always over the moon

カテゴリ:Sony Cyber-shot G( 121 )

胡麻(ごま) :俳句



  胡麻叩く三和土に匂ふ貼り薬
  (ごまたたくたたきににおうはりぐすり)


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季語: 胡麻(ごま)  【秋】・植物

※ 松山俳句ポスト365 九十二回め投句 兼題(第153回) 『胡麻』 :人選 (中原久遠)

◎ 「胡麻叩く」「胡麻干す」「胡麻刈る」は人事の季語でしたが(結果発表を見てから気づきました)、
   なんとか採っていただき、胸を撫で下ろしました。

◎ 画像はずっと以前、日本で撮ったものです。また日本へ撮りだめに行きたいのですが。。
 
◎ この投稿のコメント欄は閉じております。






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by mariko789 | 2016-09-26 15:10 | Sony Cyber-shot G | Trackback

涼し :俳句




    ペコちゃんのおでこ涼しや神楽坂  
    (ペコちゃんのおでこすずしやかぐらざか)


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   季語: 涼し  【夏】 ・時候



◎ 画像は、前回日本へ里帰りしたさいに撮ったもの。もう何年になるのでしょう。
  絵画加工をしてみたら、ヘンになりましたが、時間切れなので、このままで。

◎ 過日、熊町みね子著「お家賃ですけど」を読みました。
  東京・神楽坂の旧い下宿を舞台にした作品(ほぼ実話なのかな)で、懐かしく思ったのでした。(現俳/8月/汝火原マリ)

◎ この投稿のコメント欄は閉じております。ただ今、引越準備中です。







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by mariko789 | 2016-09-08 01:38 | Sony Cyber-shot G | Trackback

カモメの子




向かいのパブの屋根に、カモメの巣があるのを発見したのは、もう一ヶ月以上も前と思う。
お母さんカモメが、日ごとの風雨にも負けず、懸命に卵を抱えていた。
いつも彼女は一人ぽっちで、夫君らしき姿は見えなかった。
餌はどうしているのだろう。目に見えて痩せ細っていくお母さんをハラハラと見守っていた。

夫君を初めて見たのは、忘れもしない、6月15日、ブダペストへ出発する間際だった。
見れば妻以上に、骨と皮だけの姿。どこでどんな苦労をしていたのやら。
今まで妻子から遠ざかっていた罪は問うまい。
今日から妻子を守ってゆくんだよ。

そしてブダペストから帰ってきて数日後、卵がヒナに孵りました。
こちらは連日、日本の梅雨めいた雨が降ったり止んだり。
気温も低く、15℃から18℃の間くらいかしら。
そんな悪天候のなか、夫婦で仲良く(ときに言い争っているシーンも見かけますが)、子育てをしているのは、実に微笑ましい。

ヒナは二羽です。
いちど、ヒナが他の鳥に狙われて大騒動もありましたが、近隣のカモメもやってきて、敵を追い払ったのでした。
カモメのコミュニティって素晴らしい。

下の写真は、ヒナとお母さん。ニコンのP510で撮影。望遠ぐんぐんで。

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こちらは、ニコンの一眼にタムロンの望遠レンズ(300mm)をつけて、ズームめいっぱい。
ピントはお母さんに当てたので、後のお父さんはやや後背暈けに。

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カモメのヒナ。
この先、顔のポチポチも消えて、飛べるようになるまで、まだまだ親子の奮闘は続くのでしょう。




ところで、EU離脱が決まって以後、英国での移民・難民への、ヘイトクライムが激増しているとか。
私もいうなれば移民。街で石など投げられぬよう、気をつけよう。

今はまだ、イスラム教のラマダンの最中と思いますが、街では、アバヤ(例の黒装束)を着て、
真昼間からカフェで飲食している女性を見かけます。
先日は、スーパーマーケットのレジでお金を払ったとたん、お菓子の袋を破って食べ始めたイスラムの男性がいました。
(ラマダン中は、日没まで飲食をしてはいけない掟です)
英国だからいいようなものの、お郷でそんなことしたら、鞭打ちの刑に処せられるでしょう。
人種の坩堝と化しているリヴァプール、平和であれと願うばかりです。





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by mariko789 | 2016-07-04 00:06 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(13)

