always over the moon

フランツ・リスト記念博物館 @ブダペスト

フランツ・リスト(ドイツ語:Franz Liszt, ハンガリー語:Liszt Ferenc)は、
1811年10月22日 にハンガリーで生まれ、1886年7月31日に亡くなりました。
彼が晩年を過ごしたブダペストの三部屋が、今は記念博物館として残っています。

8歳にしてすでに作曲をはじめ、13歳では作曲した楽譜が出版された天才少年、
弱冠二十歳では、パリで音楽教室を開き、その絶大な人気で近隣諸国から生徒達が集まってきたといいます。
また、ショパンとの親交も世に知られています。
若かりしころ、その端麗なマスクと、ピアノの弦が切れるほどの情熱的なピアノ演奏で
(彼を超える技術をもったピアニストはいまだに現れていないと言われています)
貴婦人の方々を熱狂させ、失神させたり、泣かせたりしたというエピソードが、今も語り継がれているリスト、
いうなれば当時の音楽界のアイドルだったのでしょう。
 


1) このピアノは、アメリカのピアノ製造会社チッカリング社からリストへ、1880年に贈呈されました。
   左側にあるリストの白い胸像は、アントニオ・ガッリ製作の彫像に基づくビスクの作品。

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2) 当時リストが使っていた椅子やソファなど、家具調度品がそのまま残っています。

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3) リストの手は異常に大きかったという伝説があります。
   10度の音程を軽々と押さえたという、リストの手。
   デスマスクも展示されているそうです(夫いわく)。私は撮りませんでしたが。

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4) リストの寝台。小さいです。
  熱心なカトリックの信者だった彼は、1865年には下級聖職者に任命されています。
  この寝台の右側(隠れていますが)に、祈祷台があり、十字架のキリスト像が壁にかかっています。
  正面の丸い額縁の女性は、リストの次女、コジマ・フォン・ビューロー、後にワーグナーの妻となりました。
  
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5) 折りしも、受付の許可をもらって、ピアノ演奏をする方と遭遇。
  このピアノは(1)で紹介したピアノです。ぽろろんと平仮名で書きたくなるような優しい音色でした。
  真ん中にあるピアノはリストが最も愛したというピアノ。
  左側には、やはり製造会社から贈られたハーモニウム(リードを用いたオルガン)が置いてあります。

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6) リストが最も愛したピアノをアップで。

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7)  作曲用のデスク。

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リストは、フランツ=ヨーゼフ一世が1867年にオーストリア=ハンガリー帝国の国王として1867年にマーチャーシュ教会で戴冠式を行った時に、《ハンガリー戴冠ミサ曲》を作曲し、初演した。
また、1871年にはハンガリー宮廷顧問官に任命され、それ以来、一年の間をローマ、ワイマール、ブダペストの三か所で定期的に暮らすことになった。
そのブダペストの住居がアンドラーシ通りに面するこの博物館である。
1879年にはリストはここで音楽学校を開いている。 (検索サイトより引用)


8) 若かりしころの、リストの肖像画。たしか32歳くらいです(←英語サイトに記されていたと思う)

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9) 一階の廊下の壁に展示されているプレート。
   ハンガリーは、日本と同様、苗字が先にくるので、 リスト・フェレンツ と書いてあります。
   リストが姓、フェレンツが名前ですね。

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10) 博物館のある、ビルの入り口です。
   世界遺産のアンドラーシ通りに面するメトロの"Vorosmarty utca" 駅、地上出口すぐ横。
   一階受付には、日本語で「博物館は二階です」と看板がかかっていました。
   料金は、ここで払います。あれ?いくらだったっけ?
   二人分の入館料と、撮影代(ブダペストの博物館・美術館は、どこも撮影料がかかります)で、
   4000Hft(¥2000)でお釣がきました。あとで領収書が出てきたら、ここ、書き換えます。

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住所: 1064 Budapest, Vörösmarty utca 35

※ リストの作曲の代表的なもの。
 ・ハンガリー狂詩曲(ラプソディー)  Liszt, Franz : Ungarische Rhapsodie
 前19曲からなる作品集で、なかでも『ハンガリー狂詩曲第2番』は今でもハンガリーを代表する作品として人々に愛されています。
 
