うそ寒 :俳句
2012年 10月 23日
うそ寒や水子地蔵のみな笑まふ 久遠 (旧:流星)
(うそさむや みずこじぞうの みなえまう)
◎ 季語: うそ寒、やや寒、そぞろ寒、秋寒(あきさむ) 【秋】 時候
・うそ寒の 「うそ」 は 「薄」 の転化か。秋の半ば過ぎから晩秋にかけて次第に募る寒さを思わせる (角川歳時記より)
◎ 笑まふ=ゑまふ=ほほえむ 【古語】
◎ 画像は、アンコール遺跡群 バコンの回廊にて。辛くも現存している菩薩像です。
もちろん、水子地蔵さんではありません。
雁行や一節折れて曲がりける よし
秋風や生まれる星に死ぬる星 よし
夕暮れの水に泛びて黙しゐる
鴨には鴨のかなしみあらむ 与太郎
◎ こちら ↓ は一昨年京都で撮った、ずらりと並ぶ水子地蔵さんたち。
どのお地蔵様も、目を閉じられ、唇に微かな笑みを浮かべていらっしゃいます。
此の世に生を受け得なかった子どもたちを慈しむごとく。。
(揚句は、10月10日、ツイッター俳句に参加したものです)
ノックんちからです、酒の句で、ついご相伴にあずかりました、
ドイプイ村は、夜が冷え込み?yamaoji意外の村人は、寒いらしいです、キーンと寒くなれば、熱燗がほしくなります。
ちびり酒 月を肴に 想う貴女(ひと) by yamaoji.
「うそ寒や水子地蔵のみな笑まふ 流星」
ほんと、うそ寒さを感じるお句ですね。
水子地蔵がみんな揃って笑ったら、ぞっとするでしょう。
でも、「笑まふ」の響きには、暖かさを感じます。
昨日の雨以後、こちらでは、一段と秋が深まり、
今、湯たんぽを膝に抱えています。
ノックさんちから、ありがとうございます、
いつも読み逃げ専門ですが、yamaojiさんの投稿は全部拝見していますよ~
ドイプイは冷え込んできたとか、、U・ェ・Uのゆうちゃんとあったかくお休みくださいね~
>気の置けぬ 注しつ注されつ 宵の酒 by yamaoji
>ちびり酒 月を肴に 想う貴女(ひと) by yamaoji.
めちゃ粋な二句♪
上の今年酒の投稿に添えさせて頂きます! 有難うございます♪
水子地蔵さん、なんとも微妙な表情なんですよねぇ
口元に微笑をたたえていると思ったのは、あくまでも私の感覚ですが、、
子どもを亡くしている人には、共感して頂けるかなぁと思いました。
湯たんぽ!! お風邪を召さぬよう、気をつけて下さいね~
カンボジアの菩薩像が寒そうに見える・・・
朝の空気はすがすがしいけど、張りつめたような冷たい風が吹いています。
こんな暗い部屋にいて、訪れる人を待っている日々は暑い国でも寒いかも。
そういわれてみれば・・・菩薩像、寒そうですね 衣のせいかしら。。
>こんな暗い部屋にいて、訪れる人を待っている日々は暑い国でも寒いかも。
このままそっくり画像のキャプションに頂きたいようです!!♪♪