春の闇 :俳句
2012年 02月 22日
春の闇押しては引いて研ぐ包丁 流星
(はるのやみ おしてはひいて とぐほうちょう)
季語:春の闇 【春】 天文
俳句の魔界に迷い込んでしまって幾年か・・・
ときどき殻を破りたくなる
今の私でとどまっていては進歩がない
蛇が衣を脱いで太く大きくなるように
自分の殻を脱ぎ捨てよう
一見、後退していると思われてもいい
新しい感性に挑戦し続けたい。
色恋の色を妬んで春の闇 keiko
研ぐ包丁 獲物はなんじゃあ 不気味じゃのう idea-kobo
逢引や鎖骨にとどむ梅の痕 流星
鈴付けて恋を知らざる子猫かな 与太郎
囀るや塞ぐ心を誰に告ぐ よし
蝉殻や 雪間にのぞく 松の枝 詩楽麿
きをもみて 蹉跌の闇の 足跡を
辿りてなぞれど あの日々はなし 詩楽麿
呼子鳥 母は呆(ほう)けて独房に 流星
女郎から 楽な死に方 聞かれても (心中天の網島より) 銀河王子
今日の関東地方は、久々暖かな午後です。
春近しと感じられて、気持がやわらぎます。
さて、今日の俳句はちょっと読むと、怖い風ですか。
暗闇で刃物を研いでいるんでしょ。
何かの恨みを刃先に乗り移らせてって感じで。
そう言うふうに読むと、浅はかでしょうかね~
我が家の黒白猫は日向ぼっこ。
ー春の闇押しては引いて研ぐ包丁ー
二句とも素敵!強いて云えば 好みは こちらかな です。
私も 春の闇にチャレンジしてみました。
色恋の色を妬んで春の闇
俳句になってますでしょうか?
脱皮 楽しみに 期待してます。
春の闇って季語があるのですか~
初めて知りました。
春って花が咲いて着る服も明るくなってるんるん♪ってだけじゃない闇があるのですね・・・
う~ん
そりゃ、そうだよなぁ・・・
みんなうまく装っているけど、いろいろな悩みだってあるよね・・・
そんな誰もが隠し持っている気持ちを想像しました。
ドキリとする句ですね
>俳句の魔界・・・・そこに誘い込んだのが、あの4人と言うわけですね。
この魔界で、押しては引いて、感性を研ぎ澄ましている?
いい、お師匠さんに恵まれましたね。
如何にして超えれば良いのやら、麿の心も脱皮せねばと思い、涙の
余りに「脱水」してごじゃりまする。古来より脱皮に残す蝉殻は、漢方薬
の妙薬とも伝えられておじゃりまする。
蝉殻や 雪間にのぞく 松の枝 詩楽麿
きをもみて 蹉跌の闇の 足跡を 辿りてなぞれど あの日々はなし
詩楽麿
>何かの恨みを刃先に乗り移らせてって感じで。
そのように読んで頂けると、とっても嬉しいです!
俳句は読み手の想像力によって成り立つ文芸、
様々な想像を膨らませて頂ける様、仕込んで詠んでいます。
ナーンさんちの黒白(=^・^=) ちゃん、日向ぼっこなんてかわゆい~♪
こちらに一票、ありがとうございます!
> 色恋の色を妬んで春の闇
もっちろん、俳句になってますよ~♪
いろいろな想像を掻き立てられます。
色気も激しさもあって素敵です!
keikoさん、もし宜しかったら、、twitterで俳句してみませんか?
きっと刺激を受けますよ!
まずアカウントを作ることから。
ブログより気ままにできますので、時々参加でも大丈夫です。
「春の闇」で詠むのは二度目でございます~
>古来より脱皮に残す蝉殻は、漢方薬の妙薬とも伝えられておじゃりまする。
え~、知らなかったです!なるほどねぇ~♪
>蝉殻や 雪間にのぞく 松の枝 詩楽麿
>きをもみて 蹉跌の闇の 足跡を 辿りてなぞれど あの日々はなし
詩楽麿
不思議な感じの一句と、青春の蹉跌の一首、ありがたく頂戴仕りました!♪