always over the moon

アルアインの要塞

アルアインには幾つかの要塞があります。
こちらはその一つ。
今でも常駐の警備員さんがいて、しっかり守っていますが、中に入ることはできます。
高さのある狭くて急な階段を昇ってゆくと、殺風景な空間が迎えてくれます。



昔、ここで息を潜めて見張っていた兵士がいたのでしょうね~
この土地を守るために。。。
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巨大で頑健な獣がうずくまっているような全体像。
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城門を思わせるエントランス。誰でも入れますが、ちょっぴりひるむ。。
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************************

村上春樹氏の、「ねじまき鳥クロニクル」1~3部まで読了しました。
3部だけで600頁もあるの。
1,2部は分かりやすかったけれど、3部は話があちこちに飛んで集中力を試される(笑)
村上作品初心者には、あまりお薦めできる本ではないかも。
はっきり言って、難解です。私はそう思いました。
ただ、3部の最後のほうに、私の胸に楔のように打ち込まれた一節がありました。
そうか、ここを読むために私の霊感はこの本を選び取ったのかと思える一節です。
その一節を下に転記してみますね。

「あなたは誰か別の人たちを救うことで力と運命をすっかり使い果たしてしまったのよ。
その種は一粒残らず、どこかべつの場所に蒔かれてしまった。
袋の中にはもう何も残ってはいない。そんな不公平なことってないわよね。(中略)
でもそれは結局あなたが自分で選んだことだったのよ。(以下略)」



******************************

  ありがとうございます♪ (敬称略)


 いにしえも 恋に生きて 秋虚し
     実らぬものと 誰ぞ語らむ   詩楽麿

 夕映えに語る相手は 花一つ     詩楽麿

 あれほどの雲は向うへ日の盛り     よし

 要塞は モノクロ写真が よう似合う   idea-kobo

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by mariko789 | 2011-07-05 11:53 | Nikon D80 | Trackback | Comments(30)
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Commented by ozouni3 at 2011-07-05 12:46
マリさん、ご機嫌いかが?
こっちは梅雨空たまに薄日です。

夏旅の準備はOKマイ?
マレーシアからはエアアジアでBKK入りですかね~
BKKにも何日か滞在するんでしょ?
どの辺りにするのでしょうか・・・
チェンマイにも行くんでしょ。

私は、秋風一番が吹く頃なんかなあ~行けるの(-.-)
ああ、早くリタイアしてえな~。
Commented by 詩楽麿 at 2011-07-05 14:45 x
Mariko 様
成る程と唸らせる文を角川春樹氏の本に見つけましたね!
人は、常に伴侶や親族や子供の為に生きている人が殆どと存じます。また、実らぬ恋の為にその命を消耗する人もいます。源氏物語にも幾多の女性が光 源氏を慕い和歌を綴り続けたものです。

いにしえも 恋に生きて 秋虚し
実らぬものと
誰ぞ語らむ

夕映えに
語る相手は
花一つ
Commented by yoshiyoshi at 2011-07-05 15:21 x
あれほどの雲は向うへ日の盛り      よし
Commented by mariko789 at 2011-07-05 15:26
☆ozouni3さん

たまに薄日というのがまた風情があっていいですね!
BKKは最初に空港ホテルで一泊、あとは最後に、、4泊かな
チェンマイはナシです、ごめんなさい!
今回はパタヤに行ってみます。まだ行ったことないので。
早くリタイアしたいって、まだまだ先の先でしょ~(笑)
Commented by mariko789 at 2011-07-05 15:29
☆詩楽麿さん

目は大丈夫ですか? すっごく心配しています。
仰るとおり、人は結局他の人のために生きているんですね。そこに源氏物語がくる詩楽麿さん、さすがです♪

>いにしえも 恋に生きて 秋虚し
実らぬものと
誰ぞ語らむ

実らぬ恋ほど美しかったりしますね~

>夕映えに
語る相手は
花一つ

寂しいですが、優雅でもあります。
Commented by mariko789 at 2011-07-05 15:31
☆yoshiyoshiさん

>あれほどの雲は向うへ日の盛り      よし

日射病に気をつけて下さいね~
ルプママさんが、よしさんのおみ足、あんがいしっかりしていたと書いてらしたので、安心しています♪
Commented by tobo at 2011-07-05 16:11 x
こんちはぁ~~~!
「アルアインの要塞」は無機的な匂いがふんぷんと!
モノクロ感がリアルにその機能と歴史を伝えています。

