流れ星 :俳句
2009年 08月 31日
息絶へし魚の眸に流れ星 流星
横道に逸れてよろしき子蟹かな 流星
(よこみちに/それてよろしき/こがにかな)
◎ 季語: 蟹 【夏】 ・動物
蟹は蟹。
まっすぐに歩くなんてできません。
好奇心のおもむくまま、どんどん横道に逸れてゆく。
蟹に生まれたのですもの、それでいいのです。
ある夜、砂浜で、子蟹が魚と出会いました。
「魚さん、こんなところに寝ていると、僕が食べちゃうよ」
「あゝ、蟹の坊やかい。わたしはもう死んでいるんだよ。坊やに食べられれば本望ってものさ」
「死んでるって? それってどういうことなの?」
子蟹が、びくびくしながら魚の瞳を覗き込んだその時、
硝子のような瞳の中に、さーっと流れ星が飛んでゆきました。
そうか・・・死ぬって星の国にゆくことなんだね。
息絶へし魚の眸に流れ星 流星
(いきたえし/うおのひとみに/ながれぼし)
季語: 流れ星/流星 【秋】 ・天文
★またもや不気味な写真で、ごめんなさい!
(写真:ホアヒン・ビーチ, Nikon D-80)
★☆~皆さまから頂いた句です(敬称略)。ありがとうございます♪~☆★
うつくしき国を作らんと秋風に立つ kawazukiyoshi
コン・ファラン 兜煮だしたら しかられた 銀河王子
ぬすびとは流星 心奪われし とし坊
臨終に 子蟹と語る 鯛の目よ 詩楽麿
歩く先 死鯛と語る子供蟹かな 詩楽麿
台風の 渦中で兜煮 突く夕 のんかい
道をしへ三途の川の先までも 空見
息絶へし魚の眸に流れ星 (流星)
落ち行く先は海空の紺 空見
魚逝き その実で生きる 食物連鎖 yamaoji
「流星」ストーリー素敵です。ファンタスティック。
やりますね・・・誰にもついて行けない流星ワールド!
そうか・・・死ぬって星の国にゆくことなんだね。・・・<哲学があります。
魚の眸の流れ星も引き込まれるけど、子蟹の左足のすきとった色も臨場感があって惹き付けられる。
いや~、参った参った~、はこちらの台詞。
子供の頃、いっぱいの物語を作っていましたが、今はすっかりその気持ちが消えてしまって、、、、
あの頃の、綺麗な気持ちを取り戻したくなりました、、、、、 ^^)
いや~、なかなか手の込んだ写俳ですね。
流星さんは詩人でもあるんだぁ~~~。
写真・詩人・俳人と何でも来いですね。
不気味な写真といわれればそうですが素材設定と
創作力には頭が下がります。
敬意を表して1句。
・ぬすびとは流星 心奪われし とし坊
では、バイバイ・・・。
ファンタジーの中に ドキメンタリ−タッチを含んだストーリーが
切なく 私の心に食い込んで来ましたよ。
今命絶えようするお魚さんの目に流れ星。。。無念の涙かなぁ?
蟹さんも 実は頑張れーーーって 言ってるみたいね^^
>息絶へし魚の眸に流れ星 流星
胸キュン!!です。流石ですね〜お見事!!
私もまだ子蟹のような人生かも知れませんね。
横道ばかりそれて、いまだ、歩くべき道が見つかりません。
「息絶へし魚の眸に流れ星 流星」
感動の物語有難うございます。
>死ぬって星の国にゆくことなんだね
そう思って、死を受け入れられたら幸せだな。
よくぞ細かい部分に目配りされていますね。それだけセンスが研ぎ澄まされている事の現れですね。さらに死んだ魚が子蟹に語りかける演出は、いかに【蟹】もたいし【鯛死】たもの。
また、鯛の目に流れ星を見るなど、ロマンチックな方なのですね。
うっとり~~!
臨終に 子蟹と語る 鯛の目よ
歩く先 死鯛と語る子供蟹かな
生と死って、必ずやってくる事・・・ 昔の誰かが言いました、
生まれるって、あの世への一里塚って・・・これはあまりにも
具体的過ぎて、夢も希望も無い言葉ですが、 決して嘘ではないので
せめてその旅を精一杯、楽しく 面白く 生きてやるぞぉ~~って
いつも思っています。
でもさぁ、こう見えん事もないんだぜ。。。
魚 「蟹さ〜ん〜スキスキ〜〜♡ブチュ〜〜〜〜♡」
蟹 「いや〜〜〜〜〜〜ん♡」
魚 「なにみてんのさぁ〜」(流星さんにたいして)
わはははは〜〜
なぁ〜〜〜んてな!......Oh.......baby........
あぁ、いいですね!流星さんらしい’深い青色の詩’を見せていただきました。
死んだ魚さんは、蟹さんの中に取り込まれて、また細胞復活するのじゃないかな?
