always over the moon

カテゴリ:olympus OM-D E-M5( 162 )

天使の顔も三度まで

だいぶ間があいてしまいましたが、スペイン旅行の続きです。
ただいま夫は禁酒中ですが、旅行の間は暴飲の極致。大失敗もチラホラと。

ある晩のこと。ホテルの部屋でシャワーを浴びていた夫の悲鳴が聞こえました。
慌てて浴室を覗いてみると、彼が浴室の床(タイル)に転がっていました。
右手には、ほとばしっているシャワーのハンドルを握ったまま。
幸いシャワーは浴槽に向かっていたので、まず、シャワーを止め、ハンドルを所定の位置に置き、
まだ転がったままの夫に「大丈夫?」と声をかけました。
これ、打ち所が悪ければ大怪我でしょう。強運の彼は足をひねって暫くびっこを引く程度で済みました。

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その翌日、夫が「便秘になって苦しい。下剤を買ってほしい」というので、薬局に入りました。
私が行列に並んでいるうちに、彼が道路の向こうの店にいると言い残して消えてしまいました。
薬を買い、道路を渡ったところ、バーが三軒並んでいました。
果たしてどの店に彼は入ったのか。三軒とも覗き込んでみましたが、彼の姿はない。

仕方がないのでいちばん安そうな店に入り、「大きな英国人が来なかったですか?」
とバーテンさんに尋ねたところ、「ああ、トイレに入っているよ」とピンポーンな返事。
椅子に座り、トイレの入り口を見ていると、なんと夫がトイレのドアを少しあけ、
私に「おいでおいで」をしているではありませんか。
何かと思ったら、トイレに紙が無かったのですって。
こんなこともあろうかと、ティッシュを常に持っている私、即刻レスキューしました。
そのとき夫は財布も紙も持たず、バーに入ってしまったのです。
トイレから出てきた夫は「君が天使に見えた」


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そんなこんなの最終日。
ホテルをチェックアウトしたあと、夫がもう歩けないというので、近くのバーで休憩。
予約してあった空港行きのバスのチケットは夫が保管していたので、
「どこにあるの?」と聞くと、「知らない」という返事。
そのとき、ぱっと私の脳裏に100ワットの灯りが点きました。
「も、もしかして・・・部屋のセーフティボックスじゃないでしょうね・・・?」

さすがの酔っ払いもこの時は青ざめました!
私に「ここに居ろ」と言い置き(注文したものがまだ出揃っていなかった)、
足を引きずりながらホテルに向かう彼。

帰ってきた夫の話によると、ちょうどメイドさんが部屋を掃除しているところで、危機一髪でした。
バスのチケットのみならず、航空券、パスポート、英国の家の鍵、クレジットカード、英国の現金、
なにもかもセーフティボックスに入れっぱなしだったのです。

で、バスのチケットを見ると「帰国の前日に再確認をしないと無効になる」と書いてありました。
ということは、もう予約してあるバスには乗れません。
そこで、近くにいた人々に片っ端から尋ねて、空港行きの直行バスの情報をゲット。
歩けない夫を引っ張って、途中カフェで休憩しつつ、なんとかバス乗り場までたどり着き、
彼をベンチに座らせてチケットを買いに走る。
やっとバスに乗り込むと「君はなんでも一人でできるんだなぁ」と彼はしみじみ言いました。
いざとなったら、女には底力が出るのですよ。
(※ 写真。二枚目の大きなメロンは、帰りのバス乗り場へ行く途中のカフェ。この地図が大いに役立ちました)









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by mariko789 | 2017-03-23 22:52 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(24)

薄氷(うすらい)④


薄氷や二人を隔つギムレット 
(うすらいや ふたりをへだつギムレット)



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◇ 季語: 薄氷(うすらい、うすごおり) 【春】 ・地理  
 
