病葉
2008年 07月 31日
病葉やけふこの時を浮いてをり 流星
(わくらばや きょうこのときを ういており)
◎ 季語:病葉(わくらば) 【夏】
・。・皆様から頂いた句です(敬称略)。ありがとうございます♪ .・。・☆・。
病葉の瀬にもまれつつ流れけり 道州
病葉に 仙人もどき 明日語る 詩楽麿
一瞬(このとき)を 切に生きたい 人暦 yamaoji
夏夜風 漂う命 留まりし Nong-Khai
山眠る 命と夢を 引き換えに 鵺娘
高く跳ぶ 蝗の脚は 毟られる
誘蛾灯 もう飛べぬ鳥 何故(なぞ)に打つ
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この記事へのコメント
免疫抑制剤等、相当過酷に施すと聞いています。
ご友人に胸が痛むばかりです。よく耐えて、乗り切れましたね。
14年前、ネットを始めるきっかけになったのは当時のフォーラムでやはり病に倒れた方の日記からでした。
流星さんのつよさ、明るさで少しでも彼が安らぎますよう。
Posted by 風のぶ子 at 2008年07月31日 09:24
山眠る 命と夢を 引き換えに
遭難した時に作った句です。
私は、麻酔が、利かない体質なので今は、手術も出来ないのです。
「微熱は、良いモノだ・・君は、布団の国の王様になれる」
吉行淳之介の「童謡」と言うタイトルは、知らなくてもこの書き出しは、憶えてませんか?
私は、友人の気持ちの方が、分かりました。
高く跳ぶ 蝗の脚は 毟られる
「でも本当は、私が、一番高く跳べたのに!」
次の句は高校時代に作りました。
誘蛾灯 もう飛べぬ鳥 何故(なぞ)に打つ
「私は、良い気になっていました!」
何度も謝ったけど許しては、貰えませんでした。
Posted by 鵺娘 at 2008年07月31日 09:39
わくらば、歌で聞いて単語は知っていましたが意味を始めて教えてもらいました。ありがとうございました。
私も左足股関節が変形をし、来年は人工関節にしないといけません。
WEBで病院を捜しておりますが、なんと、手術が3~6ヶ月待ち、
超有名医師は1年待ちだそうです。
膝と股関節の手術は日本人に多いのだそうです。
死ぬような病気ではないので、痛みだけ堪えていればいいのですよ。
Posted by 大丈夫 at 2008年07月31日 09:51
>病葉や けふこの時を 浮いてをり
病葉というテーマで作画・・・難しいですね。
なかなか雰囲気のある写真は撮りにくいです。
そこで、お得意の加工。
イメージがありますね。
あおいあおい・・・水とも宙ともいえる内に、ぼーっと漂う病葉・・・
それは3週間生死の境をさまよったご友人の、「けふこの時を 浮いてをり」
をイメージしていてすばらしい!
Posted by ドロシー at 2008年07月31日 09:55
おはようございます。
人身得ること難し(じんしんうることかたし) という禅の言葉があります。
私たちは、人間の身を授かって生かされている
人間のカラダを授かったことは、得がたいことである という教えです。
Posted by 克ちゃん at 2008年07月31日 09:59
身体の苦痛は、人には分からないことですよね。
苦しさ、痛さ、、、、、慮っても、想像でしかなく・・・・・
ただ、周りの人たちの温かさに癒されることもあると思います。
”痛み”は、本当に辛いですよね。
この彼が、早く社会復帰できることを、願うばかりです。
Posted by 1セント・・・ at 2008年07月31日 10:12
流星様
う〜む。おぬしやるな〜!『病葉を今日も見つめて〜…』仲宗根美樹さんの歌を三十年振りに想い出しました。人間の体の組み立ては神の為せる業。また、生死も同様と心は、既に神の領域に委ねて生きています。
まるで仙人並と自負する今日この頃です。
病葉に 仙人もどき
明日語る
移植が成功して、後遺症も出ない事を心より祈っています。合掌
Posted by 詩楽麿 at 2008年07月31日 10:13
足跡をいただいてるので、おじゃましました。
孫が「流司・聖司」という双子で、「リュウセイ」と呼んでるので、
気になってましたの。(笑)
チェンマイ在住とのこと。わたしの知らないことばかりでしょう。
わたしも俳句を学習したいので、また訪問させていただきます。
Posted by tiakujo at 2008年07月31日 11:06
病葉 普段出てこない言葉ですよね…
そのお友達、どうぞ力がわいてきますように!
