白雨 :俳句
2012年 05月 30日
彼方より悲鳴聞こゑし白雨止まず 流星
(かなたより ひめいきこえし はくうやまず)
季語: 白雨(はくう)、夕立、スコール、驟雨 【夏】 天文
雷去れば山に隠れる夏の月 よし
煉獄の地は愛に似た茅花揺れ よし
胸乳のかがよふ白さ晶子の忌 流星
蜘蛛の子の脚焼き尽くす酒場の灯 流星
五月雨や人なき岸の一軒家 与太郎
◎画像は去年の7月、マレーシアのキャメロンハイランドで、トレッキング中に撮ったもの。
いきなりの激しい雨に襲われ、廃屋に避難しました。画像の上の黒い部分は廃屋の屋根です。
どこからかぎゃあっという叫び声が聞こえてきて、ぞくっとしましたが、それっきり静かになり・・・
あれは鳥の声だったのかもしれません。