◇ テキストブック「NHK俳句」2017年4月号  堀本裕樹 選 佳作 

◇ 【カクテルのギムレット】
起源:1890年頃、イギリス海軍の軍医であったギムレット卿が、艦内で将校に配給されていたジンの飲み過ぎを憂慮し、健康維持のためにライム・ジュースを混ぜて飲むことを提唱したことが起源とされている。他に、ギムレット(gimlet)が錐の意であることから、その味の突き刺すような鋭いイメージから命名されたという説もある。 作り方:ジン (全量の)3/4, ライム・ジュース (全量の)1/4 (by wikipedia)


◇ 「薄氷」は好きな季語で、このブログに投稿したものだけでも4句めになりました。

◇ 画像はスペインにて。 コメント欄は閉じております。







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by mariko789 | 2017-03-22 16:07 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(0)

ものの芽 ② :俳句


育ちゆく女の勘とものの芽と
(そだちゆくおんなのかんともののめと)


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◇ 季語: ものの芽 【春】 ・植物 (初春の、植物の芽)
 

◇ テキストブック「N●K俳句」2017年4月号  夏井いつき選 佳作 
  久々に組長に採って頂きました\(^ ^)/

◇ 画像はブダペストの動物園にて。 

 
   







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by mariko789 | 2017-03-21 16:01 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(0)

春の雨 ② :俳句


髪あげてうなじに匂ふ春の雨
(かみあげてうなじににおうはるのあめ)

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◇ 季語 : 春の雨(はるのあめ)、春雨  【春】 ・天文 
   
◇ 画像は以前撮ったもの。

◇ 現俳協インターネット句会 2月/汝火原マリ 

 






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by mariko789 | 2017-03-14 01:27 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(0)

春ショール :俳句


 ずんずんと家路を逸れる春ショール
 (ずんずんといえじをそれるはるショール)


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◇ 季語: 春ショール  【春】 ・生活(人事)



◇ e船団 俳句クリニック 2017年03月01日発表  星野早苗ドクター :  佳作(俳号:汝火原)

 
◇ 「e船団俳句クリニック」は8名の専属ドクターが俳句を診断して下さいます。
  兼題なし。毎週、最多で五句まで投句可。日曜日締切。無料。海外から投句OK。
  10日後の水曜日に「今週の十句」として結果発表。ドクターに依っては、おまけの「佳作」「注目句」も有。
  ここに常連で入選なさっているお仲間の皆さまに拍手です。私もぼちぼち頑張ろう。


◇ 真っ直ぐ家には帰りたくない。ルーテーィンを破って、知らない場所に踏み込んでみたい。春だから。
  画像は、スペインのベニドルムにて。コメント欄は閉じております。








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by mariko789 | 2017-03-12 16:02 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

タパスとか @スペイン


6日間もスペインにいたわりには大したものは食べませんでした。
ホテルのブッフェの朝食が美味しくて、ランチを食べる気になれなかったせいもあります。
それで、食べるというより夫のビールに付き合って、バーやカフェに入ることが多かったのですが、
感心したのは、ビールを注文すると、必ずおつまみがついてくること。
下の写真はミックスナッツ。大半の店は、このミックスナッツが定番のおつまみ。
中華系のバーですと揚げ餃子が一個とか、カフェですとポテトチップスの場合もあり。

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by mariko789 | 2017-03-09 16:33 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(24)

狐火(きつねび)② :俳句


狐火や愛する人の眼に少年
(きつねびやあいするひとのめにしょうねん)

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◇ 季語: 狐火(きつねび) 【冬】 ・地理
  冬の夜、山野で青白い火が見えることがあり、昔はキツネが燃やす火だと信じられていた(by 角川季寄せ)


◇ 愚陀佛庵インターネット俳句会  2017年02月24日発表(2017年01月投句分) 特選(汝火原マリ)
  八木館長のアート付きの選評を頂きました \(^ ^)/

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◇ 愚陀佛庵インターネット俳句会は、兼題はありません。毎月末締切。一人三句まで。



