信長の濁りなきかな文の月 :俳句
2008年 08月 13日
(のふなかの にこりなきかな ふみのつき)
(のぶながの にごりなきかな ふみのつき)
季語:文月、ふみづき、ふづき (陰暦七月。陽暦のほぼ八月。) 【秋】 時候
撮影:チェンマイ/ 古い古いふるーい城壁
・。・皆様から頂いた句です(敬称略)。ありがとうございます♪ .・。・☆・。
夏古城 渡りし風は 涼しげに Nong-Khai
歌舞くなら 殺してしまえと 言うが如し yamaoji
濁音符嫌ふ信長文の月 道州
ことはつき 点て句【苦】にならぬ 俳句なり 詩楽麿
ことはつき(言葉尽き) とうくのなみた(同苦の涙) なかしけり(流しけり) 極楽とんぼ
この俳句、いったい、なんのこっちゃ!
______________________
この記事へのコメント
濁点なし ですか。
父は句読点うちたがりません(関係ないか)。
いやーこのような風景 ありますね 出くわしますね。
Posted by Nuts on at 2008年08月13日 08:19
おはようございます、 いやあーーおもしろいです。
濁点がなかったなんて・・またまた初めて知りました、 そうかあ・・
ほたん・・・になるんですね。 やっぱり日本語はおもしろいですね。
まだまだ勉強する事が、エベレストくらいたくさんありますね。楽しみです。
Posted by ぼたん at 2008年08月13日 08:37
信長様の文ありがとう御座いました。
不肖、「こくらくとんほ」変換致しましたら「小倉九トン歩」になりましたです。
Posted by 極楽とんぼ at 2008年08月13日 09:13
>信長の 濁りなき かな言葉月
<いや~、ボケた朝の頭にも、沁み込むような殿でございました。
濁りないのは信長で、これが家康だと、こうはすっきりとはいかなかない。
そして、この濁りなきはまたかな言葉にかかるなんて、超高級言葉遊び。
いや、おみごとでごっざった。
じゃない、おみことてこさった。
チェンマイ/ 古い古いふるーい城壁がなにやら、安土桃山城に見えてきた。
いにしえのなまえ、たろしーにてそうろう。
Posted by 遊子 at 2008年08月13日 09:17
こんにちは。外出先から失礼します。トラックバックの件了解しました。私の方もさせていただきたいです。よろしくお願いします。
Posted by 湘次 at 2008年08月13日 11:46
面白い!!!
流星さんは勉強家ですね、引きこまれますよ。すごいわ。
極楽とんぼさんの真似をして風のぶ子を変換、枷の不子(え、いいじゃん)
流星さんを濁点つけたら竜税さん。おお、勇ましい~
話しは横道にそれますが
九州地方では濁点のない苗字が主流→中島なかじまさんはナカシマさん。
山崎やまざきさんはヤマサキさん等
Posted by 風のぶ子 at 2008年08月13日 12:09
流星さんが沢山の引きだしを持っていることは
だんだん判ってきていましたが、
今日の句で、発想の素晴らしさ改めて感じました。
信長と濁りなきがイメージとして呼応している(言葉とは別の意味で)し、
濁りなきと言葉月を呼応させて言葉遊び。
並みの才媛ではありませぬ。 緻密な計算、理数科にも強かった?
チェンマイの古城の絵も、何も建物が無いので句と違和感がありません。
この俳句、いったい、なんのこっちゃ!
と、ご本人はおどけていますが。今日の漫歩は真面目なコメントだけを
残して帰ります。
Posted by 漫歩 at 2008年08月13日 15:28
そうですか、昔は濁点無かったのが良くわかりました。
東北弁で濁点無ければ面白くもなりますね。
駅で係員のアナウンスで「おじだ人がうんでからのってぐださい」 が 「落ちた人が死んてから乗ってくたさい」になりますね。 (笑)
Posted by 臥竜 at 2008年08月13日 16:30
☆Nuts onさま
>父は句読点うちたがりません(関係ないか)。
いえいえ、それも何かイワレがあるのかも!
私の好きな作家中里恒子氏は会話の〆に、「。」の代わりに「、」を多用します。
私、それ移りました、なんかね、「。」で言い切るより優しいのね。
☆ほたんさま、もとい、ぼたんさま
面白いでしょう♪
婆が、ははになっちゃう。お母さんの立場はどうなる!
