月 :俳句
2016年 01月 31日
月遠し弥勒に脈のなき手首 中原久遠
(つきとおし みろくにみゃくのなきてくび)
季語: 月(つき) 【秋】 ・天文
※ いつき組の新聞の「月の座」にエントリーされた句です。
Thank you very much!
今生の月に語らむ夢一部 詩楽麿
冬月に凍てつく手すら伸ばしつつ 愛しき人の面影見つむ 詩楽麿
月を見る 猿を決め込む 団子食う yamaoji.
寒雀、幸、アンリルカ、桜姫子、雨月、とりとり、瑞木、緑の手、紅の子、大塚迷路、流星、よし子、クズウジュンイチ、桜井教人、雪うさぎ 選(敬称略)
● 釈迦入滅後、56億7千万年後の未来の世に「生あるものをすべて救う」という菩薩。脈なきゆえの圧倒的な時を前に、人は遠き月を愛でるしかないのかもしれません(雨月)
● 弥勒の冷え冷えとした静寂が悲しいまでに伝わってくるのは、「月遠し」という季語の力だと思いました。(とりとり)
● 広隆寺弥勒菩薩像のたおやかな力感のない腕の造作を思った。脈打つことはない故、逆説的に永遠性を持ち得た仏像にさらなる永続性を持つ月が遠く照らす。交わらない二者に通底する「永遠性」を過不足なく表現していると感じる。(クズウジュンイチ)
拙句に票を入れて下さった皆さまに、陰ながらお礼を申し上げます。
また、素晴らしい選評を頂き、光栄です(^ ^)
いつき組の新聞をご存じない方には、なんのこと?と思いますが、ご容赦ください。
いい感じだね。
俳句が思い浮かぶなんてすごいなぁ。
私はなかなか思い浮かばないもん。
「おーいお茶」の俳句大賞にも投句したけど
入賞したいなぁ。
>月遠し弥勒に脈のなき手首 中原久遠
まり子さん、こんにちわ!
お句2句ともに拍手致します。>湯気立てて・・・しみじみします。
>・・弥勒に脈のなき手首 (脈のなき手首)まり子さんならではのフレーズかと~
写真も(月)を頭上に配して素敵です!
私も広隆寺弥勒菩薩様 好きな仏増です。
「弥勒」を中央において「月遠し」と「脈のなき手首」が
良い配置になっていますね。
永遠性の中に現在の慶び苦しみを感じてしまいます。
弥勒さまに手を合わせるよりほかに手段無し、といったところ。
月に兎ならず、弥勒さまが居られるようです。
UP待ってました!拍手!
別にmarikoさまのお句を推理して選句した訳でなく
感覚的に好きだったから選句したんですが(嬉
皆様の御批評で、こんな奥深いお句だったのかと
二度惚れしています(凄
広隆寺の国宝は、手首をマニアックな若者に折られた事も!
指の繊細さ!優雅さ!は凄いですよね!
お写真にも大拍手!
この句 凄みを感じます。
>月遠し弥勒に脈のなき手首 中原久遠
「湯気~」これは前回の中でも好きな句でしたが、
「でこぼこ」と読ませるのですか。
わたしはてっきり「おうとつ」だと思っていました。濁音がつづくときれいじゃないと思ったから。
「月遠し~」
脈のない弥勒の手首。ここに注目したのはお見事。毎日のように東博で、菩薩を見ている当方としては、ちょっと悔しい句。
写真加工、楽しいね♪ くーちゃんほど上手にはできないけれど、好きよん
おーいお茶、くーちゃんは入賞常連さん、きっと今年も入賞よ(^_−)−☆
★ yuri_valley さま
湯気句にもお目を通して頂き、嬉しいです。
>まり子さんならではのフレーズかと~
いや、けっこう有りがちなフレーズかも。零点だったらどうしようと心配してました((~_~;)
写真は下手なレタッチですが、お褒め下さり、ありがたき哉。
広隆寺の弥勒菩薩さま、美しいですよね。
★ to_shi_bo さま
>永遠性の中に現在の慶び苦しみを感じてしまいます。
そのように読んで頂き、幸いです!