村上春樹氏の「ねじまき鳥クロニクル」は新聞の文芸欄で
寸評を読んだ記憶が・・・。
でも、その記憶の全部は忘却の彼方へ、ってとこですね。
>袋の中にはもう何も残ってはいない。そんな不公平なことってないわよね。
これ現実でしょうか?
それとも虚構の世界?
それとも人生の集約?
虚構とも思えないし、さりとて哲学だとも思えない。
難解さが想像出来そうなmarikoちゃんの読後感で~す。
Commented by gaku-404 at 2011-07-05 17:04
アラブの要塞もモノクロで表現するとほんとうに
>巨大で頑健な獣がうずくまっているよう
に見えます。
おそらく日干し煉瓦で築かれているのでしょうがチェンマイのレンガ積みの城壁とはまったく趣が異なりますね。


Commented by mariko789 at 2011-07-05 18:07
☆toboさん

無機質を感じて頂き、成功です!

>>袋の中にはもう何も残ってはいない。そんな不公平なことってないわよね。

『力と運』が、からっぽになってしまったとう比喩なんです。
私は、経験論でしか物を語れないのですが、私自身、人生で2回、からっぽになってしまったことがあります。
一度目は家族の突然の死で、二度目は恋ですね。文字通り廃人同様になってしまいました。
けれど、空っぽになるということは、実は再生の大きなチャンスなんですね。この小説のラストシーンも再生を予感させています。
人間、生きていれば、何度空っぽになっても、また運や力の種は入ってくるのです。自分自身の生命力や、他人からのイタダキモノで(笑)
Commented by mariko789 at 2011-07-05 18:07
(続き)
私がせっせとtoboさんのブログに通っているのも、才能とかセンスの種のおこぼれを拾いに行ってるのですが~~
(楽子ちゃんとこの、「イルカはいるか?」のコメント、大いに力を頂きました♪)
一番上質なのは愛情の種なんですけど、これは滅多に落ちてないし、手を出して「下さいな」と頼んでも、くれる人はいないです(笑)

他人のためにからっぽになっても、必ずもっと沢山の上質な種が入ってくる。
自己保身に身をやつして他人に尽くすのをけちったら、大きな再生はできません。
上質な種が自分の中に育ってくれば、いつの日か機が熟して花ひらくこともあるでしょう。よしんば花ひらかなかったとしても、いいではないか!
Commented by idea-kobo at 2011-07-05 18:12
要塞は モノクロ写真が よう似合う

なんとも見事な写真ですねえ。
Commented by mariko789 at 2011-07-05 18:20
☆gakuさん

要塞とか城塞、多いですよ~、こちらは。
チェンマイとは、空気感が違いますね。
近日中に古墳に撮りにゆく予定です♪
Commented by mariko789 at 2011-07-05 18:22
☆idea-koboさん

>要塞は モノクロ写真が よう似合う

もう~優しいんだからぁ♪
博士の発明ほど見事ではないですよ~~
Commented by イヴォンヌ at 2011-07-05 19:06 x
村上春樹氏の作品はどれも人気ありますよね~・・・って読んだことない(汗)アンダーグラウンドが人気らしいけどいいかな?

今日の松本復興大臣の件、見ました?ったく、日本はまだまだ大変です。
Commented by keymyall at 2011-07-05 20:30
すごく強固な感じがしますね。
ココが実際に使われていたと考えると、、、、遠い昔の息吹を感じます。

戦争は、、、、、絶対してはいけないですね。
Commented by 麗門 at 2011-07-05 20:35 x
そうとう古い時代の要塞なんでしょうね。
まさかイスラエルに対してではないでしょう。

こういう写真を見ると、ジャン・ギャバンの映画を思い出します。(タイトル忘れちゃった)

村上春樹は「ノルウェイの森」に止めを刺すと私は思います。
Commented by ラーダ at 2011-07-05 23:44 x
モノクロ写真なのに、瞼の裏に浮かぶのは色彩があって、乾いた土のにおいを感じます。
なんだか、そういう写真ですね

>「あなたは誰か別の人たちを救うことで力と運命をすっかり使い果たしてしまったのよ。
その種は一粒残らず、どこかべつの場所に蒔かれてしまった。
袋の中にはもう何も残ってはいない。そんな不公平なことってないわよね。(中略)
でもそれは結局あなたが自分で選んだことだったのよ。(以下略)」


