

        もの思う 秋にこそあれ 恋偲ぶ    詩楽麿

        杜鵑草 語るドラマに 咲き乱れ 
               美体求めし 願い儚し   詩楽麿



季語:杜鵑草(ほととぎす・ほととぎすそう)、時鳥草(ほととぎす・ほととぎすそう)、【秋】 植物

ホトトギスの花の画像は こちら♪

More(掌編小説 17禁)
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by mariko789 | 2012-09-23 13:12 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(13)

木の葉虫の仲間かな

下の投稿の画像の仲間たちです。
木の葉の擬態をしている虫たち。


1)もうまったく木の葉と区別がつかないと思いませんか?
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      豆狸 小判に化かす 木の葉虫    銀河王子

      秋日傘くるくるくるくる狂ふまで    流星

      私なら 染めてみせましょ 貴方色  yamaoji

      木の葉虫 仲間のつもりで固まって  idea-kobo

      引き抜けば深き底より太刀の魚    よし      



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by mariko789 | 2012-09-20 14:33 | Nikon coolpix P510 | Trackback | Comments(32)

末枯(うらがれ) :俳句

もろともに擬態の虫も末枯るる  久遠 (旧:流星)
   (もろともに ぎたいのむしも うらがるる)

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        枝をさり枝にさやりて飄り
            落ち葉は散りぬ落ち葉の庭に   与太郎

        種採って口笛高く吹きにけり        よし

        擬態ゆえ餌に有りつく木の葉虫      詩楽麿

        生き様を擬態であれと願えども 
           事実に揺れる日々のたわ言     詩楽麿

        末枯るる 擬態のつもりがほんまもん   idea-kobo




季語: 末枯る(うらがる)、末枯(うらがれ) 【秋】 植物
☆草木の先のほうから色づいてかれ始めること。「うら」は「すえ」の意。晩秋らしい景。(by 角川歳時記)


草木も虫も私も・・・どうせなら美しく枯れたいものですね
俳句は写真の説明ですので、読みながしてくださいませ。



◎画像は、8月にチェンマイの SIAM INSECT ZOO にて撮影。木の葉虫の一種と思います。
 次に、もっと多くの擬態の虫をアップします。コメントやお句を下さるかたは、そちらにお願い致します。
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by mariko789 | 2012-09-20 14:18 | Nikon coolpix P510 | Trackback

竹伐る(たけきる) :俳句(フォト575)



     隣人に境界線の竹伐らる   流星
    (りんじんに きょうかいせんの たけきらる)



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季語 :竹伐る(たけきる)、竹の春 【秋】植物

パンダ 「尖閣諸島ってなんだ?」


          

           裏山に鶉駆け出す雨となり     よし

           鶉よ来(こ)砂糖醤油の匂ふ土間  流星

           いんげんは細く長くとぶら下がり    流星

           千艘の 船来るらし 南島       銀河王子

           大野分来たりて船を蹴散らさむ    流星

           若竹を 握るパンダよ 何を見る   詩楽麿

           目前の事態に動く衝動は 
                木を見て森見ぬ諸行かな  詩楽麿

           壱膳を仏に相伴栗おこわ       よし          





◎画像は、8月にチェンマイ動物園で撮ったパンダ。
 もう一枚 ↓

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by mariko789 | 2012-09-19 06:03 | Nikon coolpix P510 | Trackback