私は最近、なぜか仏教に特に親しみを感じるようになりました。
キリスト教の欧米に、少し幻滅しており・・・。
姫様の一票、大きかったです、さんきゅー!!\(^ ^)/
私も過分な選評を頂き、嬉しさいっぱいです。
>広隆寺の国宝は、手首をマニアックな若者に折られた事も!
そういえば・・・いつかそんなニュースを読んだような。
あの手指の美しさは、人を惑わせるものがありますよねぇ
本当に本当に、ありがとうございました(^人^)
★ hotate13 さま
ありがとうございます。
じつは、、現世の状況を憂いて詠んだ句で、暗すぎたかと反省したのでした。
これから地球が、世界が、日本が、hotateさんが、私が、より明るく生きられますように祈願します!
★ 麗門さま
>わたしはてっきり「おうとつ」だと思っていました。濁音がつづくときれいじゃないと思ったから。
あ!そういわれてみれば! たしかに「おうとつ」のほうが詩的ですね。
凹凸(ちゃんと私のパソコンでも変換するわ) ではでは、読み方を変更させて頂きます。(^人^)感謝♪
月遠し。麗門さんの一票が欲しかったです!ww
自分はこの場(弥勒の御前)にいていいのだろうかと、幽かな畏れも生まれてきます。
湯気立ての句、用紙が凹凸になっていく様がそれまでの紆余曲折を象徴しているような印象を受けました。
湯気の向こうにある寒さと乾燥が心情にも重なって、ハッとします。
どちらの句も、写真と響きあっていて好きです♪
月遠し 弥勒に脈のなき手首 中原久遠
この作品には、唸りました!写真とのコラボも見事なりですね!
水戸黄門の歌に「後から来たのに追い越され、泣くのが嫌ならさああるけ」との歌詞を想い浮かべました!とっくに追い越されましたね!ガーン!
綴方▶︎街行く人の喜怒哀楽に我関せずと無視するも寒さ横たうホームレス、見て見ぬ振りも罪深き語りかけも出来ずに立ち去る明日は我が身かな!
俳句▶︎今生の月に語らむ夢一部
短歌▶︎冬月に凍てつく手すら伸ばしつつ
愛しき人の面影見つむ
拙句には勿体無いような、文学の香り高いコメントを、ありがとうございます(✿´⌣`✿)
湯気立て句も見て下さり、嬉しいです。
そういえば偶然、昨日でしたか、ツイッターの兼題が湯気立てでしたね。
このはるさんをはじめ、皆さまのお句、素敵な湯気が立っていました。
写真は古いのばかり。また日本へ撮りに行きたいなぁ☆
★ クズウジュンイチさま
まことに有り難き幸せでした!m(_ _)m
素晴らしい選評で、句に重みがでました。
私もクズウさんのような選評を書けるようになりたい。
★ warau_11 さま
お褒めのお言葉、恐縮です。
追い越し追い越され、人生の道中は続くのでしょうか。
旅は道連れ、世は情。
ホームレスの綴り方、そういえば英国でも増加しているホームレス、
世界の貧富の差が拡大中、困ったものです。
>今生の月に語らむ夢一部
>冬月に凍てつく手すら伸ばしつつ 愛しき人の面影見つむ
ロマンティックな一句、一首をありがとうございますヾ(^▽^)ノ
これだけで、絵になりますよね、好きです、
ちょっとまねて・・・
月を見る 猿を決め込む 団子食う、 by yamaoji.
やっぱり、美より食な、yamaoji でした。
嬉しいコメントを、ありがとうございます\(^ ^)/
>月を見る 猿を決め込む 団子食う、 by yamaoji.
一句、頂き感謝です!
猿も人間も、美味しいものを頂くのが、幸せですよね♪
何度読んでも、意味が分からない (-_-;)
いや、意味は分かるけど、空気が分からない、、、、って言うのかなぁ。
難しすぎて、marikoさんの才能に付いて行かれません (>_<)