猿の腰掛(さるのこしかけ) :俳句
2014年 08月 24日
猿の腰掛びらびらとはたうねうねと 中原久遠
季語: 猿の腰掛、猿茸(ましらだけ) 【秋】 ・植物
※ 松山俳句ポスト365 二十八回め投句 兼題 『猿の腰掛』 :並
難しい兼題でした。
猿の腰掛、撮ったことこそないものの、何度も見ているのですよねー。
しかし、あのものが俳句の季語になっているとは、意表を突かれました。
実際に、私の持っている三冊の季寄せ・歳時記には載っていませんでした。
全没にならなかっただけ、幸運だったと思います。
ちなみに、没った句は、
1) 猿の腰掛ちさきへへへへ巨きへへ (猿の腰掛の形、ひらがなの「へ」に似てますよね♪)
2) 倒木にしがみつきたる猿茸(ましらだけ)
3) 郷は朽ち猿の腰掛つやめけり
◎ 画像は、猿の腰掛ではありません。我家のアンズの木に寄生しているキノコ。
雨が多いので、拙庭には各種のキノコが群生しています。取り除かねば。。
Thank you very much!
イチジクの熟れし割れ目に見る宇宙 詩楽麿
萌え消えた恋の行方を知らねども
心に奇蹟 イチジクの如し 詩楽麿
青春のバラ園香るキューガーデン 詩楽麿
いつの日か薔薇に寄せたる思いゆえ
抱きし夢を残照招く 詩楽麿
ブタペスト 晩夏を飾る鎖橋 詩楽麿
幾多もの出逢いを繋げ育みて
愛の賛歌を鎖橋知る 詩楽麿
秋草と遊ぶ兎や亀ゴール マリコ
美登利ゐて信如が居らぬ月の雨 マリコ
雨風に打たれ地を這う秋桜 マリコ
松山(四国)の句友、矢野リンドさんが、勝山交差点にある電光の「俳句掲示板」に、拙句が表示されているのを撮ってくださいました。
最初に句がでて、
次に名前が出るのですって。
矢野さん曰く、その前の月に、俳句ポストで「天」をとった句が、一ヶ月間ずっと表示されるのではと仰っていました。
矢野さんに感謝。組長と松山市に感謝です。
四国生まれの亡母にも、喜んでもらえたかも。。
お墓参りに行けなくて、ごめんなさいね、お母さん。