イスタンブール 考古学博物館(3)
2012年 07月 10日
最終回です。
だんだん記憶もおぼろになってきたので、写真だけです。
トルコといえばタイル。ここにはタイル&陶器の展示館もありました。
1)館内はこんな感じのレイアウト。広々していて、ひっそりと静まり返っています。
裏木戸に誰も通さぬ守宮かな よし
青田風ざわめく夜の神隠し 流星
オアシスの木陰に憩ふ溽暑かな 流星
◎ 興味のある方は More をクリックしてご覧下さいませ。なおコメント欄は閉じております。
2)すっかりお馴染みになったアラビア文字のアート。
3)このような陶器は、アジアでもよく見かけますね。
それにしても、トルコの人々はよくよくブルーが好きなんですねぇ
何につけても色はブルー系が多いのでした。
4)タイル館を出て、最後にもう一度、メインの考古学博物館に戻り、柩ではない作品を少し。
【墓碑】↓ この作品をはじめ、アルカイック時代(紀元前7~5世紀)から
ヘレニズム(紀元前4~1世紀)の彫刻が数多く展示されています。
5)個性的な像。
6)首を取られた聖母マリア像。キリストを抱いています。
私は世界のあちこちで、このように異教徒や侵略者により破壊された像を見てきましたが、
本当に本当に残念でなりません。
どれほど多くの素晴らしい芸術作品、歴史を物語る貴重な作品が破壊されてきたことか。。
7)博物館の外側。壁面に並ぶ像も、ことごとく首が取られています。
8)この博物館の広い敷地内には、館内に入りきれない作品が無造作に置かれ雨風に晒されています。
9)たぶん修復された跡なのでしょうけれど、まるで黒い涙のように見えます。
歴史には涙がつきものなのかもしれないですね・・・・・
そしてこの敷地には、たくさんの猫たちが寛いでいるのでした。