always over the moon

カテゴリ:retouch/anima/paint( 56 )

桔梗(ききょう) :俳句

九つの姫の遺髪と白桔梗 中原久遠
(ここのつの ひめのいはつと しろききょう)

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季語: 桔梗(ききょう)、きちかう  【秋】 ・植物

※ 松山俳句ポスト365 六十三回め投句 兼題(第123回) 『桔梗』 : 人選

◎ この句には特定のモデルはありません。九つ=九歳です。
  もっと明るい句も出しているのですが、なぜか私の場合、採って頂けるのは暗めの句が多いのです。

Thank you very much!

白桔梗十二の遺髪笹の下  to_shi_bo

梳き流すあなたの髪や盆の月  麗門

晩夏光ポニーは野辺の草を食む 久遠(8/17)

鈴蘭や君主の抱く幼妻 久遠(8/21)

月あをき砂漠に紡ぐ千夜かな  久遠(8/22)

露草や終焉を説く陰陽師  久遠 (8/24) 

  
◎ しばらく涼しい・・・というより20℃前後の肌寒い日が続いていたのですが、
  天気予報に拠りますと、今日からまた30℃超えの夏日が戻ってくるそうな。
  もう何を着てよいのか。バスのなかでも風邪引きさんが目立っています。





 
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by mariko789 | 2015-08-24 13:17 | retouch/anima/paint | Trackback

花冷(はなびえ) :俳句

電気むさぼる花冷のドライヤー  中原久遠  (地選)

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 季語:花冷(はなびえ)  【春】 ・時候

※ 松山俳句ポスト365 五十五回め投句 兼題(第107回) 『花冷』 : 地選1、 人選1
 

 俳句集団 いつき組 夏井いつき組長 選評:

 同じ音系でも、こんな音もあるのだ!と愉快になりました。「花冷のドライヤー」が、温度としての対比イメージを持っていることは言うまでもありませんが、「電気むさぼる」という擬人化が巧いですね。「ドライヤー」ほど、使用している「電気」の量を思わせる電化製品はないなと納得。一句に隠された濡れた髪のイメージもまた「花冷」という季語を引き立てます。



思いがけない句で地選を頂き、びっくりしました。
このところ句作が煮詰まってしまい、冗談というか、遊び心で出した句でした。
今回の結果に勇気を頂き、これからも、色んなタイプの句を詠んでいけたらなぁ、、と思いました。

※ 写真はチェスター動物園にて。桜の花とフラミンゴ。
   レタッチで色彩を昔風にしてみました。

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by mariko789 | 2015-04-18 01:14 | retouch/anima/paint | Trackback

採氷(さいひょう) :俳句

採氷夫にぺんぎんが混ざってゐる  中原久遠
(さいひょうふに ぺんぎんが まざっている)

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季語: 採氷(さいひょう)、氷切る、氷挽く、採氷場、採氷夫、 採氷車、採氷池  【冬】 ・生活

※ 松山俳句ポスト365 四十七回め投句 兼題(第98回) 『採氷』 : 地選(1) 人選(1)

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評

可愛いし笑えるし、まるでアニメみたい!と思うのですが、いやいやこういう光景が現実としてありえるんじゃないの?とも考えられます。平仮名書きの「ぺんぎん」が人間面してるようで、そんな小さな配慮もまた、この作家の持ち味です。



◎ できなくてできなくて、いっそ棄権しようかと思った「採氷」ですが、粘って良かったです。
  でもこの結果はできすぎ。実力以上の評価を頂き、身を縮めています。
   「ぺんぎん」は破調(自由律?)ですし、「男七人」は字余りですし。



                         Thank you very much!

                   彩氷のダイヤモンドを握りたし       詩楽麿

                   闘いにやつれし頬に髭伸びて
                         わが身の如く剃り落すかな     詩楽麿

                   寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                             山茶花赤く庭にさきたり  与太郎

                   学校の近道墓地の霜柱
                        今朝もあの子が踏みし靴跡    与太郎

                   角まがる盲導犬や日脚伸ぶ          くをん

                   スキンヘッドに豹柄の冬帽子          くをん


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by mariko789 | 2015-01-31 12:55 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(17)

福引(ふくびき) :俳句

かあさまと回す福引きいろ玉  
(かあさまと まわすふくびき きいろだま)

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季語:福引(ふくびき)   【新年】 ・生活
 
※ 松山俳句ポスト365 四十四回め投句 兼題(第95回) 『福引』 : 並

                      Thank you very much!