◇ 画像は、プラハ動物園の、ワオキツネザル。キツネ繋がりで、選んでみました。


◇ 旅行中に結果発表になったネット句会の参加句が溜まってしまいました。ぼちぼち投稿します。
  明日から歯医者に通う羽目になってしまったりで、コメント欄は閉じています。


 






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by mariko789 | 2017-03-07 01:00 | olympus OM-D E-M5 | Trackback

真っ青な地中海 @スペイン


スペインから帰ってきました。
リバプールのジョン・レノン空港から、スペインのアリカンテ空港へ。

2月26日  小ワイン四本ならべ機内ぬくし (空港はむろん、機内でも飲み始めた夫)
       残雪をかぶりピレネー山脈は (機窓から、長さ約430 kmの褶曲山脈を眺める。絶景!)
       春塵や砂の大地に着陸す   (中東の土地とよく似ている)

宿泊地は、空港からバスで約1時間、ベニドルム(Benidorm)というリゾートでした。

       紅梅のつらなり過ぎるハイウエイ (春らんまん)
       岩山の雑木芽吹くや砂の町    (岩だらけ、砂だらけでも逞しく育つ木々)

下の画像は宿泊したホテル。部屋は8階。ベランダから海が見えました。
プールはさすがに人っ子一人居ず。バスルームにビデがあるのは、やっぱりスペイン。英国にはなし。

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ベニドルムは、摩天楼のならぶビーチ。世界でも有数の高層ビル地帯だそうです。
観光客は英国人が多く、日本人にとってのハワイみたいなのかな。 



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地中海は真っ青でした。場所によってはエメラルドグリーンでもあり。
ビーチを散歩して、夜はタパスバーに行ってみました。
タパスというのは、小皿に盛った一品料理。その写真は次回に。

2月27日 朝東風やブッフェと冷えた白ワイン(朝食は白ワイン飲み放題でしたが、夫も慎ましく一杯のみ)
      同じ話繰り返す夫 春眠し (昼間から酔っ払ってしつこい夫)
      泥酔の夫のいびきや春怒濤 (昼寝の夫のいびき)

2月28日 大くしゃみして起きあがる酔っ払い(朝4時から6時までウイスキー、そのあと2時間寝て起きた夫)
      酔いどれと道に迷って春暑し (外へ出れば、必ず道に迷う)
      席ゆずりよろめく夫や目借時 (車内にて。子連れの美女に席を譲って、倒れそうになった夫)

長くなったので、旅の後半は次回に。
泥酔して、服も一人では着れない、まともに歩けない、喋れない、そんな夫に付き添って途方に暮れた6日間。









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by mariko789 | 2017-03-05 15:07 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(26)

春の雪(はるのゆき) :俳句


 別々のホームに佇ちて春の雪
 (べつべつのホームにたちてはるのゆき)


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Thank you very much!

口笛を吹けば春日のマタドール 麗門




◇ 季語 : 春の雪(はるのゆき)、春雪、春吹雪 【春】 ・天文 
  ※ 立春を過ぎてからの雪。北国では当然のことながら、
    大都会の春の雪には華やぎも感じられる(by 角川必携季寄せ)


◇ 画像はチェコで撮ったもの。


◇ 現俳協インターネット句会 1月/汝火原マリ   
  五十嵐秀彦氏より過分な講評を頂きました。
  
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by mariko789 | 2017-02-15 16:44 | olympus OM-D E-M5 | Trackback | Comments(0)

雪女


 放火魔の燐寸吹き消す雪女
 (ほうかまのまっちふきけすゆきおんな)

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◇ 愚陀佛庵インターネット俳句会  2017年01月30日発表(2016年12月投句分) 八木健館長 選 特選

  八木館長のアート付きの選評を頂きました \(^ ^)/

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◇ 愚陀佛庵インターネット俳句会は、兼題はありません。毎月末締切。一人三句まで。


◇ 溜まっていた投稿句もあと残すところ4つになり、目処がつきました。コメント欄は閉じています。









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by mariko789 | 2017-02-07 16:09 | olympus OM-D E-M5 | Trackback