私もまだまだ知らないことがチョモランマくらいあります。。
☆極楽とんぼさま
>不肖、「こくらくとんほ」変換致しましたら「小倉九トン歩」になりましたです。
あはは♪ 漫才師みたくなっちゃいましたねぇ。
ごめんね~
☆遊子さま
どろしーさまは、たろしーさまになります (-_-;
この文のあと、信長は、秀吉のこと、「はけねすみ」と書くの、
はけねすみ=禿げ鼠 (笑)
往時の手紙、読むにはそうとうの想像力がいりますねぇ。
>おみことてこさった。
ありかとこさった!y(^ー°)y
Posted by 流星 at 2008年08月13日 18:36
☆湘次 さま
ありがとうございます♪
さっそくTBさせて頂きました m(__)m
TB返しをして頂けるのですか?
嬉しいです!
それにしても凄い偶然でしたね・・・
同じ日の同じような時刻に、同じ信長の句なんて。。驚きました!
☆風のぶ子さま
濁点がつく、つかないで、全く違う印象になってしまいますね!
昔の人は、凄かったなぁ、これで通じちゃうなんて。
枷の不子(あ、私のPCでも同じ字で変換されました!)
竜税(あ、これも同じー! ww)
>九州地方では濁点のない苗字が主流
素晴らしい! 歴史が生きている・・・。
なかしまさん、長島さんも中島さんも、同じ(笑)
☆漫歩さま
褒め殺ししないでくださいませ~
流星は、ただの『思いつき星』ですって!
勉強は苦手でした。理数系は特に苦手。
好きだったのは読書です、今も好き♪ なんでも読みますヨ!
嬉しい誤解をありがとうございま~す
☆臥竜 さま
ふっふっふ、東北弁、好きなんですよー私、
かな~り上手に真似できます! 京都弁の次に得意ですから!
>「おじだ人がうんでからのってぐださい」 が
「落ちた人が死んてから乗ってくたさい」になりますね。 (笑)
あっはっは♪ あんまり笑わせないで~、止まらなくなるー!
Posted by 流星 at 2008年08月13日 18:50
夏古城 渡りし風は 涼しげに
古い書き方だと、男は片仮名混じりで女は平仮名混じりでしたね。
オイラの爺さん婆さんはそんな書き方でした。
しかし未だ草書の解読は難解です。
Posted by Nong-Khai at 2008年08月13日 22:35
歌舞くなら 殺してしまえと 言うが如し、yamaoji,
チェンマイの古城壁跡から、信長さんを引っ張り出せる、流星さんに、回転に感服いたしまして候。
Posted by yamaoji at 2008年08月13日 22:38
濁りなりは濁点と信長の人間性もかけておられますね。
平安時代から草仮名は濁点を打ちません。
筆の流れが途切れるからでしょうね。連綿の美しさは日本の文化ですね。
私、直しようもない悪筆なんです。どうしたらよいのでしょうか?
Posted by 大丈夫 at 2008年08月14日 08:18
いなはです。
ちんせいこしゅうねん けてんのうちにくらふれは・・・・
と、なるのね。
Posted by いなばみのる at 2008年08月14日 10:26
☆Nong-Khai さま
>古い書き方だと、男は片仮名混じりで女は平仮名混じりでしたね。
ぜんぜん知りませんでした!
そういえば・・荷風の日記もカタカナ交じりでしたねぇ。
ひらがなは平安時代からでしょ。
ひらがなって、女性のために創られたのよね、
紀貫之が女性を真似てひらがなで日記をつけたんでしたっけ
遠い記憶で、違ってるかも(デヘヘ
発句をありがとうございます♪
☆yamaojiさま
私の頭は左に回転しており候 (-_-;
信長らしい発句をありがとうございまーす♪
☆大丈夫さま
>筆の流れが途切れるからでしょうね。連綿の美しさは日本の文化ですね。
なるほど! 鋭い!!!
ハングル文字ですと、流麗とはいかないですね、
漢字もひらがなほどは流れないですよねぇ
>私、直しようもない悪筆なんです。どうしたらよいのでしょうか?
同じ同じ!
私の良筆は中学生時代がピークでした!
その後はまっさかさまに転落です。
書く仕事をしてた頃など、自分で書いた字が、あとで読めなくて難渋しました。。
今はPCで助かるわ.・。・☆・。
☆いなばみのるさま
>ちんせいこしゅうねん けてんのうちにくらふれは・・・・
いったいなんのこっちゃ、、ですよねぇ。。
稲葉先生の小説からも、色々知識を得ていますよ~
一行書くのに、調べ物で半日とか嘆いておられましたが、
読者は「うひひ」と喜んで、苦労の結果だけ頂いております!