う~ん。難しい、なんとなく理解できる気もするし、あんまり理解できていない気もするし・・・。

でも、なんちゅ~か自分のパワーを使い果たして、カラッカラになってしまった状態は想像できる気がします。

不公平だと思いつつも、でも、自分で選んだことだし、選んだつもりじゃなかったけど、そうなったのもしょうがないのかな~・・・みたいな。

すいません、頭が少々ゆるくって・・・

Commented by yoshiyoshi at 2011-07-06 08:08 x
「ねじまき鳥クロニクル」には村上春樹氏の創作の秘密が垣間見えるのかも知れない、結構行き当たりばったりにそれからそれへと妄想が展開することは僕らにも経験はある、要するに彼も深層に闇を抱えている変な人なんやということだけは分かったけれど、がっしと大掴みに理解出来ない氏特有の文章にはいつも全く困ってしまう。(笑)
Commented by 克佳 at 2011-07-06 08:51 x
marikoさん おはようございます。

「ねじまき鳥クロニクル」は
刊行時(15年ほど前だったかな・・?)に一気に読みました。
ストーリーはすでに朧ですが(笑)
[泥棒かささぎ編]の間宮中尉の話・・ノモンハン戦記の強烈な描写
は今でも(記憶に)鮮明に残っています。

「1Q84」三部作もオススメです♪
Commented by tamirin at 2011-07-06 10:31 x
「静」を感じますが
「動」を感じる時代があったのですね。。。
今は、どこよりも「静」で歴史を封印しているかに様です・・・
Commented by メロン at 2011-07-06 11:12 x
Marikoさん、こんにちは♪

要塞
映画でくらいしか私は観られないので、
とても貴重です。
ありがとうございます^^

村上春樹の一節
う~ん
考えさせられちゃう内容ですね(汗


冷たい冷やし麺
ちゅるちゅるっと食べたいですね^^
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:15
☆イヴォンヌさん

村上春樹氏が地下鉄サリン事件の被害者にインタビューしたノンフィクション作品『 アンダーグラウンド』。私は読んでいないです。まだまだ読んでない本が沢山あって、楽しみ楽しみ♪
松本大臣の件、ブログ仲間の記事で見ました。やれやれ・・ですね!!
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:17
☆keymyall さん

昔の息吹を感じて頂き、嬉しいです♪
戦争のなくなる日はくるのでしょうか~
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:33
☆麗門さん

部族同士の戦いに対して、だったようです。
ジャン・ギャバンの映画・・・検索してみましたが、分かりませんでした!
「ノルウェイの森」にも井戸が象徴的な存在で出てきますが、この作品にも。
私も「ノルウェイの森」は好きな作品で、日本語版は読みましたが、昨夜から英語版「NORWEGIAN WOOD」読んでいます。英訳したAlfredさん、名訳! 
麗門さんは、アンタイラーを読んだことがありますか?
英文版「ノルウェイ~」を読んでいたら、アンタイラーの大好きな文体を思い出しました。
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:36
☆ラーダさん

土の匂いを感じてくださり、嬉しいです!
小説ですが、わずか数行の書き抜きでは意味不明ですよね(すみません!
もし村上春樹さんに興味が湧いたら、図書館で読みやすそうな短編集あたりから、始めてみてね♪
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:51
☆yoshiyoshi さん

誰しも深層に抱えている闇はあるのでしょうね。それを意識するかしないかの差はあっても。
暗闇で虚ろな深く小さな穴から水が湧き出る、「井戸」というのは、人の深層心理のようでもあります。
がっしと大づかみにできないゆえに、人はそれぞれ別のメッセージを受け取ることができるのかも。私には描けない世界ですが、読む分には惹かれます。
って、私もめちゃ乱読ですが、よしさんは私以上にありとあらゆる本に手をつけていますね!♪
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:57
☆克佳さん

間宮中尉の話。衝撃的でしたね~。生きたまま皮を剥ぐ話。間宮中尉の井戸の中から見た光。
克佳さんの影響で、私、村上中毒になってしまって、、責任とって下さいよ~(笑)
私の本棚では「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド 上下」がまだ未読です。
「1Q84」三部作、買いに行ったとき無かったので、買えませんでした。次の里帰りまでお預けです!
Commented by mariko789 at 2011-07-06 11:59
☆tamirinさん

歴史を封印している、まさにその通り!のコメントを有難うございます♪
Commented by mariko789 at 2011-07-06 12:02
☆メロンさん

近日中に、こちらの古墳の画像をアップできるかも。
古代人の骨とか・・・見たくないですね!(笑)
冷やし中華、大好きですよ~。夏の食べ物では一番好き!♪
Commented by mariko789 at 2011-07-06 12:05
☆克佳さんへ、続き

加納マルタ、加納クレタの姉妹も、また登場していますね。
私、マルタ島は二度行ったし、クレタ島は少し住んでいたので、とても他人とは思えません(笑)
どちらかというと、マルタ姉より、クレタ妹に、惹かれます。セクシーだから(笑)