句帳に句空欄のまま百千鳥 幻椏句
2012年 04月 24日
句帳に句空欄のまま百千鳥 幻椏
(くちょうにく くうらんのまま ももちどり げんあ)
季語: 百千鳥(ももちどり) 【春】 動物
囀りが好きで天まで行きし母 喜代女 (toboさまよりご紹介)
百千鳥旦那は俳句オンチなり tobo (ご明察!)
揚羽蝶 目覚しきかな 殻離脱 詩楽麿
願いしも 栄枯の暦に 臨めぬや
頬掠めたる 春に偲ばむ 詩楽麿
夕暮れに陽を映したる樝(しどみ)あり よし
金銀の嘘を重ねし月日貝 流星
手を放るゴム風船の鳥と化し 流星
さんざめく百千鳥にも百八つ 流星 (旧句)
鶯も雀も鳴くや庭の竹 与太郎
「もう疲れちゃって疲れちゃって・・・。仕事がキツ過ぎるのか。それとも歳なのかなぁ」
言いつつ夫の視線は、テーブルの上の書類とIpadとテレビの画面を行きつ戻りつしている。
「そんなに疲れているなら寝ればいいのに。」
「やだね。仕事から帰ってメシ喰ってただ寝るだけじゃ生きている意味がないじゃないか。」
このところ夫の勤務シフトが早番になっている。
朝6時半に出勤して、帰宅するのは午後2時半。
夫も私も朝の5時には起きなければならない。
なのに夫は夜11時過ぎまで書類の整理をしながらテレビを見ている。
その間、私も傍に控えていなければならない。珈琲を淹れたり食事やスナックを用意したり話し相手になったり。
そのあとようやく私の至福のとき、寝ながら読書。。
以前は本が睡眠薬代わりになっていた。30分も読んでいればコトリと眠ってしまったものだった。
それがこの10日ばかり全く眠れなくなっている。
本を閉じても目をつぶっても、夜中の2時までは眠れない習慣がついてしまった。
それなのに朝は5時に起きるので、毎日睡眠不足が続いている。
頭がぼーっとして俳句どころではないのである。
(ここでやっと本題に入ったゾ)
上の幻椏さんの俳句 「句帳に句空欄のまま百千鳥」 を拝読し、これは私そのものだ!と膝を打った。
幻椏さんのような俳句の大先輩でも、詠めなくなるときもあるのかしらん・・・
しかし、詠めないということを詠んでいるのは、流石。
(幻椏さん、御句を貸してくださりありがとうございました♪
ビジュアルなイメージが付加されると、又面白いものですね。
『句』って、深いんだなぁ~~~~
想像力の欠如している私では、理解不能、、、、、かも(苦笑)
私も、イヤにポッコリ眠れる時とそうでない時が激しいです。
メチャクチャ疲れて、疲れ過ぎると眠れなかったり、、、、、
適度が一番ですね。
それにしても、旦那様は、marikoさんに目いっぱい甘えてるのね。
marikoさん、、、、、、大変(笑)
ちなみに、私は、さっさと先に寝ちゃいます。
季語に疎いtoboですが「百千鳥」って「囀り」のコトだったのかな?
いや、ニュアンスがちょっと違うような気が~~~(笑
「囀り」なら大好きな句があり!
・囀りが好きで天まで行きし母 喜代女
読めば読むほどこの句、marikoちゃんも好きになっていくよ!
翻訳して旦那さんに教えてあげて、って・・・
・百千鳥旦那は俳句オンチなり tobo
だよね、きっと!・・・失礼つかまつりました~~~(笑
最近では出色の出来と思います。
猫の目線が「花」を見ていますね。お見事。
句は出来る時は出来る、出来ないときは出来ない。。当たり前ですか。
拙ブログ「六地蔵」に書き忘れたことを蛇足かもしれませんが書いておきます。
コントラストを落とし、そしてシャープネスも落とします。
これだけだと単なる寝ぼけた写真になってしまうので、
色の濃さを最大限まで上げます。(カメラによって用語が違います)
ニコンだとピクチャーコントロールから微調整するのだと思います。
あしたの写俳も、私の写真の必殺技をご紹介する予定です。
マリコさん 動物の写真 どれもいいわ!!
私 余り好きじゃないからか 撮れない。
今度 馬の写真に挑戦しようかな・・・。
前のカンポンなどの写真 色がとっても良かった!
