ワット・マハタート @アユタヤ, タイ
2012年 11月 03日
去年の雨季には大洪水の被害を受けたアユタヤ遺跡。
今年もまた雨季のさなかとあって、暗い空からは断続的に小雨が降り注いでいました。
そして時折、空を切り裂くような稲光。
傘をさしたりすぼめたり・・・
本降りにならないうちに、何枚か写真を撮ってしまいたい。
この仏教寺院は、1374年ころの建立と伝えられています。
ビルマ軍により滅ぼされ廃墟となってしまったこの寺院では、仏像の大半の首は刎ねられています。
1) 前回この寺院を訪れたときに脳裏に焼きついてしまった、この仏頭。
刎ねられたときに木の根に挟まれたのでしょう。
そのまま今に到るまで、木の根に守られています。
半眼に微笑をたたえた口元。
人間のむごたらしさと愚かしさを感じさせられます。
2) 仏塔。
この近辺は遺跡群になっており、広範囲にわたって多数の遺跡寺院があります。
酔ひどれの素足の街も冬仕度 よし
秋古寺 樹木根護る 釈迦面(めん)よ 詩楽麿
虫鳴くや古寺の隅の樹木根に
潜む釈迦面人類見詰む 詩楽麿
三宝の 満ち満ちいたる 大地かな 銀河王子
御頭に 偲びたる日の 戦かな 銀河王子
人なきに干菜あまたと揺れてをり よし
3) 僅か何体か残っている、首のある仏像。
600年以上もここに座して、この寺院の栄光と滅亡の全てを見つめていらしたのでしょう。
自然の力で風化してしまうのは仕方がない
けれど人間同士の醜い争いで、このように破壊されてしまった寺院は、切ないです。
秋は暮れ猫神さまを探せども よし
こちらの寺院、怖いもの見たさで行ってみたいかも(汗
人間て不思議ですよね(汗
600年以上・・凄いですね!
木の根に挟まれた仏頭!!
怖いけど芸術的な感じがします。
自然に飲み込まれる…それも歴史だと思ってますが、
人間の欲にまみれた戦争でこのようになってしまうのは
心が痛みます。
そしてmarikoさん2枚目の写真、凝りましたね^^
HDR?すごく迫力のある写真です♪
しかし、いちいち、首を跳ねるという行為は、もっとも残忍な行為に思えます!
その痛ましい現場を、供養もせず、そのまま残しておくと言うのも・・・
日本では、有り得ませんよね!
って、その為に後世の我々が、知り得る事に・・・
複雑な思いです!
昨夜は眠れなかったんですか?それとも早起き?(笑
色々と考えさせられるとこですよね。
しかし、まぁ人が誕生してこの方、争いがなくなったことはないんですよね・・・。
ワット・マハタートの写真は撮った時期や撮る人によって
全然違って見えて面白いなぁっと思います。
今後はアユタヤのライトアップも見てみたいな~♪
「首なしの御ほとけに射す稲びかり 流星」
ビルマも仏教国のはずですが、こんなことをやってしまうのですね。
民族の対立というのは、時に宗教の力をも越えてしまうのでしょうか。
こうしてみると、仏像と言っても、所詮、弱い人間の作った偶像に過ぎないのかと思ってしまいます。
でもその仏頭の一つが、こうして、自然の力によって保護されているのかと思うと、
またそこに、人為を越えた力を思わざるを得ません。
「御ほとけに射す稲びかり」こそ、その表れかも知れませんね。
仏頭が木にめり込んでいますね。
人が押し込んだのか、
それとも自然にこんな形になったのか、
不気味な感じさえ漂います。
写真の周囲を黒くしたのもさすがです。
きょう3日は浅草の東京時代祭でした。
明日、アップできるでしょうか。。
>秋は暮れ猫神さまを探せども よし
猫神さま!? 犬神みたいで横溝氏の小説を彷彿です~
招き猫なら我家にもおりますが♪
頂いたお句は、下の投稿に添えさせて頂きますね(感謝!!
首を刎ねる、私も残忍にもほどがあると思います!
