人気ブログランキング | 話題のタグを見る
ブログトップ

always over the moon

俳句、日記 &YouTube。YouTube「俳句LOVE」管理人。


by mariko789

月の耳波の嘆きを茫漠と  :俳句

月の耳波の嘆きを茫漠と    流星
(つきのみみ なみのなげきを ぼうばくと)

月の耳波の嘆きを茫漠と  :俳句_f0053297_12284212.jpg


季語:  月 【秋】 天文






・。・☆・。頂いた句です(敬称略)。ありがとうございます♪。・☆・。  


静けさや 波音と月光 包みゆく   Nong-Khai

海原に 漁火灯し 浮き沈み    yamaoji

天に月 海に船光 闇を裂く   詩楽麿

茫漠と 夢の中の この写真    極楽とんぼ


海の真ん中に見える灯は船です。
静かに波のつぶやきが聴こえくる・・・
あとはなにもかも、うるうると霞む月夜の海辺。。




______________________
この記事へのコメント


月の耳 波の嘆きを 茫漠と 流星

なんとも言えない寂寥感。
飛んでいって抱きしめて一緒に泣いてあげたい、恋人の嘆きを聞くようです。

波の嘆きには果てしないものがある。
しかも、なにといって捉えどころが無い、その感じが茫漠の二文字に。
月の耳 ・・・という表現がドキッとさせられます。
あまたの嘆きをこうして静かに浄化してくれている、そんな雰囲気一杯の
秀作。
夢の中のようなぼんやりした、柔らかいグレーにそこだけ船の灯りが息づいていて、救いがあります。
ありがとうございました。
Posted by 遊子 at 2008年09月25日 08:47



日本海かいっ!? と思うたわ…
バリの月夜の海、見つめてきたのね。
なんか「遠き憧れ」というイメージが浮かんだわ、この写真。
Posted by Nuts on at 2008年09月25日 10:22


うわぁ~~~
幻想的で、吸い込まれそう、、、、、
私は、海が好きだけど、夜の海も、昼の海も大好き、、、、、

こんな時に、一句浮かぶなんて、、、、ステキだろうなぁ。
ちなみに、私は浮かびませぬ ^^;
Posted by 1セント・・・ at 2008年09月25日 10:38


おはようございます。

月はウサギのように耳をそばだてて、
流星さんの心の声を聞いてくれたのでしょうか・・
心も揺れるが、
カメラも揺れてますねぇ^_^;(多分、ワザとでしょうが)

夜の秘めやかな妄想的逢瀬
まぁ人生の半分は’夜’ですから、楽しみましょう・・ね♪
Posted by 克ちゃん at 2008年09月25日 10:39



難しい句ですね。
月の耳が印象的です。月がすべてを見通されているのかな?
静かでしょうね。それが不気味です。
Posted by 大丈夫 at 2008年09月25日 11:06


細波が何かを呟いている。
朧な月がその声を耳を澄まして聴いている。
声のする場所を確かめるように。
茫漠たる無の世界だが、縋る光(救い)はありますね。

斜めから画面を見たら、闇の中に月の光と、舟の光だけの
夢幻(無限)の世界になりました。
Posted by 漫歩 at 2008年09月25日 11:50


静けさや 波音と月光 包みゆく

珊瑚礁の静かな海、大好きです!
日本の海は荒海ですから印象が全く違いますね
そして海水の味と香りも全く別物!!
是非ご賞味下さい
Posted by Nong-Khai at 2008年09月25日 19:56


パソコンの角度によって 真っ暗になったり
茫漠と水平線や夜の雲が浮かんできたり…深い!

夜の海は ロマンより一抹の不安を感じます。
Posted by めだか at 2008年09月25日 20:39



海原に 漁火灯し 浮き沈み yamaoji
漁火でしょうが、揺らめき加減がなぜかホッとします。
イモ洗いのような海はyamaoji苦手ですから、こういうお写真がとっても良いです。
Posted by yamaoji at 2008年09月25日 20:57


☆遊子さま
 丁寧なコメントをありがとうございます♪
 飛んできて抱きしめてください~~(笑) 
 慣れないカメラで、写真に苦戦しています。
 今、自分の課題にしているのは、「加工しない」(笑)
 俳句も、思ったまま、感じたまま。
 「俳句」を意識すると、言葉が浮かばないのです(涙)
 自分でも、どこかへたどり着く階段を昇っている途中で、
 あがったり下がったりという感じです。


☆ Nuts on さま
 
 >なんか「遠き憧れ」というイメージが浮かんだわ、

 ありがとうございま~す♪
 私も、なにか懐かしいものを感じたのです。
 人はみな、月夜の海から生まれてきたのかな。。


☆ 1セント・・・さま

 >幻想的で、吸い込まれそう、、、、、

 嬉しいお言葉でーす♪
 でも、、もしも吸い込まれたら、この世に帰ってこられません(汗)
 夜の海って魔物かもね?