柔らかくて 南国ののんびりした雰囲気が 伝わってきて。
私の夫は あのカンポンを歩いて 消えた気がする。
天童よしみの「赤い地の果て」は泣ける。
ベトマムの有名な歌らしいけど。
しばらくは動物と植物の写真がいいな!!
大変な闘いの毎日なのですね。もっと、セレブ生活に浸っておられる
ものと察しておりました。しかし、そうした中にこそ、心眼開花の機会
が訪れ、俳句や短歌・小説など創作に向けた新境地が開かれるもの。
ましておや才能豊かなMariko様なら、きっとこれまでに無い新しい世界
を切り開いてくださるものと期待致しております。
揚羽蝶 目覚しきかな 殻離脱 詩楽麿
願いしも 栄枯の暦に 臨めぬや 頬掠めたる 春に偲ばむ 詩楽麿
私も想像力が乏しくて句は苦しい(笑)
夫は甘えてるというより、ものすごい亭主関白なんですよ~
言うことを聞かなければ、しつこく苛められますから(汗
言うとおりにしているほうが返って楽です。
keyさんは優しいご主人様でいいな~
百千鳥は鳥のことで、囀りは声ですがな~、ニュアンスが・・・ね!(汗
>囀りが好きで天まで行きし母 喜代女
あゝ佳い句ですねぇ~
うちの母もそうやったんかな?
>百千鳥旦那は俳句オンチなり tobo
ご明察!
銀行員になってから特に、お金の勘定ばかり。現実的すぎてヤになるわ((☍﹏⁰)ノ
>最近では出色の出来と思います。
でしょ、でしょ!?(笑)
麗門さん、イイ人だな~~♪
>これだけだと単なる寝ぼけた写真になってしまうので、
あるある、ネムイ写真ね、
>色の濃さを最大限まで上げます。
なるほど! 最悪レタッチでも微調整できますね、
麗門さんの必殺技、楽しみです♪
私、動物好きだから愛がこもっちゃう?~(テレ
>私の夫は あのカンポンを歩いて 消えた気がする。
それぜひ俳句になさってください!
>天童よしみの「赤い地の果て」は泣ける。
あとで検索してみますね~♪
セレブなわけないでしょ(笑)
>揚羽蝶 目覚しきかな 殻離脱 詩楽麿
>願いしも 栄枯の暦に 臨めぬや 頬掠めたる 春に偲ばむ 詩楽麿
なにやら哲学的な一句とクラッシックな趣の一首、ありがとうございます!!
>夕暮れに陽を映したる樝(しどみ)あり よし
>樝は草木瓜のことです。
またまた知らないこと、教えて頂きました!
私はモノを知らな過ぎるなぁ~(反省
にしても哀愁を帯びた景の一句、ありがとうございます!!
そのツケで体はスカッとしないし、なんか気持ちもだる~い感じ?
うちも寝るのは遅いですよ~
夜中の1時半くらいかな。
でも、旦那が寝るのが遅くても私は自分のペースで布団に入ってしまってほったらかしです。
で、寝る前に本を読みますねぇ
最初は雑誌とかエッセイとか新聞とか。
で、そろそろ寝るか、という前に漫画を読みます(4コマとか短いの)
あと、1ページ、あと1ページ・・・とか思いつつ耐えられずに寝るのが快感♪
ま、結局、私が寝るのは2時近くになってます
幻椏さんの俳句・・・marikoさんの文章で想像力が広がりました
睡眠不足、ほんとダルイですよね~
>あと、1ページ、あと1ページ・・・とか思いつつ耐えられずに寝るのが快感♪
そして結局2時近くって、まったく私と同じパターンですね!
サンダルもスニーカーも就寝時間もおそろ。年齢はぐーんと違うけれど!(汗
幻椏さんのお句も鑑賞して頂き、ありがとうございます♪
猫ちゃんの感触が伝わってくるようなお写真ですね(=^・^=)
幻椏さんとのコラボ楽しませていただきました。
こういう企画っていいですね、写俳の幅が拡がる気がします。
睡眠不足はお肌によくないのはもちろんですが
身体にもてきめんに響いてきますね。
私も睡眠不足からの頭痛で薬が手放せないのです~
ちょっと煮詰まってまして、ああ憔悴感(^^;
下のお写真、赤い花に一票です。
南国の赤に惚れました!
