バンテアイ・スレイ③
2012年 09月 30日
(8月初旬)
1)茶店の女の子。通りがかった夫に声をかけてきた。
「ビール、1ドルでいいわよ、飲んでいかない?」
その大人びたセリフが微笑ましくて、掴まってしまいました。
まだ14歳だという。夏休みなのでおうちの手伝いで、お店の営業兼給仕をしているそうな。
つるりんとした剥き卵のようなお顔は、どこか仏像を思わせる。
骨太でござんす背高泡立草 よし
海猫(ごめ)騒ぐ空から魚が降る日には 流星
ぱかと割る卵の双子なる良夜 流星
2)茶店や土産物店が並ぶ一角。
夫がビールを飲んでいたら、次々と女の子たちが物を売りにくる。
夫はゴム草履を買って、スニーカーを脱いでしまった。
私は布製の帽子を買った。顎に紐がついていて、風に飛ばされない帽子。
3)もう少し、戻って遺跡を見てみましょう。
ここは見事な浮彫(レリーフ)が沢山あります。
『インドラ神が3つの頭の神象アイラーヴァタに乗っている』 レリーフの一つ。↓
4)『インドラ神が3つ頭の神象に乗って慈雨を降らせている』 レリーフは、ここに。
見えにくいので、右端に、その部分をアタッチしてみましたが、暈けていて見えないでしょうね。
ま、なんとなく判って頂ければ幸いです。
5)なんや河童みたいな像もあります。仏話の中の登場人物なのでしょうか。
6)踊るシヴァ神。すべての舞踊の創始の神さま。
7)しかし、カメラ持っている人、多いですね!
世界的に空前の写真ブームではないかと思います。
興味をもってチェックしてみると、キャノンとニコンが圧倒的に多いようでした。
それと、人種のるつぼ。これも感じました。
東洋人も目だって多いのは、中国・韓国が豊かになったからでしょう。
彼らは服装や持物も垢抜けてきて、以前のように一見で、中国人、韓国人、日本人を識別できなくなりました。
雨上がりで青空が撮れなかったのは残念でしたが、滅びの美を堪能できたバンテアイ・スレイ、さようなら~!
☆2012年 カンボジア アンコール遺跡群 まとめ☆