always over the moon

2010年 06月 30日 ( 1 )

格差社会の格差タクシー (UAE)

或る日のことです。
炎天下、タクシーを待っていました。
すぐに来たのは、こちらのタクシー。

1)庶民派タクシー
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いつも乗るタクシーと違います。



いつも乗るのは、こちらのタクシーなのです。
2)銀色タクシー
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夫はしばらく躊躇っていましたが、私が強硬に「もう待てない!」と言いつのり、
庶民派タクシーに初めて乗るチャンスを得ました。

確かに、車内は古くドライバーの英語はカタコトでしたが・・・
料金が、銀色タクシーの半額なんですよ、おくさま!
銀色タクシーなら、10ダーハム(¥241 現在の為替レートで)のところが5ダーハム。
チップに1ダーハム添えても6ダーハム。
私なら、どうせ5分か10分しか乗らない近距離ですし、断然庶民派タクシーを愛用するところです。
しかし、英国人の夫は、その時限り二度と庶民派タクシーに乗ろうとはしません。
銀色タクシーがなかなか来なくてもずっと待っています。

この二種類のタクシーがあるのは、UAEのなかでも、我が町、AL-Ainだけかも知れませんが。。



実は、庶民派タクシーは、インドやフィリピンから出稼ぎに来ているブルーカラーの方々が
もっぱら愛用なさっていて、ときには知らない人同士でも乗り合いをしたり、
電車がない我が町の気軽な交通機関になっているのです。
バスはありますが、バス路線にない場所に行くときには、やっぱりタクシーなのです。



一方、銀色タクシーは、ローカルの人々や、外国からのホワイトカラー族の御用達。
最近では、レディス専用車(ドライバーも女性)も出現していますよ~~。
料金は高いですが、乗り心地もよく、礼儀正しいドライバーが多いと思います。
それに、チップを渡すと、「え?」と戸惑うドライバーが多く、もしかしたらチップはいらないのかも知れません。



もともとインドには、カースト制度がありましたよね~。
日本でも江戸時代は、士農工商とか、階級制度がありました。
けれど日本の現代で、「人はみな平等」と学んできた私には、このタクシーにまで及ぶ、
格差社会には少し違和感を感じるのです。


ちなみに、我が住まいのビルのお掃除担当のX君(インド人、33歳)の収入を訊いてみたところ、
ビルの屋上の小部屋に無料で住んではいるものの、
掃除代(一ヶ月)700d、階下の宝石店での使い走りのアルバイト(一ヶ月)300d、
二軒隣の旅行代理店での使い走り(一ヶ月)300d、合計月収は、1300d(¥31200)。
その半分は、故郷に仕送りしているそうです。
なので、私たち住人が時々頼むお掃除などの別収入は、うれしいのだと言っていました。
物価の高いUAEで、大変な生活だなぁ・・としみじみ思います。


富裕層のローカルの子息は、ベンツで大学に通ったり、
お嬢様が就職すれば、職場に専用の部屋をもち、メイドつきでご出勤あそばすというのに。。


人間は、どの国のどんな家庭に生まれたかで、その運命の半分は決まってしまうのかもしれません。
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by mariko789 | 2010-06-30 08:49 | Nikon D80 | Trackback | Comments(28)