海胆(うに) :俳句





海胆を採る少女よ塩を吹く髪よ  中原久遠
(うにをとるしょうじょよ しおをふくかみよ)

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季語: 海胆(うに)  【春】 ・動物

※ 松山俳句ポスト365 八十二回め投句 兼題(第142回) 『海胆』 : 人選

◎ 画像は以前「江の島」で撮ったものです。




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by mariko789 | 2016-04-18 15:53 | Sony Cyber-shot G | Trackback

手袋 :俳句




手袋に我が子を打ちし手を入れぬ  汝火原マリ
(てぶくろにわがこをうちしてをいれぬ)

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季語 : 手袋 【冬】  ・生活


◎ 某インターネット句会に参加した句。
   堀之内長一氏より、高評価の講評を頂き、嬉しかったです。
   俳号は「汝火原マリ」。
   これから俳句ポストの「中原久遠」と、使い分けていこうと思っています。
   なんとなく、汝火原マリのほうが自分らしい気がしないでもなく。(現/1月)





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by mariko789 | 2016-02-11 15:04 | Sony Cyber-shot G | Trackback

寒灸(かんやいと) :俳句




血の道の一気に激つ寒灸
(ちのみちのいっきにたぎつかんやいと)

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季語: 寒灸(かんやいと) 【冬】・生活

◎ 画像はイメージですが、日本で撮った写真を古めかしくレタッチしてみました。

◎ お灸のファンだった、祖母を思い出して。(現/1月/「寒の灸」から「寒灸」へ推敲/汝火原マリ)
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by mariko789 | 2016-02-04 16:57 | Sony Cyber-shot G | Trackback

湯気立て :俳句




湯気立てて離婚届の凸凹に
(ゆげたてて りこんとどけの おうとつに)

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季語: 湯気立て(ゆげたて)  【冬】 ・生活
※冬は室内が乾燥するので、暖炉や火鉢に鉄瓶、薬缶、あるいは別の水を張った容器をかけておき、湯気を立たせた。
  今では、専用の加湿器が用いられる。(by 角川「必携季寄せ」)


◎ ちょっと以前ですが、「湯気立て」という季語をS様にコメント欄で教えて頂き、早速使ってみたものです。
   こうして詠んでおけば覚えられるかな、と。 妄想句です。(現/12/2015/汝火原 マリ)

 
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by mariko789 | 2016-01-31 13:47 | Sony Cyber-shot G | Trackback

歌留多(かるた) :俳句




歌留多よむ語尾のびやかに倭の血   中原久遠
(かるたよむ ごびのびやかに やまとのち)

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季語: 歌留多  【新年】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 七五回め投句 兼題(第135回) 『歌留多』 : 人選



Thank you very much!

申年に街中暴走猿一頭    詩楽麿

マテバシイ幹の傷口汁を出し 瘡蓋つくり涙止まらず   詩楽麿

若き人ら登りゆく坂雨の坂  いろとりどりの傘の美し   与太郎




◎ 倭(やまと)ですが、これ、読めないですよね。ルビも振らなかったのに、組長がよくぞ採って下さったと思います。
大和と書けば良かったのですが、ダイワと読まれそうでイヤ。
それなら平仮名で「やまと」にすれば良かったのに、と少し後悔しています。
ところで「やまと」って何よ、わかっていそうでそうでもない。で、三省堂の辞書を引いてみると、

やまと【大和】{倭}
① むかしの日本国内の国名の一つ。現在の奈良県。
② 「日本国」の古い呼び名。

加えて、囲み記事に、

・大和歌(やまとうた)  和歌のこと (知らなかったわー)

・大和絵(やまとえ) 屏風絵や巻物絵など平安時代から始まった日本独自の画風を持った絵。

・大和言葉(やまとことば) 中国伝来ではなく、日本で古くから使われてきた言葉。
                         「うみ」「やま」「置く」「切る」「しずか」など。

他にも「大和なでしこ」「大和魂」の解説がありました。辞書ってためになるなぁ。
もしもたった一冊しか本を持てないとしたら、字が満載してある辞書がいいかも、と思いました。 
そういえば、今年の読書始めは、三浦しをん著「舟を編む」で、辞書作りの物語(快作!)でした。
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by mariko789 | 2016-01-14 14:38 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(12)