                 福引は初日が当たると人の言う  与太郎

                 夫婦して競ふ福引ふふうふふ   くをん

                 年末の福引並ぶ手の痺れ      詩楽麿

                 忘却の彼方にありと思いしも
                        無常の時に幸も流るる    詩楽麿




なんとか没を免れて今年初の「俳句ポスト」の投稿です。
福引というと、年末の記憶が濃いのですが、新年の季語とは意外でした。
大きな福よりも、小さな福がさざなみのように次々にやってくる年になればいいなぁ~♪
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by mariko789 | 2015-01-12 00:27 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(15)

秋燕 :俳句

女子寮の窓は真四角秋つばめ  中原久遠
(じょしりょうの まどはましかく あきつばめ)


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季語: 秋燕(あきつばめ、しゅうえん)    【秋】 ・動物

※ 松山俳句ポスト365 三十一回め投句 兼題(第81回)『秋燕』   :人


◎ 今回は、推敲を重ねた二句が落選。
   私的には空白埋めのつもりだった揚句を採って頂き、冷や汗たらり。
   
   落選した句は、推敲しなおして別のチャンスに生かしたいと思いますので、ここには記しません。
   次回の兼題「落し水」は、お休みしましたので、お仲間の皆さまの応援に回ります!♪

◎ イメージの画像は、タイで撮った看板に手を加えました。
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by mariko789 | 2014-09-19 13:46 | retouch/anima/paint | Trackback

川開(かはびらき) :俳句

水神に火の粉浴びせよ川開   (中原久遠)
(すいじんに ひのこあびせよ かわびらき)


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季語:  川開(かはびらき)   【夏】 ・行事


※ 俳句ポスト365 二十三回め投句 兼題(第72回) 『川開』    : 天

夏井いつき組長 選評

兼題「川開」、ある季寄せには「花火大会のこと」と書いてあり、ある歳時記には「水難にあった人の鎮魂の行事」「水辺の安全を祈願する行事」等とも記載されているわけですから、なかなかの曲者季語でありました。
 でも考えてみると、季語というのは、年月と共に様々な情報が蓄積されて季語としての性格を形成していくわけで、そのおかげで俳人たちは少しずつ変容していく季語を、年々新しく詠むことができるのかもしれません。
 今週の「天」に推した一句は、「水神」「火の粉」という二つのキーワードで、季語の複雑な性格を表現した発想を強く誉めたい作品です。「川開」という季語の現場にあるのは真っ暗な水。そこには人間の傲慢を罰しようとする「水神」もいるに違い有りません。そんな「水神」へむかって浴びせる「火の粉」は贖罪であり、鎮魂であり、祈りであり、また生きてある喜びでもあるのです。
 中七「浴びせよ」は、そのようなさまざまな思いを凝縮した一語。暗い水面を迸る「火の粉」の映像だけでなく、「川開」という季語への思いも、見事に表現し得ています。この一語の選択が、「水神」「火の粉」「川開」の三語の取り合わせを見事な詩として昇華させたといっても過言ではありません。



両国の川開には、忘れられない青春時代の思い出があります。
あの夜の、晴れがましい賑わい、人いきれ、耳を劈く花火の炸裂。
次々と心に蘇るシーンを噛み締めながら、詠んでみました。
たぶん最初で最後の「天」。
「川開」に、また一つ、大きな思い出が重なりました。


                     Thank you very much!

               祭り日々花火の追憶また目覚め      詩楽麿

               向日葵の花弁に集う蝶二匹
                     熱射の畑で何を語るや       詩楽麿 

               欄干に首の鈴なり花火の夜       マリコ

               すげ替へて揃ひの鼻緒花火の夜      マリコ




◎ お仲間の皆さまには、もう暖かいお祝いの言葉を十二分に頂きましたのでコメント欄は閉じています。
   心からお礼を申し上げます。

◎ 画像は、チェンマイで撮った花火を江戸風にアレンジしてみました。




 
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by mariko789 | 2014-07-12 15:07 | retouch/anima/paint | Trackback

守宮(やもり) :俳句

指の血を洗ふ浴室守宮鳴く    中原久遠
(ゆびのちを あらうよくしつ やもりなく)

季語:  守宮(やもり)     【夏】 動物

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※ 松山俳句ポスト365 十七回め投句 兼題 『守宮』    :地

※ 夏井いつき組長 選評
「浴室」の窓に張り付いた「守宮」を詠んだ句も沢山ありましたが、「指の血を洗ふ」という状況を附することによって、「守宮」の持つ不気味な気分が助長されます。「指」から「血」が出ている状況とは何があったのだろうと、想像が動き出します。「血」の生臭さが「守宮」の声にも及んでいくかのような感触です。



俳句ポスト365に投句し始めてちょうど四ヶ月目、毎週金曜日に発表される「天地」の句を拝見し、
私には一生無理だと諦めた途端に、地選を頂きました。しかも思ってもみなかった句で。
俳句は詠み手半分、読み手半分の文芸なのだと改めて思い知らされました。
読み手の半分の部分を残してこそ、俳句なのでしょうね。
今回の句は、組長の読みの深さで拾って頂き、幸運でした。

夫が単身赴任から戻ってきて多忙になり、この回以降、毎回投句は無理になりましたが、
たとえ月に一度でも、参加を続けたいと思っています。

                     Thank you very much!