あちらの世界に少し踏み込んだ事があります。
でも、娘の事が気になっていたようで、引き返してきました。
ただ、、、、、痛く、苦しかっただけでした。
お父様のように、きれいな所だったら、、、、、逝っちゃったかも。
わたしも、むかし、むかし。3時間か4時間しか睡眠時間がとれないくらい働いてましたが。やっぱし、心身ともに、つらかったです。ダンナとケンカもしましたよ。
でも、リタイアして10年。今は、ラクですぅ~~~~。
自由時間がいっぱい。ぜ~~~んぶ、自分の時間ですもの。
もう、ダンナとは、シェアして暮らしてるだけだし。
いまが、いちばん、いいです。今が。
猫画像にコラボ、鑑賞して頂き嬉しいです!
あかねさんも睡眠不足で頭痛ですか、、それはいけないですね~
煮詰まって、というのはあかねさんでもあるのですね。でも大丈夫、あかねさんは安泰です!(
確信あり
赤い花に一票、ありがとうございます♪
拙句を丁寧に鑑賞して頂き、恐縮です!(滝汗
「ゆく」をひらがなにしたのは、説明を避けるため、正解です。
「離(か)る」と古語を使ったのは字数合わせのためです。古語を知らない人でも、漢字で意味は通じるのでいいかと思いました。
この句は、
「死者をのせ舟は花菜の土手を離る」
「父をのせ舟は~」
「ゆく父の舟は~」と推敲推移したものです。
実は「菜の花で一句」の宿題のための発句でして、海外在住の私には、今現在の菜の花は詠めません。
で、菜の花といえば、、私の場合、父の思い出話が真っ先にきたのです。
あまり自句自解はしないのですが、この父の話は書いておきたかったのです。
花菜野の岸を離るる父の舟
いいですね。字面もすっきり。添削を頂いて採らせて頂こうと思ったのですが、、
声に出して読んでみると、「はななのの」がひっかかります。
私の揚句よりずっと良いと思いますが、このさい、もう一考してみます!
失礼など飛んでもありません。感謝感激です。
これからも宜しくお願い致します(ぺこり
ユッキーさん、昔は大忙しだったのね・・・
今でも少しもじっとしていないものね!
ご主人さまともシェアしているお暮らしというのは理想的~
私は夫がいる間は奴隷みたいなもの(汗汗
羨ましいな~~
ちょっと考えてみたのですが、いっそ
菜の花の岸を離るる父の舟
はどうでしょう。
「亡父」と気づかない読者が多いと思いますが、それもまた良しとして。
一応上へ追記してみますね。ありがとうございます。
「つらかったら、いつでも帰ってこいよ」か・・・
そんな状況でそんな言葉もらったら、さぞ愛おしくなったことでしょうお父さんを。
誰のものでもない自分のものだと親は思うのでしょう。
この世でナンバー1の愛情を子に対して持っているんだろうな。恋人も配偶者も敵いっこない。
人は生きて来たようにしか死ねないと言われますね。
ですから、お父様も好々爺だったんですよ本当は。
「ゆく父の舟は花菜の岸を離る 流星」
「菜の花の岸を離るる父の舟 流星」
お父様の思い出を、このように詠めるって幸せですね。
私には、実父の記憶は全くなし、義理の父には、
恨みつらみばかりで、とても、こんなふうには詠めません。
「つらかったら、いつでも帰ってこいよ」・・・・
今は、私が言ってあげますからね(笑)
お父上の三途の川からの生還エピソード拝読。当方も近いお話しで、
友人の父が仮死状態で棺桶に、葬儀から斎場に行く車の中で復活。
棺の釘を抜き、蓋を開けると「死んだはずだよ御父さん、生きていたとは、お釈迦様でも知らぬ仏の御父さん、ええさ、不思議だね。」との事
があった。出てきた御父さんの頭髪は、葬儀前には黒かったものが、
真っ白の白髪に変化していたそうな・・・・・・・。もしも、白髪だったなら
頭髪が総て抜け落ちていたのかも・・・・・・・・。
黄泉(よみ)の国は、有る人にはあり、無い人にはないとか。だって、
「読み」の国だから・・・・・!
