大英博物館(2)
2014年 06月 30日
日本館は、三菱商事が単独でスポンサーになっているのですね。
10年間にわたり100万ポンドを拠出という、太っ腹。三菱商事さん、ありがとう!
1) 私がいちばんハッとしたのが、こちらの幽霊の掛軸。
作者は、蒔直斉 と読めました。
今で言う3Dといいましょうか、背景から抜け出てくる幽霊に、目が釘付けになりました。
暗がりのなか、一人で見たら怖いです。素晴らしい!
Thank you very much!
古典画が英にて国を語りつつ 詩楽麿
なお余る感動伝えし古典画の
外地に在りて人目そらせず 詩楽麿
2)
※ 「大はしあたけの夕立」といって広重の「名所江戸百景」の一つ
印象派のヴァン・ゴッホが油彩で模写したことでも有名です。(by 麗門さま)
大橋は日本橋の浜町から深川六間堀の方にかかっていた橋で、
幕府の御用船安宅丸の船蔵があったことから、安宅(あたけ)と呼ばれていたそうです。
3) 作家は、三代目歌川豊国。
「喜翁豊国画」の判ですから、1860年頃から1880年頃。晩年の作品ですね♪
八代目団十郎が河原崎座で大当たりをとった「児雷也豪傑譚話」の時の錦絵と思います♪
版元は平野屋新蔵「平のや」の上に書いてある文字は
田の下に丁(町と言う字です(笑)と、萬、つまり萬町!(笑
三十六歌仙と書いた画名の装飾に菫の絵を描き♪わざわざ
つ(徒)ぼ(本に濁点)す(寿)みれと!お花の名まで
変体仮名で説明してくれてますね♪
自来也の衣装の模様は市川家の代え紋の牡丹ですし♪
「錦絵」は色々な遊びが隠されているので!それを見つけるのも
面白いですよね♪ (by 桜姫さま)
4) こちらも掛軸です。名のある作者の名のある作品なのでしょうか。
私、本当に、こういう記事をアップするのは嫌なんですよねー
無知まるだしですから。
5) こちらの幽霊の掛軸は、日本館の入り口近くの踊り場に展示されていました。
長い黒髪の、おどろおどろしさは「リング」の貞子さんを彷彿・・・
この魅力的な幽霊に誘われてふらふら日本館へ入ってゆく方も多いと思います。
他にももちろん、多彩な展示物がありました。
私の趣味に偏った画像ばかりアップしましたが、お付き合い頂き、有難うございました m(_ _)m
大英博物館に日本館なんてあるんですか!
学生の頃、社会の教科書で幽霊の絵、
すごく印象的でした。
本物が見られて良いなぁ!
けっこう見ている人いました?
今日は日本は梅雨の晴れ間で、ナイスタイミングと
カレンダーの発送作業をしていました!
こんな日が続くと良いのになー。
画面からはみ出している。現代にも通じる発想です。
2枚目は、「大はしあたけの夕立」といって広重の「名所江戸百景」の一つで「東海道五十三次」ではありません。
ゴッホが油絵で真似をして描いた有名な浮世絵です。
ハイ、こんなことを言いながら東博でガイドしています。(^_^)
3枚目は児雷也ですが、絵師の名前は分かりません。
日本館も賑わっていましたよーー
夏は幽霊やお化けも、いっそう人気がでるかも♪
くーちゃんのカレンダー♪ もうそんな時期なのねーー
★ 鍵(06-30 20:17)さま
やっぱり一番上の絵は、有名な絵だったのねー
かなり古びて、いっそうおどろおどろしかったですぅぅ~~~
私、こういうの大好きですから♪
★ 麗門さま
>2枚目は、「大はしあたけの夕立」といって広重の「名所江戸百景」の一つで「東海道五十三次」ではありません。
ひえーーー!!!なんたる大恥をかいてましたねー!
さっそく書き換えました、有難うございます!!(^人^)感謝♪
児雷也も書き添えました。さすが東博のガイドさん!尊敬です。
幽霊のん良いですね!
枠からはみ出る手法って、こんな昔からやってたんですね!
私のHPもはみ出てるのん多いんで、なんだか共感しました。
(私のは幽霊じゃないですけどね)
そして、この薄い色合いがいかにも幽霊らしくて素敵です。
皆が怖がって、きゃあきゃあ言ってるのを、見て楽しむの♪(汗・笑
一枚目の幽霊画は、ほんと前衛的♪
5番の幽霊画が、本格的な幽霊で!