 ・ロマンティックな作品では、「ため息」も素敵ですよね!
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by mariko789 | 2015-02-07 14:09 | Canon PowerShot SX50 | Trackback | Comments(24)
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Commented by ustomi at 2015-02-07 14:50
marikoさん; リストの手寧な解説をありがとうございました。
ハンガリー はラストネームが先に来るんですね、やはり
東ヨーッロパに投げられた アジアの石 と言われるゆえんでしょうか?。

寒い冬はこの様な 歴史めぐりも良いですね、勉強になりました、ありがとうございました。
Commented by isao1977k at 2015-02-07 15:53
うひゃー、手が怖いね!
いろんな解説ありがとうねー。

いろんな歴史があるんだね。
見ているだけで行った気持ちになれたよ!
Commented by 桜姫 at 2015-02-07 16:12 x
素敵な家具やら♪小物やら♪見ていて飽きないお部屋ですね♪
しかし一番素敵なのは、お手♪指が長くて♪とっても優美♪
惚れ惚れしますね♪私は未だに子供の様な手なので!(汗)憧れます♪
姪はクラシックを続けるんなら、指を長くする手術を!と言われ!(汗
今は、ジャズピアニストになっています♪
Commented by たんと at 2015-02-07 17:06 x

フランツ・リスト記念博物館のガイド、有難うごっざいます。
おかげで少しは知識が増えたようです♪

↑ に同じで、それにしてもリストの手指は長いですね。
一方でベッド?は異常に短いように見えます♪
Commented by hotate13 at 2015-02-07 17:20
こんな貴重なピアノも希望者には弾かせてくれるのですね~驚
ハンガリーには行けることもないから marikoリポート楽しいです。^^

何処かのヨーロッパのお城で、城主の短いベット見たとき(横になって寝るのは死んだとき。
いつ寝首をかかれるかわからないので枕に上半身起こして寝る。なのでベットは短い)と説明されたような~? 
うろ覚え、自信ありませんが。
Commented by yotarouu3 at 2015-02-07 18:34
フランツ・リストの部屋が見れるなんて羨ましい限りです。
高校生時代に
映画「楽聖ショパン」と言う映画を見ました。
その中でパリに着いて演奏会を開きたいショパンを音楽興行師が断って追い返そうとした時、リストがショパンの曲を弾き始めショパンもやがてピアノを弾きだし、二人がピアノを弾きながら握手をする場面がありました、曲名は覚えていませんが、二重奏となった場面は今でも鮮明に思い出されます。
Commented by 鎌ちゃん at 2015-02-07 19:40 x
こんばんは。
>貴婦人の方々を熱狂させ、失神させたり、泣かせたりしたという・・・・
へ~~、リストってそんなにイケメン、アイドルだったのですか。
若いころのロカビリースターが、ファンを熱狂させ、失神させたりしたというエピソードがありますが、ファン心理は、時代を越えてすごいんですね。
娯楽の少なかった昔は、もっと熱狂的だったかも知れませんね。
詳細なお写真と説明で、当時の様子が彷彿としてくる気がします。
時代を越えた匂いが漂ってくるようです。
Commented by tomoji at 2015-02-07 21:36 x
充実した内容の更新お疲れ様です。こういうヨーロッパの歴史を感じさせる物達を見るのは好きです。
フランツ・リストってハンガリー人だったですね。次女が不倫の末ワーグナーの妻になった小島さん(^^ゞだった事思い出しました。今でもドイツのバイロイト音楽祭を仕切っている彼らの子孫を見る事ができます。
Commented by japair at 2015-02-08 03:27 x
こんにちは~
イケメンのリストさんはハンガリーの方だたのですね。
芸術家のお家めぐりは家具やカーテンなどインテリアを
見るのも楽しいですね。
素敵なお写真ばかりです~♪

marikoサンのお庭はすっかり雪景色ですね。
此方は今年、雨も雪も降らずよどんだ空気の日が続いて
雨乞いでもしたい気持ちです。

日本だったら手紙が届かないなんて心配なんてしないけど
海外に住んでいるともし届かなかったら・・・を考えてしまいますよね。
Commented by 麗門 at 2015-02-08 10:24 x
ワグナーの妻のコジマはリストの娘だつたのですね。
さすがにクラシックどころ。
愛好家にとっては、垂涎の街でしょうね。

