その昔、ピカソをはじめ芸術家・文化人が足しげく通ったというカフェレストランです。
(1)エントランス。レンガ造りにゴシック様式風の尖塔アーチが特徴的。
(2)予約せずに行ったのですが、入口近くの小さなテーブルにぱっと案内されました。
夕食の後で夜8時過ぎだったかな。他の席は中国人の団体さんが占拠していました。
私はカクテルとポテトチップスのセットを。夫はビールと軽いつまみを二点注文。
ムール貝のワイン蒸と、焼ポテトのクリームチーズ載せ。プレゼンテーションも美しく、上品な味付けでした。
(3)壁に掛かった絵の一つ。
その昔、このように集って、ジョッキを傾けつつ芸術論を闘わせたのでしょうね。
(4)団体さんが、潮の引くように去ったあと。すかさず一枚。
内部もいかにもアーティスト好みですよね。
奥には、お食事をするエリアと、中二階もあったそうですが、
夫がちらりと見に行ったら、店員さんに「ダメ」と言われたそう。
夫は「見るくらいいいじゃないか」と不満げでしたが、マナー違反だったかも?
(5)タンデム自転車に乗る、カザスとルメウを描いた絵
カザスは、バルセロナ画壇の大御所。1897年、オリジナルの店の開業資金を提供。
ルメウは、開店当時の店長で料理番でした。
その他に、画家ルシニュール。裏方・実務のウトリーリョ、会わせて4人で4匹の猫。
オリジナルの店は1903年6月26日に閉店しましたが、ピカソの生誕100年にあたる1981年、
同じ場所に同じ名の「4匹の猫」が開店し、観光客向けに営業中。
帰りぎわ看板になっていた絵を撮影。お勘定の時に貰った店の名刺も同じ絵でした。
(6)Antigua Casa Figueras
ついでにもう一軒。お菓子屋さん兼、レストラン。1820年に建てられたそうです。
フォトジェニックですよね。
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