 昼の海も大好きです。何枚か撮ったので、こんど見て下さいね♪


☆克さま

 >カメラも揺れてますねぇ^_^;(多分、ワザとでしょうが)

 ワザとならいいのですが!
 ブレたけど、かえってこのほうが雰囲気がでてるから、いいや・・と(笑)
 
 >夜の秘めやかな妄想的逢瀬
 
 おお! その線で詠めば良かったです!(ククク…) 
Posted by 流星 at 2008年09月26日 08:21



おはようございます。夜の海の月光は、『金色夜又』をも想起させる。一方、茫然たる夜の闇には、『天に月 海に船光』の描写の設定が憎い程の魅力を高めている。

【天に月海に船光闇を裂く】

天にある月の灯りに頼らず船の灯りと合間って、闇を裂く荘厳さを詠いました。詩楽麿
Posted by 詩楽麿 at 2008年09月26日 08:24


☆大丈夫さま
 ホテルの窓から撮ったのですが、静かでした・・・
 波の音も、つぶやきのように聴こえるだけで。。
 美しい景色というのは、魔力がありますね。
 投身自殺する人の気持が判るような(間違っても、実行はしませんよ~)


☆漫歩さま
 詩的な解説を、ありがとうございます♪♪

  >>斜めから画面を見たら、闇の中に月の光と、舟の光だけの
  >>夢幻(無限)の世界になりました。

 丁寧に見てくださり、再び(^人^)感謝っっ♪
 月も私も浮かばれます(笑)


☆ Nong-Khai さま

 >静けさや 波音と月光 包みゆく

 情景がすうっと浮かぶ句・・・。ありがとうございます♪♪

 >そして海水の味と香りも全く別物!!

 え?海によって、味も香りも違うのですか?
 なめてみれば良かったです!


☆めだかさま
 いろいろな角度から見てくださり、ありがとうございます。 
 ホワイトパレスの写真には及びません(涙)

 >夜の海は ロマンより一抹の不安を感じます。

 同感です!


☆yamaojiさま

 >海原に 漁火灯し 浮き沈み yamaoji

 漁火・・・懐かしい響き。。発句をありがとうございます♪♪

 >イモ洗いのような海はyamaoji苦手ですから、

 あら! またもや家人との共通点、発見!(笑)
Posted by 流星 at 2008年09月26日 08:33


☆ 詩楽麿 さま
 金色夜叉ですか。。思いもよりませんでした!
 一つの写真なのに、みなさん別の印象を持たれる。
 写真って面白いですねー♪

>【天に月海に船光闇を裂く】

 きりっとした句、さすがでございます!(敬礼)
 
Posted by 流星 at 2008年09月26日 08:41



流星さん、こんにちは。
波の嘆きはドル札についてじゃありませんよね(失礼!ほほ

さて真面目に戻って。
夜の波から感じるものがなしさって、胸の深いところに突き刺さりますよね。
どんなに聞き手がハイテンションであってもなんだよね。
これが無月だったら堪らないんでしょうが
救いは月の明かりなんだよなあ。(由比ガ浜でもそうよね)

茫漠 の意味を確認し、句の全体像に感に入っています。
これは同じ浜辺にいたとしても私は詠めません。静かに拍手。
Posted by 風のぶ子 at 2008年09月26日 15:13


月はいいですね、満月も三日月も・・泣きそうな月も・・
この月は、寂しくって、広々とした所に一人ぽっち・・の感じですね。
誰か早く声を掛けてあげて・・・。
Posted by ぼたん at 2008年09月26日 15:43


☆風のぶ子さま
 ドル札・・・ははは♪ あれ、今なら笑えますが・・。
 由比ガ浜もいいなぁ。。。ロマンティックで。。
 海辺の月や星は、たまらないものがありますね!
 なんだか、家人の休暇で発句の習慣が希薄になってきています。
 頂いた静かな拍手を、胸に秘めておきますね♪
 あと2週間ほどしたら、また・・・。。


☆ぼたんさま
 そうですねぇ(しみじみと・・)
 月は女性的で、さびしげな風情があります。

 >誰か早く声を掛けてあげて・・・。

 月がぼたんさんの優しさに感謝していますよ♪♪ 
Posted by 流星 at 2008年09月27日 08:40


茫漠と 夢の中の この写真

夢か?幻か?
Posted by 極楽とんぼ at 2008年09月27日 08:58


☆極楽とんぼさま

 > 茫漠と 夢の中の この写真

 川柳じゃないのね!
 ありがとうございまーす♪
 このところ川柳も浮かばず、ごめんなさい!
Posted by 流星 at 2008年09月28日 06:31


こんにちわ、歌を忘れたカナリアです、
象牙の櫂があっても漕げませーん、(笑)
抒情溢れる絵と句ですねぇ。
Posted by yoshiyoshi at 2008年09月28日 10:14
名前
URL
削除用パスワード
by mariko789 | 2008-09-25 12:24 | Nikon D80 | Trackback | Comments(0)