「ハンガリーは、日本と同様、苗字が先にくる」
そういえば聞いたことがあります。
ヨーロッパなのに不思議ですね。

Museum。
撮影料金がかかるのですね。でも撮らせてくれるのはうれしい。

ちなみに東博は620円。写真はOKです。


Commented by yuta at 2015-02-08 10:30 x
こんにちは
今リストの”ため息”を聴きながらコメントを書いてます
古いものを大切に残すヨーロッパの文化があるから
貴重なものが見られるわけですね
デスマスクは別としても(笑)
Commented by keymyall at 2015-02-08 10:57
リストって、そんなにイケメンだったの? (*´▽`*)
ぜひ、本物を拝見したかった ^^)

音楽は、遠い存在なので、どのピアノが、、、、って、分かりません。
モチロン、聞くのは好きなのですが、学生の頃にカーペンターズに惹きこまれていたくらいです。

それにしても、見学者がピアノを弾かせていただけるのですね。
弾いた方は きっと、良い想い出になったでしょうね。
Commented by mariko789 at 2015-02-08 15:10
★  ustomi さま

なんでしょうね、欧州でラストネームが先に来るのはハンガリーだけですよねー

今朝も零下何度という寒さです、外歩きはできないですよ~~(/_;)


★ isao1977k ちゃん

手がね、怖いよね!(>_< )

私もこうして記事に書いておけば、忘れないかな、と。
もう行かないと思うし…


★ 桜姫さま

この手のピアノ演奏で、貴婦人を失神させたのねー♪
(私の手は小さくて、皺だらけです (/_;))

指を長くする手術!?ひえー!!
ジャズのピアニスト、素敵です♪ 
姪っ子ちゃん、才能があるんですねー♪


★ たんとさま

いやはや、私、実はクラシック音楽にも疎くて (*_*;

そうなんです、ベッド、小さいですよね。身長はどの位だったのかしら。。


★ hotate13 さま

きっとね、ピアノ演奏、特別許可だったんだろうと思います
関連する音楽学校の生徒さんとか。

そうそう、城主の小さなベッド、私もどこかで撮った記憶が…
寝首をかかれるなんて、、城主も大変!
リストの場合、そんな心配もなかったでしょうに。。なぜや!?


★ yotarouu3 さま

音楽に詳しい与太郎さんなら、もっと詳細で個性的なレポートができたでしょうね!

リストとショパンの二重奏、今では考えられないシーンですね!!
「楽聖ショパン」…昔の映画に詳しい夫に聞いてみますね!
Commented by mariko789 at 2015-02-08 15:25
★ 鎌ちゃん

鎌ちゃんも、その歌声で、ご婦人方を泣かせているのでは??

昔の娯楽・・・今とは違いますね♪ ノーブルだわ♪

戦火をくぐり、こうして昔のものが残っている、それに感謝です☆


★ tomojiさま

リストは、ドイツ人と思われているフシもあるようですね、
ハンガリーって、あんがい偉人を出しているのかも。

小島さんってヾ(^▽^)ノ
不倫の末に、ワーグナー夫人だったのですか、やるなぁ♪
バイロイト音楽祭? いつもながら詳しいですね!


★ japairさま

イケメンだったそうですよー
肖像画もあって(あれ?アップしてなかった! あとで追加しよう)
甘いマスクです、貴公子然とした、

そちらは雨不足ですか? こちらの雨を分けてあげたい
今朝も零下の寒さです。

日本の郵便は、世界一かも! 
私はもう、届かないのに慣れました~~(*_*;


★ 麗門さま

この博物館、クラッシックファンには人気のようです。

ヨーロッパなのに、ファミリーネームが先にくるハンガリー、、
大昔のどこかで日本と繋がっている?

そうです、英国のように撮影料がなくて撮影禁止より、
料金を払って撮らせてくれるほうが有り難いです。
東博、¥620は安いなぁ。いつか行かなくては!