Posted by Nuts on at 2008年07月31日 11:15
流星さん、こんにちは。
やっとモデムが到着し、こっちの世界に無事生還・・・。(笑)
励ましのコメント、ありがとうございました♪
『病葉』・・・なんだか、今の自分のようで。
句にしたいと思いつつ、あまりにも自分に身近で句にすることも出来ず。
流星さんの句、拝見して、私も今日この時に浮かんでいる葉なんだなぁと思い、『辛くても、悲しくてもこの世に浮かんでなきゃ・・・。』と思った今日でした。
Posted by frogmomo at 2008年07月31日 11:36
ご友人が、無事に退院されてよかったですね。病の辛さ・痛みの辛さ・・は、
人には計り知れません。 ましてや辛さや痛みを目の前に並べる事も
出来ないだけに、ご友人は辛かったろう・・・と、お察しいたします。
私も14年前、3ヶ月は寝たっきり・・その後もいろいろあり現在に
いたっています、一人ぽっちではないのだから・・それが ちから に、なります。
Posted by ぼたん at 2008年07月31日 11:46
闘病生活は病院でも自宅でも大変ですね。お友達無事移植終わってさすがにホットしている様子ですね。 早期退院をお祈りしています。
Posted by 臥竜 at 2008年07月31日 13:23
私は皆さんの館をお訪ねするとき、
先ず写真と句を眺めさせて頂き
自分なりのイメージを持ってから
主殿の解説文を読むようにしています。
今日の流星さんの記事、その第一段階で、
「これは凄く含蓄のある写俳だ、人生観を読んでいる」
と感じました。
Posted by 漫歩 at 2008年07月31日 13:44
先日、初めて父親が入院しました。今は退院して元気に働いているけど、入院当時の様子は家族が見ていられないほどでした。母は、失敗したこんな事になるなら手術しなければ良かったと弱音を吐いていたし、父も無事に退院できないと泣き言をいいだして大変でした。
早く退院できることをお祈りしています。
Posted by かりん at 2008年07月31日 17:11
☆風のぶ子さま
ありがとうございます。
K氏の闘病はもう一年になります。
慰めの言葉もなくて。。。
☆鵺娘さま
吉行淳之介氏の小説は少女時代に殆ど読んだと思いますが、、もうすっかり忘れてしまっています。
鵺娘さん、、、
私には貴女にかけてあげる言葉がみつかりません。
とにかく、体調管理に気をつけて、少しでも心地よい日々を送れますように。。
☆大丈夫さま
そうだったのですか・・・。
ご旅行にも行かれて、完全にお元気なのかと思っていました。
股関節ですと、歩くのがつらくないですか。
でも一病息災ともいいますね。
大元気の人が、案外ぽっくり・・だったりね。
ご自愛くださいね、みんな応援していますよー!!
Posted by 流星 at 2008年07月31日 19:33
流星さん、こんばんは。
画像ソフトを駆使していますね(笑)。
「病葉」
哀しい言葉ですね。
病葉の瀬にもまれつつ流れけり 道州
あらゆる病が完治出来る時代がくるといいですね。
Posted by 道州 at 2008年07月31日 19:39
☆ドロシーさま
>あおいあおい・・・水とも宙ともいえる内に、ぼーっと漂う病葉・・・
それは3週間生死の境をさまよったご友人の、「けふこの時を 浮いてをり」をイメージしていてすばらしい!
素晴らしーい!!
ドロシーさんに解説して頂くと、まるで私が作った写真俳句と思えないです。
☆克さま
>人身得ること難し(じんしんうることかたし) という禅の言葉があります。
なるほど。。
ここに人の身体得て生かされていること自体が、凄いことなのですね。
しかと胸に刻みまする!
☆1セント・・・ さま
私も、精神的な苦しみは幾つか通過しましたが、健康にだけは恵まれ、ありがたく思っています。
それだけに、病気で苦しんでいる人には、かける言葉もなくて。。
私もね、10歳くらいまでは病弱で学校も休みがちだったんですが、体質って変わるんですね。
Posted by 流星 at 2008年07月31日 19:40
☆詩楽麿 さま
ありがとうございます。K氏と次回スカイプするときに、励ましの言葉を、お伝えしますね。
詩楽麿さんは既に仙人の域ですかー。。
教えをこうむりたいものです、
☆tiakujo さま
こんばんわ。ご訪問をありがとうございます♪
お孫ちゃんが、お二人で、りゅうせいちゃん!(笑)
これをご縁に、これからも宜しくお願いいたします!
☆ Nuts on さま
ゴルフがお上手な方で、「もう一度ゴルフがプレーできるまで快復する!」と決意なさっています。
道は遠くても、いつかきっと・・・。
☆ frogmomo さま
え・・・??
どこかお体が悪いのですか・・・?