そういう循環は自然界に普通にあると思うの。鳥葬というのも、その思想かもと。。
でも最近は、人間が環境ホルモン汚染物質を体内に取り入れているので、鳥も遠慮するらしいのね(←ちょっとブラックだったかな?^^;)
この前言っていたボツの句、探したらまだありました。(≧∇≦)/ ハハハ
「道をしへ三途の川の先までも」←やはりツマラン句だなぁ( ̄□ ̄;)
>息絶へし魚の眸に流れ星 流星
<落ち行く先は海空の紺 空見
でも、魚の蟹の色で、鮮度の良いのを読み取れました。
こういうのを焼いたり煮たり蒸したり揚げたり・・・で食べれるんですよね、そちらじゃ。
魚逝き その実で生きる 食物連鎖 yamaoji
>やりますね・・・誰にもついて行けない流星ワールド!
そんなこと仰って下さるのは遊子さんだけですよ~~~
>子蟹の左足のすきとった色も臨場感があって惹き付けられる。
pcに入れてみたら、こんな色だったのか~と。
目が悪いので、PCで拡大するまで、何が写ってるか分からないという情けなさ。
>マメコブシガニは縦に歩くらしい、
それはぜひ一度お目にかかってみたいです!
>どこの世界にも変り者はいるもの、(笑)
あたし? あたしゃいたってまともでごんすよ。(そう云う奴が一番危ない)
うっふっふ、自覚症状あり、ですか?
私は、変わり者でいいと思ってます(開き直ってる 笑)
「鴨日和」、わざととぼけて、ごめんなさい!
>写真・詩人・俳人と何でも来いですね。
だったら嬉しいですねぇ。。。。
>ぬすびとは流星 心奪われし とし坊
す、すてきです~~♪
光栄のいたり!
流星ですから、ぬすみっぱなしで遠い遠い国に逃げてしまうかも!
>ファンタジーの中に ドキメンタリ−タッチを含んだストーリーが
切なく 私の心に食い込んで来ましたよ。
そんな感動巨編ではありませんってば(笑)
どんな作品でも、褒めて応援してくださるお友達は、
明日への活力です!
>横道ばかりそれて、いまだ、歩くべき道が見つかりません。
私も同じです。
この「蟹」は、自分を重ねて詠んだのです。
似たもの同士ですか?
私はもういつ死んでもいい気もするのですが・・・
>いかに【蟹】もたいし【鯛死】たもの。
座布団1枚~~!(笑)
>また、鯛の目に流れ星を見るなど、ロマンチックな方なのですね。
はい、浪漫に生きております♪
>臨終に 子蟹と語る 鯛の目よ 詩楽麿
>歩く先 死鯛と語る子供蟹かな 詩楽麿
よく写真を見てくださり、写生句をありがとうございます!
悲話になりましたね・・・
>せめてその旅を精一杯、楽しく 面白く 生きてやるぞぉ~~って
いつも思っています。
同感でーす!
でもね、なかなか楽しいこと、面白いことがなくて。。。
本とブログと、食べ歩きかなぁ❤
>砂に擬態できるかのカラーリングには驚きです。
細かく見てますね!
ほんと、そのとおりなの!
確かにキスしてるようにも見えますね(笑)
片一方が死んでいるだけに怖い(笑)
いつも楽しいコメントを、ありがとう~~baby・・・・
>そういう循環は自然界に普通にあると思うの。鳥葬というのも、その思想かもと。。
なるほど!!
至極納得でございます。魚さんも嬉しいことでしょう♪
>道をしへ三途の川の先までも 空見
いえいえ、私、好みです♪
三途の川の先まで、案内してくれる、道をしへを見つけたい!
>息絶へし魚の眸に流れ星 流星
<落ち行く先は海空の紺 空見
お見事な脇句をありがとうございます!!
海の紺、空の紺に溶けてゆくのね・・・・
>ギョッ(魚)っとさせられたお写真でした。
うっふっふ♪
そうきましたか~~
鮮度は確かに良いかもね。最近は、なんでも蒸したのが好きです♪
>魚逝き その実で生きる 食物連鎖 yamaoji
やはり食物連鎖ですよね。そうやって地球の生物は生きてきたのですものね。
鍵の件、処理しました。エキブロ、トラブルがあったようで、本当に’ごめんなさい!
びわ湖の水辺でも(魂の去った)
ブラック・バスが同じような眼をして浮かんでおりました・・。
・・で、TBしようと思ったのですが
以前、違う作品にしていましたね^_^;・・今回はスルーします。残念
追伸:(本館に)素敵なコメントを頂き有難うございます♪
作品を放送してもらった甲斐がありました。
これで今日は気分良く寝れます!(笑)
実は、わたくしも、克様の、”魂はいまどのあたり~”にTBさせて頂こうか、
どうしようかと、少し悩んだのですが、、
句意的に、以前TBさせて頂いた夏蝶の写俳のほうが適切。
と思い、今回はスルーいたしました!
写真的にかなり似ていますが、まねっこじゃないですよ~
影響はされているかも?(微笑み
>追伸:(本館に)素敵なコメントを頂き有難うございます♪
本当は、原稿用紙30枚ぶんくらい書きたいのですが!
皆様に石をぶつけられそうなので、遠慮しております♪
心のこもったコメントをありがとうございます☆
私もムーンリバー、大好きです!
ヘップバーンみたいに歌ってみたいですよね~~
>蟹のように、横道にそれてばかりのわたくし。
私もまったく同じです。
このまま人生、終ってしまうんだろうな・・という予感(笑)
cheさんは、そんなことありませんよ~(断言
素敵なお仕事があるのですもの!
本当に本当に、ありがとうございます。
(^人^)感謝っっ♪