初鏡 :俳句
2012年 01月 18日
昇る日をあまねく海が初鏡 久遠 (旧:流星)
(のぼるひを あまねくうみが はつかがみ)
季語:初鏡(はつかがみ) 【新年】 生活
◎新春IT句会、『新年雑詠』に参加させて頂いた句です。
選んでくださった方々、ありがとうございました。とっても励みになりました。
特選:市堀玉宗さま、たんとさま、ひっちさま
並選:タケウマさま、青萄さま
市堀正宗さまから、まるでお年玉のような句評を頂きました。
「中々手慣れた作品。情景描写にすぐれていると感じました。気品もあり、上々の新年句かと思います。」
頂いた評に恥じぬよう、研鑽を積んでゆきたいと思っています。
年新た 水面に咲きし陽の花よ 詩楽麿
行過ぎる日々の憂いを数えつつ
人恋しさに 褪せる間もなし 詩楽麿
実は、この句の下敷きにしたのは、私自身の過去の句なのです。
2010年01月06日 鳥どちの海あるがまま初鏡 流星 (とりどちの/うみあるがまま/はつかがみ)
これからもまた、過去の句の練り直しも試してみたいと思っています。
◎画像はお日様が暈けてますが!おめこぼし下さいませ。
本年も快調な滑り出しおじゃりまする事羨ましゅう存知候。新しい視点からの新しい句の組み立て脱帽しか方法がおじゃりませぬ。
句節何年と重ねたるご努力に敬服致し候。事、俳句の世界では、十七
文字の中に全てを盛り込む事が求められ、「難解にてそうらい、これ克服あれば、神仏も驚嘆するが如し」と語らんと欲して候。
「山には山の憂いあり 海には海の悲しみが・・・」ご存知の「あざみの歌」の冒頭の句がありまする。これ俳句・短歌を問わず何がしかのヒント
を窺う事もおじゃりましょう!益々のご精進を楽しみにしておじゃりまする。
年新た 水面に咲きし 陽の花よ 詩楽麿
行過ぎる 日々の憂いを 数えつつ 人恋しさに 褪せる間もなし
詩楽麿
ご丁寧なお褒めのお言葉、恐縮です。
「あざみの歌」はあまりよく存じ上げないのですが、
俳句のヒントになるとあらば、検索してみましょう!
> 年新た 水面に咲きし 陽の花よ 詩楽麿
>行過ぎる 日々の憂いを 数えつつ 人恋しさに 褪せる間もなし 詩楽麿
「陽の花」、素敵な措辞ですね!
情緒あふれる一句一首を賜り光栄です。