              手もみしつ柱這いずる守宮かな      詩楽麿

              花房や大地に届け枝垂藤
                    咲き乱れつつ次代を託す     詩楽麿 

              家守泣く 家賃を溜めて 払わんと    idea-kobo

              守宮ふくらむ邪悪なものを呑み込みて    久遠

              寝ころべば菖蒲の枕風わたる      (詠み人知らず)


◎ 俳句をなさらない方には意味不明の投稿ですので、どうぞスルーなさって下さいね♪

◎ 今日は下にも一句、投稿しています。お時間のある方は、ちらっと覗いて下さいませ。

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by mariko789 | 2014-05-18 12:33 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(22)

紅梅(こうばい) :俳句

紅梅の一枝を灯す逮夜かな   中原久遠
   (こうばいの いっしをともす たいやかな)

季語: 紅梅(こうばい)  【春】 植物
逮夜(たいや) : 命日の前夜

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※ まつやま俳句ポスト 五回目投句  兼題 『紅梅』     :人



                  Thank you very much!

              開き戸に背もたれ想う紅梅よ    yamaoji

              まだ咲かぬ紅梅枝の蕾かな     詩楽麿

              愛おしく心満たすやかの人に
                  せめて紅梅早よ届けたし   詩楽麿

              子の寒さかばい抱くや母の愛    詩楽麿

              幾久し世代変われど親子ゆえ
                  変わらぬ心明日にも続け    詩楽麿

              春の雨三日つづきてひとひらも
                       散らさぬ梅の花力あり   与太郎 




※ 選外句
紅梅のひいふうみひら封筒に   久遠(流星)
闇なればこそ紅梅の匂ひ立ち   久遠(流星)

複数句を出してみると、採否の結果でいろいろ勉強になります。
次の結果は「風光る」なのですが、うち二句は、提出間際に推敲しすぎて句が崩壊しました。
結果が怖いです。
26日が提出期限の「春菊」は、茹ですぎてもはや春菊ではなくなっています。
出しますけれどね、もうこうなったら・・・。
継続は力。続けていけば、きっと何かが見えてくるはず。
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by mariko789 | 2014-02-24 23:48 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(25)

二月 : 俳句

二月に生まる天より父母をたまはりて  中原久遠 
    (にがつにうまる てんよりふぼを たまわりて)
季語: 二月 【春】 時候

生まる(うまる)  自動・ラ下二 
賜る(たまは・る) 他動・ラ四

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                       Thank you very much!

                たまわりて もったいなくも かしこくも   idea-kobo

                気更来とは言うものの冬鎮座       yamaoji

                ボクの目をふさぐママの手猫の恋    流星マリコ

                浮き沈み回る木馬や風光る       流星マリコ

                生まれ秘話 語る者なく身体知る    詩楽麿

                夢に出で語りかけるや亡き母に
                    腕(かいな)伸ばせど笑みに届かず   詩楽麿 

                振り返るたびの春光誕生日      to_shi_bo

                鶯の口元寒き二月かな            与太郎

※ まつやま俳句ポスト 四回め投句 兼題 『二月』     :人

◎ 上五が七文字の字余りです。
言いおおせて何になる、という句になってしまいました(恥)
私の誕生日は二月二十七日、魚座です。


皆さま、オリンピックを楽しんでいますか?
大雪の被害は大丈夫でしょうか。
なんでもまた雪が降るとか。どうか転倒などにはくれぐれも用心なさって下さいね。




 
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by mariko789 | 2014-02-17 03:06 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(24)

節分 :俳句

節分や郷を追はれて人となり   中原久遠 
 (せつぶんや さとをおわれて ひととなり)

季語: 節分(せつぶん)  【冬】 時候

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                     Thank you very much!

              節分の豆の数ほど幸求む        詩楽麿

              見えぬ鬼 豆撒き払う節分に
                  内なる邪鬼も共に払わむ     詩楽麿

              恋猫のひねもすねむるつかれ哉     与太郎

              紅梅の年のころなら十八、九     流星マリコ

              紅梅の乙女ざかりの枝(え)を手折り  流星マリコ
 
              紅梅の花びら香るエアメール       流星マリコ


※ まつやま俳句ポスト 三回め投句 兼題 『節分』    :並

まつやま俳句ポスト、三度目の投句です。
この週はハンガリー語の勉強が忙しく、提出しないつもりだったのですが、
句友に後押しされ、制限時間いっぱいに出しました。
下に一回目並選の「霜」の句もアップしました。お時間のある方はご笑覧下さいませ。

節分の翌日が立春で、節分とはまさに季節の節目なんですね。
皆さまは、恵方巻を頂いたり、豆まきの行事に参加なさったり、節分をエンジョイなさいましたか?
※ 画像は節分の豆ではなく、霰(あられ)をレタッチしたものです。

冬季オリンピック、いよいよ開幕、日本選手の活躍が楽しみですね!
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by mariko789 | 2014-02-07 01:39 | retouch/anima/paint | Trackback | Comments(26)