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always over the moon

俳句、日記 &YouTube。YouTube「俳句LOVE」管理人。


by mariko789

涅槃西風(ねはんにし)  :俳句

石積の唄をさらふや涅槃西風  久遠 (旧:流星)
(いしつみのうたをさらうや ねはんにし)

 季語: 涅槃西風(ねはんにし) 【春】 ・天文


涅槃西風(ねはんにし)  :俳句_f0053297_10584090.jpg


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        ありがとうございます!(敬称略)


 ぼけ一輪咲きて試練の彼岸西風
        時の至るを待ちて吾もまた    鎌ちゃん 

 砂塵あり 駱駝の目には 長睫毛    yamaoji 

 食えもせで藍塵草はもの真似る     よし

 ロレンスの駱駝に見ゆる蜃気楼     よし

            



~~~~~~~~~皆さまから頂いたコメントです~~~~~~~~~~~

投稿者:臥竜 投稿日時:2010年03月21日
砂漠の末端のようですがさすが、、、。
砂嵐で埋れた町があるようですが、、涅槃西風はぴったりですね。



投稿者:漫歩 投稿日時:2010年03月21日
> いしつみの うたをさらうや ねはんにし <

日本の中世以降ずっと今日まで伝承されてきた和讃「賽の河原地蔵和讃」よろ
アラブから聞こえてきた流星さんの唄に心を打たれました。
何故か、気持ちが入り込んでいたからでしょうね。

この砂山の高さはどの位あるの?



投稿者:鎌ちゃん (-o-) 投稿日時:2010年03月21日
こんにちは。
「石積の唄をさらふや涅槃西風    流星」
涅槃西風が出ましたね。
荒涼たる砂漠を見るとき、賽の河原の石積の唄と重なるものがありますね。
こちらでは、昨日から黄砂を運ぶ強風が吹いています。
それはさながら、さらった石積の唄を運んできているかのようです。

私も以前、こんな短歌を詠んだことがあります。
 「ぼけ一輪咲きて試練の彼岸西風
         時の至るを待ちて吾もまた」
その頃は、彼岸の頃には、まだ木瓜が一輪二輪ほどしか咲いていませんでした。
それほど寒かった記憶があるんですが、ここ数年は、彼岸の頃に満開になっています。
それだけ、温暖化が進んだということでしょうか。

コメント有難うございました。
「お兄ちゃん、ありがとう!」でなく、「お爺さん、ありがとう!」が正解かと・・・・。



投稿者:チー 投稿日時:2010年03月21日
>石積の唄をさらふや涅槃西風    流星

素敵な記事を拝見しました。
ありがとうございます。



投稿者:遊子 投稿日時:2010年03月21日
いや〜、力作ですね。
真っ向から今住んでいる異国を撮り一句をつける。
なかなか出来ない至難の業!
お写真は、何とも言えない幻想にも見えるけれど、
右下の白亜のビル群の小ささが現実を突きつけていて印象的!

石積の唄をさらふや涅槃西風    流星

この砂漠に石積の唄・・・<しかし、この殺伐とした乾いた感じがぴったり。
さらふや涅槃西風・・・・<砂まじりの涅槃西風 が何もかも砂に埋めてしまいそうな勢いを感じさせます。
石積の唄・・・<と、季語=涅槃西風の響き、お見事!



投稿者:yamaoji (-o-) 投稿日時:2010年03月21日
砂塵あり 駱駝の目には 長睫毛 by yamaoji
感じたまんまですいません!
砂漠のラリーはF1より辛いと言われています、悟った人しか抜けられないのかもね。



投稿者:流星 投稿日時:2010年03月21日
**臥竜さま

ぴったしかんかん、砂漠の末端です
此の世には雪で埋もれる村もあり、砂に埋もれる町もあり・・・
こちらはそろそろ灼熱が迫ってきています(涙

**漫歩さま

漫歩さまのお宅に、書き散らした駄句を少し推敲いたしました
ちょっと感傷的になってしまいました
お彼岸のせいです、きっと・・・
この砂山は、50mくらいでしょうか、
下から登ったのですが、強風に煽られ、途中でギブアップしたくなりました!

**鎌ちゃんさま

そちらでは、黄砂ですか~
それも確か春の季語でしたね~~
中国のほうからの石積の唄が聴こえてくるのでしょうか

>「ぼけ一輪咲きて試練の彼岸西風
         時の至るを待ちて吾もまた」  鎌ちゃん

風に耐えている木瓜の花に、ご自分を重ねて、素晴らしい一首でございます!
拙句に綺麗な花を添えてくださり、ありがとうございます。 
・いえいえ、「お兄ちゃん」ということで~♪

**チーさま

こちらこそ、見てくださりありがとうございます。(^人^)

**遊子さま

俳句的ではない異国の写真に句をつける難しさは、私たち共通の課題ですよね~~
でもそこが強みかも知れないですよ~~~
この画像は、砂が風に飛ばされているところを強調したいばかりに、トリミングして画像が荒れてしまいました
元のままにしとけば良かったわー

>石積の唄・・・<と、季語=涅槃西風の響き、お見事!

いつもぴたっと私の意図にはまるコメントを下さるのは、さすがに遊子さま!

**yamaojiさま

>砂塵あり 駱駝の目には 長睫毛 by yamaoji

もう全くその通りです!!
あの駱駝の長い睫はそのためなんですよね~
流石に動物博士のyamaojiさまです!



投稿者:楽子 投稿日時:2010年03月21日
流星さん、こんばんは~

わぁ~
砂漠のお写真とお句がぴったりです~

砂漠の山の上の方、
風に吹かれて飛んでいますよね?

こちらは、今朝黄砂が凄かったですよ~



投稿者:流星 投稿日時:2010年03月22日
**楽子さま

この日は凄い強風が吹いていて、カメラの危機でした!
砂山の上、風に飛ばされる砂を目当てに撮った一枚です♪
楽子さんの黄砂の写俳、ただいま拝見してきました♪
さすがの写俳で感じ入りましたよ~~



投稿者:yoshiyoshi 投稿日時:2010年03月22日
食えもせで藍塵草はもの真似る     よし

ロレンスの駱駝に見ゆる蜃気楼     よし

花大根、諸葛菜、紫羅欄花(あらせいとう)
二つ名どころか幾つもの名を持つ菜
まったくろくなもんじゃねぇ。(笑)
もっとも春の大根も不味いから
真似るなら今だけだねぇ。

ロレンスは単に絵の印象でごじゃる。



投稿者:流星 投稿日時:2010年03月22日
**yoshiyoshiさま

>食えもせで藍塵草はもの真似る     よし

>花大根、諸葛菜、紫羅欄花(あらせいとう)
二つ名どころか幾つもの名を持つ菜
まったくろくなもんじゃねぇ。(笑)

あのぉぉぉ
私も、ペガサス、mariko789、流星 とみっつの名前を使い分けているのですが、あかん?
そういえば、昨日、「地獄の窯の蓋」という名前の花(きらん草)を季寄せで見つけ、
驚いたのでした。
色んな名前をもつ菜、俳句には使い分けて面白いかも・・・?

>ロレンスの駱駝に見ゆる蜃気楼     よし

アラビアのロレンス、実話ってとこが凄いですよねぇ。
百戦錬磨を生き抜いて、最後は交通事故で亡くなったんでしたっけ?(うろ覚え
by mariko789 | 2010-03-21 10:56 | Nikon D80 | Trackback