月の耳波の嘆きを茫漠と :俳句
2008年 09月 25日
(つきのみみ なみのなげきを ぼうばくと)
季語: 月 【秋】 天文
・。・☆・。頂いた句です(敬称略)。ありがとうございます♪。・☆・。
静けさや 波音と月光 包みゆく Nong-Khai
海原に 漁火灯し 浮き沈み yamaoji
天に月 海に船光 闇を裂く 詩楽麿
茫漠と 夢の中の この写真 極楽とんぼ
海の真ん中に見える灯は船です。
静かに波のつぶやきが聴こえくる・・・
あとはなにもかも、うるうると霞む月夜の海辺。。
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この記事へのコメント
月の耳 波の嘆きを 茫漠と 流星
なんとも言えない寂寥感。
飛んでいって抱きしめて一緒に泣いてあげたい、恋人の嘆きを聞くようです。
波の嘆きには果てしないものがある。
しかも、なにといって捉えどころが無い、その感じが茫漠の二文字に。
月の耳 ・・・という表現がドキッとさせられます。
あまたの嘆きをこうして静かに浄化してくれている、そんな雰囲気一杯の
秀作。
夢の中のようなぼんやりした、柔らかいグレーにそこだけ船の灯りが息づいていて、救いがあります。
ありがとうございました。
Posted by 遊子 at 2008年09月25日 08:47
日本海かいっ!? と思うたわ…
バリの月夜の海、見つめてきたのね。
なんか「遠き憧れ」というイメージが浮かんだわ、この写真。
Posted by Nuts on at 2008年09月25日 10:22
うわぁ~~~
幻想的で、吸い込まれそう、、、、、
私は、海が好きだけど、夜の海も、昼の海も大好き、、、、、
こんな時に、一句浮かぶなんて、、、、ステキだろうなぁ。
ちなみに、私は浮かびませぬ ^^;
Posted by 1セント・・・ at 2008年09月25日 10:38
おはようございます。
月はウサギのように耳をそばだてて、
流星さんの心の声を聞いてくれたのでしょうか・・
心も揺れるが、
カメラも揺れてますねぇ^_^;(多分、ワザとでしょうが)
夜の秘めやかな妄想的逢瀬
まぁ人生の半分は’夜’ですから、楽しみましょう・・ね♪
Posted by 克ちゃん at 2008年09月25日 10:39
難しい句ですね。
月の耳が印象的です。月がすべてを見通されているのかな?
静かでしょうね。それが不気味です。
Posted by 大丈夫 at 2008年09月25日 11:06
細波が何かを呟いている。
朧な月がその声を耳を澄まして聴いている。
声のする場所を確かめるように。
茫漠たる無の世界だが、縋る光(救い)はありますね。
斜めから画面を見たら、闇の中に月の光と、舟の光だけの
夢幻(無限)の世界になりました。
Posted by 漫歩 at 2008年09月25日 11:50
静けさや 波音と月光 包みゆく
珊瑚礁の静かな海、大好きです!
日本の海は荒海ですから印象が全く違いますね
そして海水の味と香りも全く別物!!
是非ご賞味下さい
Posted by Nong-Khai at 2008年09月25日 19:56
パソコンの角度によって 真っ暗になったり
茫漠と水平線や夜の雲が浮かんできたり…深い!
夜の海は ロマンより一抹の不安を感じます。
Posted by めだか at 2008年09月25日 20:39
海原に 漁火灯し 浮き沈み yamaoji
漁火でしょうが、揺らめき加減がなぜかホッとします。
イモ洗いのような海はyamaoji苦手ですから、こういうお写真がとっても良いです。
Posted by yamaoji at 2008年09月25日 20:57
☆遊子さま
丁寧なコメントをありがとうございます♪
飛んできて抱きしめてください~~(笑)
慣れないカメラで、写真に苦戦しています。
今、自分の課題にしているのは、「加工しない」(笑)
俳句も、思ったまま、感じたまま。
「俳句」を意識すると、言葉が浮かばないのです(涙)
自分でも、どこかへたどり着く階段を昇っている途中で、
あがったり下がったりという感じです。
☆ Nuts on さま
>なんか「遠き憧れ」というイメージが浮かんだわ、
ありがとうございま~す♪
私も、なにか懐かしいものを感じたのです。
人はみな、月夜の海から生まれてきたのかな。。
☆ 1セント・・・さま
>幻想的で、吸い込まれそう、、、、、
嬉しいお言葉でーす♪
でも、、もしも吸い込まれたら、この世に帰ってこられません(汗)
夜の海って魔物かもね?