カンボジアも、このタイも、首なしの仏像がいっぱい。
日本人の感覚では受け入れがたいですよね
2日の夜は、夫がリビングで仕事をしていて、TVもダメ、お喋りもダメといわれ、
ではブログでも・・・と♪
(日本との時差6時間で、それほど深夜でもなく。。
ああ、あの大木は菩提樹だったのですね、いかにも仏像にはふさわしい・・・
マハタート、前回は暑い盛りの日中で、それでもこの辺りだけひんやり感じました。
撮った写真は、そのときののほうが不気味だったかも。もう失くしてしまいましたが。
本当に、同じ仏教国同士で、この残忍さはいかに!と憤りを感じます。
この菩提樹に包まれた仏頭が教えるものは奥深いと思います。
にしても、、この仏頭の眼が前回と違って見えるのは気のせいでしょうか(怖!
拙句も見て下さり、感謝♪
人が押し込むことは難しいかな、自然にこのような形になったのでしょうね~
写真は比較的不気味ではないの選びました、仏頭のアップの画像は怖すぎて公開できません(汗
東京時代祭、楽しそうですね♪
>背を向ける月の孤影や冬に入る よし
え?ついに冬に入ってしまいましたか!?
こちらは、やっと昼の気温が35度前後になって涼しくなってきましたが、まだ初秋という感じです。
頂いたお句は↓の投稿にぴったりなので、そちらに頂きますね♪(感謝!
アユタヤも行って無いんです、バンコックは20回は訊ねて居るんですがね~、仕事仕事で明け暮れて気がつきゃ帰ると言います有様です、でもよく ボート を貸切でチャプラヤ川を行きましたね、猫の死骸が浮いていたりゴミがまあ~よくこんなにと思うほど有ったり、小さい船で女性の船頭さんをお願いするんです、男はやたら飛ばすからねこれが水上は涼しくて大好きです。
今度は観光で尋ねたいです、この様な遺跡を見て歩いてね。
全く 男は戦争が大好きだから後世にこの様な無残な姿を残しても平気なんでしょうね。
今日は11月3日「文化の日」と言うのに少々体調悪く
昨日から臥せって居ます。
原因は、一昨日夜風呂で温まり過ぎて、
バスタオルを腰に巻き付けたスタイルで、PCの前で、
ブログを書き続け、終いには鼻水流しながら書き終えました。
笑い話にもなりません・・・・
扨、
>刎ねられたときに木の根に挟まれた仏頭。
私には悲しげに、淋しげに見えて仕方有りません。
>何体か残っている、首のある仏像。
こう言う写真を拝見するとホットします。
秋に病んで人なつかしき夕かな 与太郎
稲光闇の夜川を渡りけり 与太郎
稲光雲を引き裂く野末かな 与太郎
日本にも、たまに、有名な古代の遺跡などの遺物が来ますが、とっても興味があります。 しかし、日本に来るのは、ほんの一握り、、、、あるいはそれにも満たない位だと思います。 marikoさんは、世界のいろんな所に行っているので、たくさん訪問しているのでしょうね。 marikoさんのおかげで、地球の歴史を、少しだけ見る事が出来て、嬉しいです。
写真の一枚一枚を、目を凝らして見てます ^^)
右下に落ちている2枚の緑葉がちょっとホッとする~
私には、緑の葉っぱが地獄から抜け出す救いへの道しるべみたいに思えます。
三枚とも修正しているのでしょう?
加工技術が効いてます!
知りたい!次の投稿楽しみにしています。
お風邪ですか~~~ ブログで湯冷めをしませんように(汗
>秋に病んで人なつかしき夕かな 与太郎
なんとなく芭蕉さんを彷彿ですね♪
この投稿の一枚目の写真は怖すぎるので、二枚目と三枚目の間に添えさせて頂きますね~
> 稲光闇の夜川を渡りけり 与太郎
> 稲光雲を引き裂く野末かな 与太郎
どちらも絵になるお句です! 私のと交換したいわ(汗
このお二つは、下の稲光の投稿に添えさせて頂きます♪
>暦を見ると今日は4日でした、
よくあること!! 訂正にいらして頂き、かたじけない!♪
私は50カ国くらいは回っていると思いますが、写真を撮ってない国が多くて、
今思うと勿体無かったなぁ。。。もう二度と行けないと思う。
拙い写真を見て下さり、ありがとうね~~♪
>雰囲気ありすぎで怖いぐらいですがとっても綺麗な写真だと思います。
ありがとうございます!!