いつもお元気そうで、、少しもそんな気配を感じませんでした。
明るく爽やかなmomoさん、どうか、、、少しでも体調が良くなられますように。。
心からお祈りしております。。
Posted by 流星 at 2008年07月31日 19:52
夏夜風 漂う命 留まりし
私の叔父も胃を半分摘出して抗癌剤で治療中。
現在は在宅通院なので、私はホット一息。
本人は『人は何時か死ぬんだから』と云って居ります。
Posted by Nong-Khai at 2008年07月31日 20:03
☆ ぼたん さま
まぁ。。ぼたんさんにも辛い闘病生活があったのですね。
今でも・・?
優しいご主人様がいらして良かったですね。
K氏のお宅も、K氏が'病を得て奥様との絆がいっそう強くなったようです。
頑張ってくださいね、ぼたんさん!
☆ 臥竜 さま
K氏は昨日無事退院し、自宅でリハビリだそうです。
まだまだ道は遠いようです。でも自宅に生還できて良かった・・・
☆漫歩 さま
ありがとうございます。
俳句は見たままを詠み、読手に想像をしてもらう、、
詠み手と読み手そろっての文学と教えていただきました。
漫歩さんのような読み手に恵まれ、勉強の甲斐があります。
☆かりんさま
お父様、大変でしたねぇ。
お母様もショックを受けられて。。かりんちゃんがしっかりしていたから、
ご家族そろっての今があるのね。
これからお父様には健康第一で、節制していただきましょう、
北海道は美味しいものがありすぎ、それが問題!
☆道さま
画像ソフト・・・駆使しているのバレてますね(笑)
本当に、癌やあらゆる病気が完治できるようにならないかなぁ・・・。
病葉。哀しいけど美しい言葉ですね。儚いものを美しいと感じる日本人の心を揺さぶります。
発句、ありがとうございます♪
いつも「続き」で追記させて頂いております。m(__)m
Posted by 流星 at 2008年07月31日 20:10
☆ Nong-Khaiさま
まぁ、、のんかいさんの叔父様も癌で闘病中ですか・・・
実は私の次姉の主人もそうです。骨髄性白血病で完治はしないそうです。
叔父様が少しでも心地よく暮らせますように・・・。
発句ありがとう! のちほど追記させて戴きますね!
Posted by 流星 at 2008年07月31日 20:22
写真がMRIの断面写真に見えたのは yamaoji だけでしょうか?
何も出来ませんが、無事ご回復を祈っております。
一瞬(このとき)を 切に生きたい 人暦 yamaoji.
生きる!この観点の句は yamaoji にようなノホホーンとその日暮しをしてるような者には重かったです、自分のボキャブラリーの無さに呆れています。
Posted by yamaoji at 2008年08月01日 00:04
☆yamaojiさま
yamaojiさんのお店にもお連れした、あのH氏です。
覚えてらっしゃるでしょう?
yamaojiさんからも宜しくとお伝えしておきますね。
私もノホホーン組です。それだけでも恵まれていますね!
Posted by 流星 at 2008年08月01日 07:40
流星さん、こんばんは。
ご友人、移植が成功し、無事退院できてよかったですね。
後は、後遺症や合併症が出ないことを祈るばかりです。
治療は、辛かったでしょうね。
でも、こうして生きているということに、強くなって欲しいな。と思います。
あ、生意気なこと言って、すみません。
実は、一昨年、移植は無事終わったよ。というメールを最後に、
旅立っていった、大切な友達のことを思い出してしまって、、
この写真の浮き草のように、ずっと不安な気持ちだったのかな。
もっと生きたかったんだろうな。と、心が痛くなりました。
いつも忘れることはないのですが、
こうして思い出させてくださって、ありがとうございました。
長々としつれいしました。
Posted by ちえ at 2008年08月01日 22:23
☆ちえさま
ありがとうございます。
病魔と闘うのは想像を絶する苦痛だと思います。
ちえさんの大切なお友達。。
私もコメントを拝読し、胸が痛くてすぐにレスを書けませんでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
こうして生かされている私たち、命を大切にしたいですね・・・
Posted by 流星 at 2008年08月02日 09:37
ご友人のこと、俳句、写真、みなさんのコメント、どれをとってもみなすばらしく胸に迫りくるものを感じます。
はずかしくて稚拙なコメントを残すのもためらいますが、いろんなことを勉強させていただくつもりでロムがちですが時々コメント参加させてもらってます。
Posted by hime at 2008年08月02日 11:06
☆himeさま
有り難うございます♪
どうぞお気楽コメントしてくださいね♪
この記事は重いですが、ふだんは軽い内容が多いです。
私のほうこそ稚拙な俳句で、恥さらしをしています!
Posted by 流星 at 2008年08月02日 11:53