★ yutaさま

リストの「ため息」ですか♪ お詳しいですね☆

デスマスクは、、私も苦手です(>_< )


★  keymyallさま

甘いマスクで、サイレント映画の俳優みたいな♪

私は実は音楽も絵画も、疎いんです、
夫にいつも馬鹿にされています(/_;)

弾かれた方は、関連の音楽学校の学生さんと思います。
許可されたのはほんの3~4分と思いますが、一生の思い出になったでしょうね♪
Commented by ユッキー at 2015-02-08 17:04 x
あとで、リストの演奏、聴いてみよ~っと♪
失神させ、泣かせる すごいですね。
立派な家具が並んでて 見ごたえありますね。
さっと、ここで、ピアノがひけたら いいだろうなぁ~
すてきなお写真、ありがとう♪
Commented by mariko789 at 2015-02-09 14:13
★ ユッキーさま

なんでもあまりに情熱的な演奏で、ピアノが壊れてしまうこともあったとか。
リストの曲、聴けば、あああの曲!と。喫茶店や映画で沢山流れているよん♪
Commented at 2015-02-10 20:49
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ruri at 2015-02-10 21:19 x
リストがハンガリー人で、リストは御苗字で(ハンガリーは日本と同じ姓→名ということ)、そしてこれ程のすらりと長い大きい手の持ち主だった。

わ〜!いい学びです。今度リストが掛かる時がとても楽しみ。
このピアノ。お部屋。雰囲気。そしてマリちゃん(^_^)
忘れませんよ。
いい記事をどうもありがとう。
(時々ちゃんと読みに来てるのよw読み逃げごめんね〜)
Commented by 詩楽麿 at 2015-02-11 03:20 x
中原 久遠 様
見事なテレビレポーターまがいのリストに関する概説素晴らしい!まして、写真が的確に配置され、臨場感を高めていますね!
そろそろ、中原 久遠様ご本人も写真に登場されたら如何でしょうか!きっと、リストもお喜びになり、あの世から戻って来るかも知れませんよ!

偉人ゆえ 館も残り 冬知らず 詩楽麿

幾年も 見据えた花を 手に抱き
語りし思い 風の間に間に 詩楽麿
Commented by mariko789 at 2015-02-11 15:10
★ 鍵(02-10 20:49)さま

ご再訪、有難うございます♪
大スターだったんでしょうね、今で言うと…(思い浮かばない~

ご再開、おめでとうございます! 喜んで伺います♪


★ ruriちゃん

私もこの博物館に行かなければリスト氏のこと、知らず仕舞いでした!

来て下さるだけで嬉しいでーす♪ 読み逃げ大歓迎!ヾ(^▽^)ノ


★ 詩楽麿さま

恐れ入ります、(*_*;
私の写真などと、皆さまのお目汚しは金輪際できません!(笑)

偉人の一句、見据えた花の一首、有難うございます♪
上の俳句の投稿に、添えさせて頂きますね☆
Commented by 麗門 at 2015-02-12 09:08 x
ぱちり眼をあけ冬服の行き倒れ  中原久遠

ユニー句です。
冬服の行き倒れ、というと例のまりさんの傑作写真、
雪中のブロンズ像を思い出します。
この句の発想は、あの写真からでしょうか。

↓にもいい句を発見。またコメします。
Commented by mariko789 at 2015-02-12 14:49
★ 麗門さま

まったく仰るとおり!あのブロンズ像での一句です。
しかしあの写真は、麗門さんのお勧めで♪「雪の座」に出したので、ここに再びアップするのは控えておこうかと。。

下の句にもお目を留めて頂き、嬉しいでーす☆
Commented by Meet You at 2015-02-13 12:37 x
こんにちは
クラシックにはうとい私。
恥ずかしながらフランツ・リストって方を初めて知りました。
Wikiで軽く見てみましたが10歳になる前にはデビューしてたって早いですね!
大きな手も幼少時から指を伸ばす練習をしてたらしいですね。
軽く見ただけでもなかなか面白そうな人で興味がわきました。
ハンガリー狂詩曲?どんな曲だろう?聞いたことあるかな〜
ピアノの魔術師って呼ばれてる彼のピアノ機会を作って聞いてみたいと思います。
Commented by mariko789 at 2015-02-13 14:14
★ Meet You さま

私も、ぼーんやりと名前を記憶していた程度でした、
WIKIをチェックして下さったのですね、嬉しいですミ◕‿◕ミ
天才といえども、努力もしていたということですね!
ぜひいつか、ハンガリー狂詩曲を聴いてみてください♪