目は眠たげに、手を乳(ち)の下にちょっと上下の差を付けて、下げるの♪(笑
3)の作家は、三代目歌川豊国♪私の大好きな画家です♪
「喜翁豊国画」の判ですから、1860年頃から1880年頃
晩年の作品ですね♪
八代目団十郎が河原崎座で大当たりをとった
「児雷也豪傑譚話」の時の錦絵と思います♪
版元は平野屋新蔵「平のや」の上に書いてある文字は
田の下に丁(町と言う字です(笑)と、萬、つまり萬町!(笑
三十六歌仙と書いた画名の装飾に菫の絵を描き♪わざわざ
つ(徒)ぼ(本に濁点)す(寿)みれと!お花の名まで
変体仮名で説明してくれてますね♪
自来也の衣装の模様は市川家の代え紋の牡丹ですし♪
「錦絵」は色々な遊びが隠されているので!それを見つけるのも
面白いですよね♪
本当3Dですね~夜中に掛け軸から飛び出して・・うらめしや~なんて
日本の幽霊にしてはぎょろ目ですね、眉毛の形も西洋的な感じ
生きていた時はモダンな美人さんだったかも・・・・
迫力あるだまし絵の幽霊さんに一票です。
5)この魅力的な幽霊に誘われてふらふら日本館へ入ってゆく方も多いと思います。
一枚目の幽霊さんとは対照的ですね・・優しげで・・・・
人を誘うあやしいムードがありますよね~
顔のアップを見たら・・・こちらの幽霊さんの方が怖かったりして。
イギリスには2度ほど行った事はありますが・・パリの帰りだったので美術館疲れして大英博物館には行きませんでした。
それなのにエリザベステーラーのおばけが出そうなお家は見に行きました。(笑)今は大英博物館へ行かなかったこと・・後悔
もうイギリスには行くことはないと思うのでmarikoさんのブログで楽しみます。
枠からはみ出る手法、私もやってみたいと思います!
薄い色合いがいかにも幽霊らしい。σ(^-^〃)もまったくそう思いましたよん♪
★ yamaojiさま
私もてっきり東海道五十三次かと思いましたが、同じ作者、歌川広重の別の版画でした。
お母様、浮世絵がお好きだったんですね。江戸っ子ですね♪
★ 桜姫さま
3)の作品について、さすがのご解説を頂き、感謝感激です!!
さっそく記事中にコピペさせて頂きます♪ (^人^)感謝♪
麗門さんと桜姫さまの他力本願で、なんとか記事にかっこがつきました♪
錦絵というのですね、、記憶にとどめておきます!!m(_ _)m
★ japair さま
確かに! 1枚目、西洋的な顔立ちですね~ 目がくりくりして!
昔の映画では、5枚目風の幽霊が多かったですよね、優しい顔立ちがかえって怖い!!
エリザベステーラーのおばけが出そうなお家。わーー!行ってみたいです!
そろそろハンガリー国内も回りたいと思ってます、
暫く欧州の写真にお付き合いくださいませ♪(^_−)−☆
この時期はシャレにならないですね
でも、外国では夏=ホラーではないのかな?
季節に関係なく普通に(?)出没してそうだしな
別に夜中に柳の木を見てもゾッとしないか・・・(その前に植えてない?)
外国のわけのわかんない幽霊画は不気味でしょうね
怖い物見たさで引き込まれる人も多いのでしょうかね
浮世絵
日本的な色彩ですねぇ
これもまた色合いが西洋とはまた違っているし、描かれている服装や風景も「なんじゃこりゃ」的かも・・・
だからまた惹かれるのかな
まあ、何と素晴らしい古典画にめぐりあったのでしょう!!ああ、羨ましい!
その昔、日本画を切って収集の角度から見返り美人や月と和雁などに惚れ込み、現物を見たいと念願していたものです。
古典画が 英にて国を 語りつつ 詩楽麿
なお余る 感動伝えし 古典画の
外地に在りて 人目そらせず 詩楽麿
海外では一年中、ホラーは人気かも。
特に日本のホラー(怪談)は、欧米でも大人気ですからねー
英国は、幽霊屋敷の本場でもあるし♪
浮世絵は、西洋の画家にも大きな影響を与えたそうな。
日本の芸術は、世界に誇れると思います!
★ 詩楽麿さま
詩楽麿さんも、浮世絵のファンでしたか。美しいですものね!(^_−)−☆
古典画とはまた、粋な響きですね♪
一句、一首、ありがたく賜りましたヾ(^▽^)ノ
大英博物館にこの様な素晴らしい絵画が有ったのですね、こち
LA カウンテイ美術館にも アメリカ人の スライス氏が集められた
「伊藤若冲」の大コレクションが有ります、この様にどの経路か知りませんが 日本の大事な芸術品が海外に有るのですね。
ワシントンDC にも膨大な浮世絵が有ります それが案外と簡単に鑑賞できるのですね、日本だと観覧料が高くてなかなか入れないのですが。
すっかりご無沙汰しました、3週間近い日本訪問と帰国後の予期せぬ事態でブログのアップが遅れましたが、これから北海道全域地の果てまでご案内いたします。
アメリカには、多くの日本の美術品が収集されているのでしょうね!
ワシントンの浮世絵、想像するだに凄いと思います♪
北海道編、さきほど一回目を拝見してきました。
次回も楽しみです♪(北海道ファン☆