昼の海も大好きです。何枚か撮ったので、こんど見て下さいね♪
☆克さま
>カメラも揺れてますねぇ^_^;(多分、ワザとでしょうが)
ワザとならいいのですが!
ブレたけど、かえってこのほうが雰囲気がでてるから、いいや・・と(笑)
>夜の秘めやかな妄想的逢瀬
おお! その線で詠めば良かったです!(ククク…)
Posted by 流星 at 2008年09月26日 08:21
おはようございます。夜の海の月光は、『金色夜又』をも想起させる。一方、茫然たる夜の闇には、『天に月 海に船光』の描写の設定が憎い程の魅力を高めている。
【天に月海に船光闇を裂く】
天にある月の灯りに頼らず船の灯りと合間って、闇を裂く荘厳さを詠いました。詩楽麿
Posted by 詩楽麿 at 2008年09月26日 08:24
☆大丈夫さま
ホテルの窓から撮ったのですが、静かでした・・・
波の音も、つぶやきのように聴こえるだけで。。
美しい景色というのは、魔力がありますね。
投身自殺する人の気持が判るような(間違っても、実行はしませんよ~)
☆漫歩さま
詩的な解説を、ありがとうございます♪♪
>>斜めから画面を見たら、闇の中に月の光と、舟の光だけの
>>夢幻(無限)の世界になりました。
丁寧に見てくださり、再び(^人^)感謝っっ♪
月も私も浮かばれます(笑)
☆ Nong-Khai さま
>静けさや 波音と月光 包みゆく
情景がすうっと浮かぶ句・・・。ありがとうございます♪♪
>そして海水の味と香りも全く別物!!
え?海によって、味も香りも違うのですか?
なめてみれば良かったです!
☆めだかさま
いろいろな角度から見てくださり、ありがとうございます。
ホワイトパレスの写真には及びません(涙)
>夜の海は ロマンより一抹の不安を感じます。
同感です!
☆yamaojiさま
>海原に 漁火灯し 浮き沈み yamaoji
漁火・・・懐かしい響き。。発句をありがとうございます♪♪
>イモ洗いのような海はyamaoji苦手ですから、
あら! またもや家人との共通点、発見!(笑)
Posted by 流星 at 2008年09月26日 08:33
☆ 詩楽麿 さま
金色夜叉ですか。。思いもよりませんでした!
一つの写真なのに、みなさん別の印象を持たれる。
写真って面白いですねー♪
>【天に月海に船光闇を裂く】
きりっとした句、さすがでございます!(敬礼)
Posted by 流星 at 2008年09月26日 08:41
流星さん、こんにちは。
波の嘆きはドル札についてじゃありませんよね(失礼!ほほ
さて真面目に戻って。
夜の波から感じるものがなしさって、胸の深いところに突き刺さりますよね。
どんなに聞き手がハイテンションであってもなんだよね。
これが無月だったら堪らないんでしょうが
救いは月の明かりなんだよなあ。(由比ガ浜でもそうよね)
茫漠 の意味を確認し、句の全体像に感に入っています。
これは同じ浜辺にいたとしても私は詠めません。静かに拍手。
Posted by 風のぶ子 at 2008年09月26日 15:13
月はいいですね、満月も三日月も・・泣きそうな月も・・
この月は、寂しくって、広々とした所に一人ぽっち・・の感じですね。
誰か早く声を掛けてあげて・・・。
Posted by ぼたん at 2008年09月26日 15:43
☆風のぶ子さま
ドル札・・・ははは♪ あれ、今なら笑えますが・・。
由比ガ浜もいいなぁ。。。ロマンティックで。。
海辺の月や星は、たまらないものがありますね!
なんだか、家人の休暇で発句の習慣が希薄になってきています。
頂いた静かな拍手を、胸に秘めておきますね♪
あと2週間ほどしたら、また・・・。。
☆ぼたんさま
そうですねぇ(しみじみと・・)
月は女性的で、さびしげな風情があります。
>誰か早く声を掛けてあげて・・・。
月がぼたんさんの優しさに感謝していますよ♪♪
Posted by 流星 at 2008年09月27日 08:40
茫漠と 夢の中の この写真
夢か?幻か?
Posted by 極楽とんぼ at 2008年09月27日 08:58
☆極楽とんぼさま
> 茫漠と 夢の中の この写真
川柳じゃないのね!
ありがとうございまーす♪
このところ川柳も浮かばず、ごめんなさい!
Posted by 流星 at 2008年09月28日 06:31
こんにちわ、歌を忘れたカナリアです、
象牙の櫂があっても漕げませーん、(笑)
抒情溢れる絵と句ですねぇ。
Posted by yoshiyoshi at 2008年09月28日 10:14