山眠る :俳句




丸太へと鉈の一喝山眠る  中原久遠
(まるたへと なたのいっかつ やまねむる)

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季語: 山眠る  【冬】 ・地理

※ 松山俳句ポスト365 七四回め投句 兼題(第134回) 『山眠る』 : 地選(1)、人選(1)

「俳句集団 いつき組」 夏井いつき組長 選評: 
「丸太へと鉈の一喝」という擬人化の見事な切れ味。中七の終わりに、振り下ろした「鉈」の音が響きます。上五「へ」の助詞の選択も巧みです。「丸太へ」向かって振り下ろされる一瞬から、「鉈」の刃が「一喝」の音を立てるまでを、助詞「へ」が表現。下五の季語「山眠る」が一句をどっしりと支えます。






f0053297_14213349.jpg 我庭の丸太はこちらで、昨日撮りました。
ノコギリ、鎌、鉈、電動草刈り機など全て夫のもの。やはり女手では庭の荒仕事は無理です。
ふだんの暮らしの報告に、季語を足しただけの句で、地選を頂けたのは幸運でした。
組長、ありがとうございます(手を合わせております)。
実は前回の兼題「蜜柑」で全没初体験、底まで沈んでいたのですが、なんとかこれで浮き上がれました。
並選でもいい、一句入選する有りがたさが身に沁みました。



Thank you very much!

ベタペスト 宮殿ライト 年末花  詩楽麿

同じ空仰ぎしものと思い馳せ 表と裏の地球ならでは  詩楽麿

函館の市の立ち食い牡蠣三つ  久遠(12/11)

電飾のトラムを撮らむ大くさめ 麗門

戸の隙の一寸ほどを冬の月   与太郎

山眠る 起こしちゃならんど おおごっちゃあ  idea-kobo






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by mariko789 | 2015-12-27 14:41 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(20)

ねんねこ ① :俳句




ねんねこや家裁の父母ののつぺらぼう  中原久遠
(ねんねこや かさいのふぼの のっぺらぼう)

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季語: ねんねこ  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 七二回め投句 兼題(第132回) 『ねんねこ』 : 人選二句

◎ どうしてあの日のことを記憶しているのか。
新しく母と住み始めたアパートに、あの朝は伯母も居た。
「どうしてマリちゃんをおぶってゆくの、重いでしょうに。」と言う伯母に、「このほうが家庭裁判所の同情を買うと思って」と答えた母。
母は家出をしてきたのだから、当然離婚は望んでいたのだと思う。離婚調停で、慰謝料とか養育費とか、少しでも多くなるように、母なりに考えたのだろう。赤ん坊ではなかったけれど、まだ幼児だった私が、あのとき、父母の離別が後戻りのできないものになったことを認識していたのは不思議。
「ねんねこ」という兼題を前に、あの日のあのねんねこが甦ってきた。「家裁」「同情」という言葉とともに。
母のねんねこのなかで、母の顔はもちろん父の顔も見ることはできなかった。
(ふだん自句自解はしないのですが、今回は懐かしい思いで胸が一杯になり、書きたい衝動を抑えられませんでした。)


Thank You Very much!

のっぺらぼう 表か裏か 判らやせん…    idea-kobo

冬ですね狗肉の煮ゆるガード下  久遠(11/27)

踏みしめた枯葉に埋める恋談義   詩楽麿

幾千の枯葉に問いしかの人の 笑みぞ今なお求めぬ日も無し 詩楽麿

ねんねこや背中合わせではしゃぐ子よ   詩楽麿

母の背におぶられ泣いた幼子の 時代ぞ去りてねんねこ見詰む  詩楽麿






ねんねこの膝まで垂るる子守の子

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◎ ねんねこといえば、おしん。世界中で大ヒットした日本の連続テレビ小説である。
スリランカでは、英語(吹き替えだったか、字幕だったか)のを観た記憶がある。
おしんの膝まで垂れた「ねんねこ姿」、そのけなげさは、世界の女たちの紅涙を絞ったと思う。



 


 
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by mariko789 | 2015-11-30 14:48 | Sony Cyber-shot G | Trackback | Comments(21)