(緑の葉っぱにも目を留めていただき、嬉しいです~)
ブログ写真歴8年半、まだまだですが、励みになります♪
> 酔ひどれの素足の街も冬仕度 よし
素足でふらりんしているとお風邪を召しますよ~
靴下をはいてくださいね(^_−)−☆
この投稿、一枚目の写真は怖すぎるので、二枚目と三枚目の間に添えさせて頂きます♪(感謝!
そうなの!この微笑が怖い!!
顔のアップの写真も撮ったけれど、怖すぎて公開できへん(汗
葉っぱがちょうどいいところに落ちていて、なんか「救い」めいているよね
一枚目は、コントラストを強くして、周囲を黒くしただけ
二枚目は、次の投稿で。一瞬でできる簡単な作業。
三枚目は、白黒にして、ブルームをかけただけです。
昔は加工に凝ったけれど、最近は加工すればするほど画質が荒れるので、あまりしないのよ~
また、思い切った加工で絵のような画像を創ってみたいな♪
この木の根に絡まれた仏像の首のことは知っています。
が、なんでこうなってんの?
首を折られてここに転がってたのが、いつしか木の根に絡み取られたってわけですか?
タイばかり行ってるくせに、な~んも知らない私を笑ってください。
人間も争うと、心の拠り所にしているものを破壊して、相手の精神状態にダメージを与えるって作戦なんでしょうかね・・・
必ず、宗教関連を壊そうとします。
そんなこと書いているここ関東地方は、今日は寒いったらありゃしない。
益々芸術性を高めるお写真が多くの方々の心を引き寄せるものと存じます。特に最初の写真の太い樹木の根っ子から顔を出している釈迦か観音の顔の写真は、見る人々に大きな衝撃を与えます。また、このままに
この写真を埋もれさせるのではもったいないので、芸術写真展又は朝日
出版の「フォト575」に出品されては如何でしょうか?
あるいは、日展の写真部門など世間に大きな衝撃が走るものと思います。
秋古寺 樹木根護る 釈迦面(めん)よ 詩楽麿
虫鳴くや 古寺の隅の 樹木根に 潜む釈迦面 人類見詰む 詩楽麿
やはり首のない仏像は見てていい気がしないものですね
なんという罰当たりなことを・・・と思います。
そういう感覚、争いに巻き込まれるとわからなくなってしまうんでしょうかねぇ・・・
ふる~いレンガの色に濃い緑の木々・・・
そして、青い空
モノクロで見るとまた違う印象に感じますね
でも、モノクロ・・・
そう、なんだかモノクロが似合う気がする。あの場所は・・・。
木に絡め取られた、が正解と思いますよ~~
宗教は、その土地の人々の生きるヨスガですから、そこを壊されるとダメージも大きいですね
そちらも寒くなってきたでしょうね~ あったかくして休んで下さいね!
一枚目の写真は、誰が撮ってもこのように撮れるのです。
タイでは有名な場所ですよ~
よって、なにかに応募するというほどのものではありません~
大きな励ましのお言葉、嬉しく頂きましたが♪
>秋古寺 樹木根護る 釈迦面(めん)よ 詩楽麿
>虫鳴くや 古寺の隅の 樹木根に 潜む釈迦面 人類見詰む 詩楽麿
仏頭に捧げる一句一首、ありがたき幸せ~♪
二枚目と三枚目の写真の間に、添えさせて頂きます!
11/05日。 11:38:21 に当ブログ内に最初にアクセスして頂き、こちらのコメントを頂いたのが 12:28
サイトに入場頂いてからでも50分もかかっています。
本当に大変ですね。。なんとかしなければなりませんね!
例の件、到着しました。完成しましたら例のサイトに鍵コメントを致します。
>御仏は 人の心に 宿るらし 銀河王子
>三宝の 満ち満ちいたる 大地かな 銀河王子
>御頭に 偲びたる日の 戦かな 銀河王子
おお!三句も頂戴つかまつり、ありがたき幸せ~♪
最初のお句は、下の投稿に、二番三番はこちらの投稿に添えさせて頂きます♪