桃 :俳句
2010年 09月 13日
疵ひとつなき桃を買ふ 生き日和 流星
(きずひとつ なきももをかう いきびより)
狂ほしき 顎にしたたる桃の汁 流星
(くるおしき あごにしたたる もものしる)
(白ハマナスの花)
季語:桃 【秋】
中東も、桃は豊富。
薄紅の、小ぶりで少し固めの桃を皮も剥かず、キッチンの流しに立ち、丸齧りにする
たっぷりとした果汁が、唇を濡らし顎にも滴り落ちてくる
それを手の甲で拭いながら、さらにかぶりつく・・・
野生の、命の、実感が込み上げてくる
今、私は、生きているんだな・・。。
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ありがとうございます! (敬称略)
中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼 (とし坊さまより)
おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼 (とし坊さまより)
愛孫の 桃尻の汗 生き生きと yamaoji
桃齧り 桃源郷は 何処と聞く Nong-Khai
山越えて 頬に滴る 生き日和 詩楽麿
白桃の 赤子の尻に 似たる顔 大地の便り 実に蓄えし 詩楽麿
良し悪しは他所の事なり秋の簗 よし
魚を浮かべる水にも心 流星
あおぐ顎したたる桃の汁を舐む 仁
~~~~~~~~~皆さまから頂いたコメントです~~~~~~~~~~~
投稿者:のんちゃん 投稿日時:2010年09月13日
桃をかじる なんだか「女」を感じます。
妄想しすぎ?
桃を買うときは傷確かに見ます。
投稿者:rei 投稿日時:2010年09月13日
沙羅の花、それだけで少女のイメージ
桃はもっと大人のイメージですね。
滴る汁に命を感じますね・
投稿者:とし坊 (-o-) 投稿日時:2010年09月13日
こんにちは!
>疵ひとつなき桃を買ふ 生き日和
>狂ほしき 顎にしたたる桃の汁
桃ですか~~~!
男にとって桃(白桃)は結構色っぽいオブジェ。もう少し
突っ込むと妖艶なイメージ。~~~これは一体どこから来
ているのだろうかと考えています。
ふっと西東三鬼が頭を掠めました。確か句集「夜の桃」に
ある次の二句。
・中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼
・おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼
三鬼も純真で且つ近寄りがたい思いを桃に持っていたよう
ですね。
今日の流星さんの二句に三鬼と同じようにとし坊も近寄り
難き思いを抱いてしまいます。(わっはっはぁ~~~)
投稿者:ぼたん 投稿日時:2010年09月13日
こんにちわ
桃って産毛の様なものがたくさんありますが・・洗って丸かじり・・って
大丈夫なのですか? 日本の桃は柔らかいですものね。
最近は、ビックリするほど甘い桃に合えないんです(私だけかも・・)
なんだか食べたくなりました・・(あはは)
投稿者:漫歩 投稿日時:2010年09月13日
細かい産毛が密集した無傷の桃。
私には齧り付くことなどとても出来ません。
両の手で柔らかく包み、頬に当てていつまでも感触をたのしみます。
女人とは本来残酷なのです。(笑)
投稿者:yamaoji (-o-) 投稿日時:2010年09月13日
お邪魔します、です!
桃の汁・・・・生き日和・・・・意味深で好きかも!
愛孫の 桃尻の汗 生き生きと、by yamaoji
まだ、小さかったころ、お尻をつたう愛の汗さへ、綺麗に見えた、そんなジージでした。
今、こんなことを愛に言ったら、きっとやな目で見られそうで、ここだけに書かせてください。
でも、そちらで桃・・・ピンときませんがそうなんでしょうね。
投稿者:sakurahime 投稿日時:2010年09月13日
< 疵ひとつなき桃を買ふ 生き日和
< 狂ほしき 顎にしたたる桃の汁
「狂ほしき」が曲者ですね!ことに「桃」と
コラボすると!!(爆)
手で、すーっと剥けるのが小気味良いですね♪
投稿者:鎌ちゃん (-o-) 投稿日時:2010年09月13日
こんばんは。
「疵ひとつなき桃を買ふ 生き日和 流星」
私は、あまり果物を食べない人間なのですが、桃はよく食べるんですよ。
この夏は、随分食べましたよ。
何故桃が好きなんだろう?・・・・きっと、〇〇さんのお尻の肌触り??
「狂ほしき 顎にしたたる桃の汁 流星」
>唇を濡らし顎にも滴り落ちてくる
そうそう、この滴り落ちる果汁がたまらんのですよ。
「生き日和」とは上手いですね。
>今、私は、生きているんだな・・・
なるほど、そんな感覚ですか。
投稿者:Nong-Khai (-o-) 投稿日時:2010年09月13日
桃齧り 桃源郷は 何処と聞く
たっぷりとした果汁…
最近の日本では少なくなりましたよ。
因みに此方は久々の雷雨でした。
明日からやっと秋に突入だそうです。
投稿者:詩楽麿 (-o-) 投稿日時:2010年09月14日
流星 様
う~ん『生き日和』とは、深厳・荘厳な表現に脱帽です。
日々『生き日和』でありたくもままならぬのが人生。故にまた楽し。
色々とご多用中にも関わらずこうした名表現をえぐり出すセンスは、才能そのものなのでしょうね。その備わりし才能を更に磨き上げて世界に轟く事を願う次第です。
山越えて 頬に滴る 生き日和
白桃の 赤子の尻に 似たる顔 大地の便り 実に蓄えし
投稿者:yoshiyoshi 投稿日時:2010年09月14日
良し悪しは他所の事なり秋の簗 よし
投稿者:流星 投稿日時:2010年09月14日
**のんちゃんさま
妄想してください~~
桃は、うっかり傷があるのを買ってしまうと、口惜しいですよねぇ。。
特に値段が高かった場合。。。
.