一言の メモに残りし 胸の内 静心なく 桜散るらむ 詩楽麿
黄泉の花 永久に咲きたれ 川沿いに 詩楽麿
猫ちゃんかわいいですね
思わず前足をなでてしまいました
前から記事を読んでいて感じたのですが
ご主人は亭主関白?
外国の方は奥さんにやさしいと聞いていたのですが
ま、人それぞれですよね
>誰のものでもない自分のものだと親は思うのでしょう。
なるほどねぇ・・・
ナーンさん、それ名言です。
なんだかそう思うと今更ながら泣けますね。
父は発明家だったんですよ、発明しか頭の中にないような人でした。でも根はいい人だったんですよね。
ありがとうございます。
>私には、実父の記憶は全くなし、義理の父には、
恨みつらみばかりで、とても、こんなふうには詠めません。
かわいそうでしたね、鎌ちゃん。
恨みつらみばかり、というのが特に可哀相です。
みんなそれぞれ不幸を背負って生きてきたのね・・・
>今は、私が言ってあげますからね(笑)
有難う~~☆
お友達のお父様のエピソード、凄いですね!!
もうちょっとで生きながら火葬されることに!?
総白髪になっても生還できて良かった!!
>一言の メモに残りし 胸の内 静心なく 桜散るらむ 詩楽麿
>黄泉の花 永久に咲きたれ 川沿いに 詩楽麿
死者よ安らかにあれ・・・の一首一句を有難うございます!
カメラの退院を待っての旅でしたが、やはり疲れました。
まりこサンの様な難しい句は出来ませんが
「菜の花の上に地蔵の頭かな」
もう菜の花の季節は過ぎてしまいました。
娘を持つ自分にとって、この言葉は、最高の愛だと思うのであります。
子は、いつまでも子なのです・・・・とてもやさしいお父上だったのですね。
「つらかったら、いつでも帰ってこいよ」口にはださぬ男子の意地の
ようなものを感じます。
私事ではありますが、父親として、私の娘に掛けてあげたい言葉
ですが、まだ、もうすこし・・・親のわがままを通させて^^;てな
具合っす♪
ちょっとこの所忙しくてお邪魔出来ずにおりましたが
素敵なお写真と 心安らぐ格調高いお句が続いていますね。
お父様のお話と 残されたお言葉に すごーいジーンと
来てしまいました。
ご主人様も 仕事場では何かと大変な事がお有り
なのでしょうね~家が唯一の我が侭寛ぎの場で
有るかと思いますので~(私も今になってそうだったと・・・。)
思って感謝しておりますが お二人共 寝不足が心配ですよ~
睡眠だけは 何とか十分摂らないといつか支障が出ますので
ご自愛下さいませ^^!
そうそう、私も聞いた事あります(汗
生死をさまよった事のある方のお話ですが、
綺麗なお花が辺り一面に咲いていて、
遠くの方から楽しそうな笑いやお話が聞こえて来て、
小さい女の子がこっちこっちって呼ぶそうです(汗
呼ばれた方に行ってしまうと、そこはあの世なので、
行ってはいけないというお話を知っていたその方はぐっと我慢したということ(汗汗
カメラ、退院してきたのですね、良かったぁ
帆船祭、お疲れ様でした!
昨日拝見したのですが時間がなくてコメントできず、、のちほど改めて♪
>菜の花の上に地蔵の頭かな 与太郎
わ~お!かわいい~♪
景も見えてとっても好きな句です。有難うございます!
ありがとうございます。本当に亡くなる前の一年は、まるで仏様のような父でした。
くーぱーさんのお嬢様は、まだまだお若いですもの、もう少しお父様お母様に甘えていて欲しいですね~♪
いつも思います、素適なファミリーだなあって(^_−)−☆
こちらこそいつも読み逃げでごめんなさい!
>家が唯一の我が侭寛ぎの場
そうなんでしょうねぇ~
中間管理職って上から下からサンドイッチで大変みたいです。
夫の場合は直截の上司と折り合いが・・・みたいで(汗
寝不足、なんとか解消しますね!ご心配のお言葉、ありがとうございます。
メロンちゃんも、同じようなお話を聞いたのね~
呼ばれたほうに行ってしまうと、、、。
あの世も心地よいところなら、いいか・・・なんて(汗
ま、急いで行かなくてもいずれはみな行くところですね(滝汗