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冬芽(ふゆめ) :俳句

鳥葬の部落幾千もの冬芽   中原久遠
(ちょうそうのぶらく いくせんものふゆめ)



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季語: 冬芽(ふゆめ、とうが)、冬木の芽  【冬】 ・植物

                     Thank you very much!

               鳥葬の冬野の果ての我が影よ      とし坊

               寒き雨ふりてメジロの啼く一日(ひとひ)
                        山茶花赤く庭にさきたり    与太郎

               餅焼きし香りほのかに残りゐて
                   孫(こ)らも眠き夜となりたり     与太郎

               墜落の尾翼浮上す寒日和        くをん

               吹雪ごうごう突進しゆく夜汽車かな     くをん 

               山おろし新屋舐めるや隙間風      詩楽麿

               愛しくも顔に出せない心ゆえ
                    行方知れずに闇から闇に      詩楽麿 



 
※ 松山俳句ポスト365 四十六回め投句 兼題(第97回) 『冬芽』 : 地

俳句集団いつき組 夏井いつき組長選評
「鳥葬の部落」といわれると、アンデスを思い浮かべるぐらいが私の貧しい知識ですが、高地の乾いた空気の中で「幾千もの冬芽」は光り始めるのでしょうね。「鳥葬」という言葉のインパクトが一人歩きせず、歴史という背景を含んだ光景として季語「冬芽」を際立てます。



いやはや。木曜日の並・人に私の句がなかったので、今回こそ全没と思いました。
六句も出していたのですが。
負け惜しみではなく、あまりショックではなくさばさばとした気持でした。
一年も参加していれば全没の回もあるさ、なんて。
そしてなーんの期待もなくあけた金曜日。
鳥葬の句で地選を頂いてたなんて! ビックリしました。
自分的には無印の句で、最後まで提出するかどうか迷ったし。

鳥葬は、今ではインドやアンデスの地方の一部で残っているくらい(検索情報)、
けれど日本でも姥捨てのあったころは、骸は鴉など鳥の餌食になったのですよね。
この鳥葬の句を作りながら、私は妄想の世界へはいりこんでいました。
肉食になった鳥たちは木の芽なんか食べなくなる。
木の芽が増える。
肉食の鳥の糞は豊かな肥やしになり、木々はますます元気になり、冬芽はその数を増す、増す、増す。
そして作り終えた句を見て。
なんてホラーな句なんだろう。怖すぎる・・・。やめだ、やめ!提出するのやめよう。
しかし、土壇場になり、やっぱせっかく作ったんだから提出しちゃえ、と。
結果、組長に拾って頂き、感謝です♪

というわけで、今週は危機一髪で全没を免れました。(>_< )
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by mariko789 | 2015-01-24 13:05 | Nikon D80 | Trackback
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