(^人^)感謝っ♪
Posted by 流星 at 2008年08月14日 11:57
言葉月
コレは、、、、、葉月と8月をかけているのですね。。。
流星さん、、、、すごいです。。
それにしても、いつの世も、男の浮気は、女にとって、辛いことですね。。。
まったく、男はだらしが無いったらないねぇ~(苦笑)
午前中、北島選手 余裕の金メダルでした。
オリンピック記録は出たけれど、世界新はならず。。 ザンネン
インタビューにも余裕でした。
100mは、よほどのプレッシャーと辛さがあったのでしょうね。
これから、柔道と、夜には、野球です。
台湾戦です。。。
どうかなぁ~
モチロン勝つつもりなんだけど・・・
Posted by 1セント・・・ at 2008年08月14日 12:27
流星さん、こんにちは。
>>この俳句、いったい、なんのこっちゃ!
って、こっちの台詞やがな(笑)。
濁音符嫌ふ信長文の月 道州
信長がそんな潔癖性とは知らなんだ♪
Posted by 道州 at 2008年08月14日 16:39
もともと濁点なんか使うからいかん、よしよし、ほら見ろ。(笑)
しかしバテレン好きの信長公、
オランダ人もみな濁点抜きか、考えたら笑える。
Posted by yoshiyoshi at 2008年08月14日 18:02
流星様
いやーまいりますた。たくてん無してすか!私は、たくてん無しよりも落胆無しのほうかよいのてすかね。
ことはつき 点て句【苦】にならぬ 俳句なり
Posted by 詩楽麿 at 2008年08月14日 18:39
こんばんわ、
世の中は澄むと濁るで大違い、新聞からの受け売りですが
「はけに毛がありはげに毛がなし」「墓はおまいり、馬鹿はお前だ」
お粗末さま<(_ _)>
Posted by sam at 2008年08月14日 21:57
☆1セントさま
>それにしても、いつの世も、男の浮気は、女にとって、辛いことですね。。。
>まったく、男はだらしが無いったらないねぇ~(苦笑)
そこよ! そこにツッコンデくれた貴女はえらい!(笑)
北島クン、かっこいいよねぇ♡
いつもご報告ほんとにありがたいっす!
今夜はどうなってるのかなぁ。。気になる!!
☆道さま
>濁音符嫌ふ信長文の月 道州
句をありがとうございます♪
やっぱり文の月のほうがいいわよねぇ・・。
俳句ノートには文の月にして書いておきまーす♪
信長さんは潔癖症だったのね、短気だけの人じゃなかったんだ・・。
☆よしさま
そうなんですね~、よしよしさんは濁点なし!(笑)
安土桃山時代は、バテレンは、はてれん、オランダはおらんたと書いたのかしらね?
☆詩楽麿さま
私も落胆なしていきたいわ(笑)
またまたお茶目な句をありがとうございま~す♪
Posted by 流星 at 2008年08月14日 22:01
☆samさま
>「はけに毛がありはげに毛がなし」「墓はおまいり、馬鹿はお前だ」
きゃー♪
そういうギャグ、だぁいすき♪♪
可笑しい!!
教えてくれてありがとうございます♪
Posted by 流星 at 2008年08月14日 22:03
おはようございます
濁点の付け替えで意味が変わる記事が13日ごろの読売新聞のコラム欄に載っていましたよ。
Posted by 湘次 at 2008年08月15日 07:24
☆湘次 さま
まあー。そうでしたか
samさんが書いてくださった、新聞の・・というのはソレだったのですねー
ほんと、面白いですね♪
ありがとうございます♪
Posted by 流星 at 2008年08月15日 08:21
「ことはつき(言葉尽き) とうくのなみた(同苦の涙) なかしけり(流しけり)」
あ~あ、信長公を見習うは難儀じゃのう…。
Posted by 極楽とんぼ at 2008年08月15日 09:40
☆極楽とんぼさん
>「ことはつき(言葉尽き) とうくのなみた(同苦の涙) なかしけり(流しけり)」
信長さんだけでなく、秀吉さんもそうだったのよ~
有名な辞世も、実は濁点なしのかななの。
「つゆとをちつゆときへたるわかみかななにわの事もゆめの又ゆめ」
(露と落ち露と消えたる我身かな なにわの事も夢の又夢)
Posted by 流星 at 2008年08月15日 14:43