**reiさま
あ! このお花、沙羅のお花でしたか!(←無知まるだし)
こちら中東の桃は、子どもっぽいということで・・ご了解くださいませ~~(汗汗
.
**とし坊さま
桃が妖艶・・・それはそれはそれは~~~~
>中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼
「夜の桃」・・・なんて凄い句なのでしょ~~!!! 意味深なのに、わかりやすいし、色気も汁気もたっぷり❤
>おそるべき君等の乳房夏来る 西東三鬼
これも桃ですか! おそるべきは、三鬼さんの想像力ですわ。。男って奴は。。
>(わっはっはぁ~~~)
謎の高笑い。うーーむ。。。
.
**ぼたんさま
日本の桃とはちょっと違うみたいですよ~
産毛は目立たないし、皮も手で剥けないんです、
かといってナイフで皮を剥くと、実が減って勿体無いし(けち
でね、しつこくない甘さで、おいしいです♪ 送ってあげたいな~~
.
**漫歩さま
確かに、ビロードのような感触ですね♪
それを齧るのが快感なのです!
>女人とは本来残酷なのです。(笑)
ご明察!!
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**yamaojiさま
>愛孫の 桃尻の汗 生き生きと、by yamaoji
愛ちゃんの可愛いお尻~❤(らぶりー♪
柿も、イランからシルクロードを渡って中国へ伝来したそうな。そのあと日本ですね、
桃も葡萄も、日本より中東のほうが歴史はずっと古いと思います~(確かな情報)
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**sakurahimeさま
>「狂ほしき」が曲者ですね!ことに「桃」と
コラボすると!!(爆)
あっはっは(笑ってごまかす)
こちらの桃は、手ですーっと剥けない種類が多いのです、平べったいのとか、種類も豊富ですよ~♪
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**鎌ちゃんさま
実は、私も果物はあまり得意でないので、ミキサーにかけちゃうんですが、
桃とネクタリンだけは別です。あの丸齧りの快感が!♪
>〇〇さんのお尻の肌触り??
さぁて○の中に、誰の名前を浮かべようかな?(笑)
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**Nong-Khai さま
>桃齧り 桃源郷は 何処と聞く
地球からどんどん桃源郷がなくなってきましたね~~
昔はタイなんかもそうだったでしょうに・・・。。
やっと秋に突入、待ち遠しかったですね、今年は特に。。
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**詩楽麿さま
実は、最近、「死に日和」という逆説的な詩を読みまして、こちらは正攻法で「生き日和」と(笑)
なので、私のセンスではなく、はんぶんパクリです~
>山越えて 頬に滴る 生き日和
「滴る」という夏の季語で一句ですね♪ お上手です!
>白桃の 赤子の尻に 似たる顔 大地の便り 実に蓄えし
「大地の便り」。冴えてますね~~!♪
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**yoshiyoshiさま
>良し悪しは他所の事なり秋の簗 よし
魚を浮かべし水にも心 流星 (意味不明っちゃ!
投稿者:青萄 投稿日時:2010年09月14日
こんにちは~♪
「生き日和」・・新しい言葉ですね!
こちらは「逝き日和」ですが~(笑)
>疵ひとつなき桃を買ふ生き日和 流星
>狂ほしき 顎にしたたる桃の汁 流星
「顎にしたたる桃の汁」だけで充分にドキン!としますので、「狂ほしき」まではちょっとネ・・(^^ゞ
私は「生き日和」の方の句をいただきたいです、後からじんわりと効いてくるようです。
投稿者:青柳仁 投稿日時:2010年09月14日
> 狂ほしき 顎にしたたる桃の汁 流星
あおぐ顎したたる桃の汁を舐む 仁
そのまんま575で詠ませてください。
投稿者:al17 (-o-) 投稿日時:2010年09月15日
流星さん こんにちは~^^
滴る桃ちゃんの雫を連想してしまいましたら
急に桃が食べたくなりました!!
丸かじりしながら 時々歯で皮を剥きながらですよね~
正しく生き日和ですね。
お花はハマナスでしょうか?桃色で美しいです♪
そちらでも 桃が戴けるとは・・・良かったですね^^
昨日実家から 採れ立てのコシヒカリが届きました。
ふるさと日和ですわ~(笑)
投稿者:流星 投稿日時:2010年09月15日
**青萄さま
「逝き日和」とな? 実は最近、青萄さんのお句に「死」がでてきてドキっとしたんですよ~
「死」を思うというのは、逆にお元気な証拠と推察しておりますが~~
>「狂ほしき」まではちょっとネ・・(^^ゞ
納得ですぅ~! 最初は「悩ましき」だったんですが、推敲して「狂ほしき」にしましたが、なんか「違うな?」という感じがしてたんです。
「生き日和」のほうを取ってくださり、嬉しいです。私もこちらのほうが地味ですが、気に入っています♪
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**青柳仁さま
>あおぐ顎したたる桃の汁を舐む 仁
忠実な写生句なのに、官能的です!!
ありがとうございます。 脱帽~♪
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**al17 さま
桃、食べてください~~(笑)
日本は栗も出ているそうですが、こちらは栗はまだなんですよ~、来月かな?
お花は、たった今、「俳句の花図鑑」で確認したところ、白ハマナスですね!
さすがあきさん、詳しい!! いつも教えて頂き、ありがとうございます!
沙羅の花と似ていますが、葉っぱでハマナスと確定です。
採れたてのコシヒカリ!!
ふるさと日和、佳き日和~♪